僕に彼女ができるまで-1

大学1回生から、彼女ができた27歳までのいきさつに関するドキュメンタリー的な連載になります。

 

 

【大学一回生】

当時は実感がなかったですが、大学への進学は、これまで敷かれたレールの上を進む人生から自分で行き先を決める人生へ切り替わった瞬間だったと思います。

 

森見登美彦氏の四畳半神話大系にあこがれて京都の大学に入学した私は、最初に手当たり次第にサークルの新歓へ参加しました。

 

登山、トライアスロン、自転車、麻雀、文芸部……

 

登山は冬山がネックでやめ、トライアスロンは金銭面での負担が大きすぎてやめ、麻雀は一晩で2万円くらいが動くのでこちらも金銭的に厳しくてやめ……

文芸部は自分よりキツめのオタクっぽい人と接しているうちに冷めてきたのと、活動内容に執筆が入っていてのがキツくてやめました。

そのくせ今になってドキュメンタリーを書き始めるという矛盾よ

 

結局自転車サークル一本で決まりました。

 

 

 

それに並行して、大学に入ってツイッターを始めたので、大学の知り合いをフォローして実際に会ったりします。

 

結局、ツイッター経由で30人くらいと会いました。

ほとんど男ですが、まあ一部女子とのワンチャンもあったりして、惜しいことをしたと思うこともありました。経験不足だったのだと思いますが、今振り返れば全て良い経験でした。

 

 

 

 

【大学二回生】

キャンパスが移動し、また新たな出会いがありました。

 

大学の学食でバイトを始め、そこで一緒に仕事をしていた女子に恋をします。

可愛くて活動的で、登山部に所属をしていたので趣味の登山へも一緒に行けるんじゃないかと目論見を立てていました。

 

しかし、その目論見は3か月で崩壊します。

フラれた時のセリフは「あなたに使う時間がもったいない」でした。

 

 

 

僕は当時、どうしても彼女がほしかったので、

というのも、彼女さえできれば精神的な童貞的なものを脱せると思っていたので、

結構真剣に彼女が欲しいと思っていました。

 

正直、彼女が欲しい以外の悩みが特になかったので、私の彼女が欲しいという欲求はますます拗れていきます。

 

サークルに女子が入ったときはワンチャンを狙ってみたり、学外のバイトを始めて(学食のバイトは半年で辞めた)ワンチャンを狙ってみたり、ツイッターで出会った人とワンチャンを狙ってみたり。

 

詳細は伏せておきますが、今思えば良い経験だったと思います(2回目)

 

 

ヒッチハイクで東京へ行こうとしたこともあります。

 

この頃はファッションセンスが最悪だったこともあり、ただの不審者でした。

黄色のシャツの上に、GAPで買ったサイズの合っていないジャケットを着ていました。

 

京都南ICの近くでやっていたのですが、結局一度も乗れずに終わりました。

今やりたいかと言われれば、やりたくはないですね。

 

 

 

【大学三回生】

やっぱり彼女がほしい。

 

それ以外の悩みがなかったこともあって、結構真剣に悩んでいました。

 

サークル内での出会いというのはこの辺りから諦めていて、新しいバイトを始めたり、学外とのつながりを探したり、ナンパを真剣に考えたりします。

 

 

バイトは祇園のフレンチレストランでフロアの仕事をしていました。

一応出会いは2回ほどありましたが、実りはしませんでした。

 

学外のイベントも参加するようにはしていましたが、なかなかウマが合いません。

こんなこと言うのもどうかと思いますが、ある程度近いバックグラウンドで育った人とじゃないとの会話はあまり楽しくないです。

 

ナンパは少しチャレンジをしてみたこともありますが、やはりなかなか難易度が高いです。今やったとしても成功しないと思います。

 

 

 

出会いを求める一方で、自分磨きについても考えていました。

 

特に服です。

 

最初はGAPとかユニクロで買っていました。

 

そこから京都のロフトマンや藤井大丸へ行ってみましたがやはり高い。

Beamsセレクトショップも結構な値段します。

 

なので、ゾゾユーズドなんかも覗きましたが、結局自分に合う服が何かが全くわからない。

 

そこで私が最初に目指したのはアメカジスタイルです。

ジーパンにシャツ、冬はセーターを着るような感じです。

 

しかし、新品で買えばジーパンが1.5万円、シャツが1万、セーターが2万弱くらいとやはり高い。

 

そこでアメ村のFLAGという古着屋へ行くようになりました。

ここならシャツもセーターも5000円ほどで買える。

一気に持っている服の数が増えました。

 

 

モテる服と、オシャレは違うと思います。

今思えば、この時着ていた服がモテる服だったとは思いません。

ただ、とても良い経験になったとは感じています。

 

今は結局、スウェットや、アウトドアウェアの普段使いに落ち着きましたね。

 

 

つづく