日本百名山 南アルプス編-1(北岳、間ノ岳、塩見岳)
今年の6-7月に塩見岳(日帰り)と北岳+間ノ岳(1泊2日)をやってきました。
我々が行ったときは天気がそこまでよくなくて、あまり感動はしなかったのですが、記録として残しておきます。
南アルプスは標高が3000mを超える山が多いのですが、私は2500mを超えてくると高山病なのか頭が痛くなってきます。なので、南アルプスはロキソニンが必須装備でした。
・塩見岳
前日は道の駅 歌舞伎の里大鹿に泊まり、4時に出発。
登山口の鳥倉林道は5時スタート。
行程はトータルで24㎞。標準のコースタイムは16時間なので、1泊2日を覚悟して三伏峠までテント装備を担ぎあげる。結論から言うと、塩見岳は往復で10時間ほどで帰ってこれたので、日帰りで登頂できた。
三伏峠まではガンガン登って標高を上げる。
テント装備を持っていたこともあり若干きつかったが、2時間ちょいで三伏峠まで登り詰める。テント装備は三伏峠にデポして塩見岳へ向かう。
あまり天気は良くない。
休憩はほとんどせず、10時ごろに塩見小屋(営業していない)に着く。
ここから塩見岳にかけてはちょっとした岩場があり、少しスリルが感じられた。
私は塩見岳が初めての南アルプスだったが、一定の標高で赤い岩の地層(鉄分を含んでいる?)を見て少し驚いた。他の南アルプスでも同じ標高で似たような地層がみられる。
緑も少なく、あまりきれいな景色とも言えない…
塩見岳山頂にて。11時前だったと思う。
南アルプスの魅力の一つは豊かな植生(特に、高度が高い地点でも苔の生えたきれいな森林があること)だと思う。塩見岳はそういった点(きれいな苔の森)は評価できるが、三伏峠を過ぎてからの展望は天気の関係もあってかあまり魅力的だと感じられなかった。
登山口の広河原から北岳を登り、そこから間ノ岳・農鳥岳へ縦走するプランを立てていたので、車は奈良田へ駐車し、広河原へはバスで向かうこととした。
朝6時頃のバスで広河原へ向かう予定だったが、6時台のバスはハイシーズンしか運行しておらず、一番早いのが8時台のバスだった。6時には奈良田についていたが、バスがないことが判明したので、車で寝て時間をつぶした。
広河原をスタートできたのは9:40頃。芦安からは6時台のバスがあったので、ほとんどの登山客は7時には広河原をスタートしているようだった。
登り始めると、おそらく白根御池小屋に泊まっていた登山客がそこそこ下ってくる。
意外と女性のみでのグループが多い。
白根御池小屋、結構きれいそうに見えた。
ここから草すべりで一気に斜度がきつくなる。
テント装備なのか重そうな荷物を持っている人が集団でゆっくり歩いていたので、追い抜いていく。我々はテント装備だが、食料と睡眠道具を削っていることもあり、荷物は10㎏未満で非常に軽い。
稜線へ。
11時過ぎには北岳肩の小屋に着いた。
我々が泊まるのは北岳小屋のキャンプ場なので、肩の小屋では10分ほど休憩して出発。
12時ごろ登頂。登山口の標高が高いこともあって、そこまでつらい感じはなかった。
ただ、標高が高いために頭痛はしていた。
明日登る間ノ岳を望む。
北岳小屋には14時頃到着し、チェックイン。コロナの関係もあってキャンプ場ですら予約が必要だった。(ただし入金期限が宿泊日の3日前で、3日前を過ぎると一気に予約枠が空く)
夕飯は小さなカップ麺、レトルトカレー、アルファ米を食べて就寝。
標高が高くて頭痛がしていたので酒は飲まず、ロキソニンを飲んで寝た。
翌日、天気は急変して視界はほとんどなかった。
4時に起床、朝食を食べて5時に出発した。
間ノ岳に登頂するも、まったく展望は晴れなかった。残念。
農鳥小屋。水を販売していたので500ml買おうとしたが、1L未満は販売していないとのことで断られた。500mlしかいらないのに1L買って500mlを捨てるのが憚られた。管理人の耳が遠く、説明するのが面倒だったので結局水は買わなかった。
水場はピストンで往復20分ほどかかるとのことだったので、給水はあきらめた。結局、ここで汲まなくても水は全然足りた。
全然晴れる気配がなかったので下山開始。
降下点までは縦走、降下点からは北アルプスの薬師沢のような嫌らしい下りが続く。
一気に標高を下げて大門沢小屋へ。
ここでは水を補給。
大門沢小屋からは渡渉もしながら進んでいくが、ある程度進んだら林道へ合流し、道が舗装される。舗装路をしばらく歩くとバスで通った道に出る。そこから少し歩いて駐車場へ。ゴール。
そんな感じで、北岳はかろうじて晴れたものの展望は微妙、塩見岳は曇っていて魅力がよくわからず、間ノ岳はそもそも展望がなかった。
そんな感じで南アルプスには微妙な印象が残ったが、次の悪沢岳や聖岳は良い経験を期待している。
以上
日本百名山 美ヶ原・八ヶ岳編
結論から言うと、アクセスも景色もよく、大変コスパの良い百名山でした。(私は関西から行ったのですが、東京からのほうがアクセスが良いという事実に大変驚きました。)
両方とも日帰り。土曜日に蓼科山、日曜日に八ヶ岳を登りました。
・蓼科山
日帰りで行ける絶景。同行人が土曜日の朝に仕事の打ち合わせをしなければいけなかったので、名古屋を9時に出発し、諏訪湖に12時前、蓼科山の登山口に着いたのは13時。
多分メジャーな登山口はロープウェイのある7合目か駐車場の広いすずらん峠だと思いますが、我々は流源橋からスタートしました。登りと下りが別ルートになる以外は特にメリットないです。
コースタイムは5.6時間ほどでしたが、我々の脚力であれば3時間ちょいで行けることが分かっていたので、ガンガン飛ばします。
最初は少し一気に標高を稼ぎ、中盤は少し斜度が緩くなります。1時間ほどで蓼科山荘へ。ミズノが製造したTシャツが売られていました。
(ミズノの製品は品番の最初2桁がBUを示しており、アウトドアラインは品番がB2(古いものはA2)から始まるのですが、ここで売られていたTシャツは87から始まっていました。受注生産ラインだからでしょうか。)
蓼科山荘からは一気に斜度がきつくなり、若干ロッククライミングっぽい道になります。私が得意とする道でもあります。
山荘からはロープウェイの7合目登山口から来ているお客さんが増えるので、一気に登山客の数が増えます。それをガシガシ追い抜いて登っていきます。
登山開始から2時間かからないうちに山頂に着きました。
登山口がすでに標高1700mほどあるので、実際の獲得標高は800mほどです。余裕ですね。
蓼科山は山頂が広く平らになっており、端まで行くと展望が良いです。
山頂はガスっていましたが、風が強くなると一瞬雲が晴れるので、その瞬間を狙って写真を撮りました。山頂には1時間弱いたでしょうか。
下りはすずらん峠のほうへ降りていきます。最初は結構急な岩場です。
標高を下げていくと南アルプスっぽい苔の生えた森林地帯になります。
1時間もしないうちに舗装路まで来て、さっきまでいた山頂を見ながら下っていきます。17時前には駐車場に戻り、3時間ちょっとの山行でした。
降りてからは白樺湖にちょっと寄り道。
夕飯は長野の二郎系ラーメン、麺屋六方へ。
私はモヤシアレルギーなので野菜なしで。ニンニクをマシマシにしてほしいと頼んだところ、なぜかアブラがアホほど増されたラーメンが出てきました。ニンニクは普通。
麺と一緒ならアブラ食べられますが、アブラ単体だと吐きそうになるので、アブラは半分くらい残してしまいました。
この日は諏訪のネカフェに宿泊。
途中の農道では朝4時から皆さん総出で野菜の収穫をしていました。暑いから?
5時に登山口に到着。市街地から近いのも良ポイントですね。
ここからしばらく未舗装路を走ると赤岳山荘まで車で行けるのですが、車高が低いこともあって我々は八ヶ岳山荘スタート。
行きは北沢ルート、帰りは南沢ルートを取ります。
前日の疲労もあるが、ペースを上げる。
7時には赤岳鉱泉に着く。そこから硫黄岳へ標高を上げていく。
稜線に出ると一気に視界が開ける。
ここまでくればもう最高の連続だ。
硫黄岳山頂。ここから縦走ルートの赤岳までを望むことができる。
よくわからないけどかっこいい地形。
硫黄岳からは横岳、赤岳と縦走していく。
途中からは富士山をチラチラ見ながら距離を詰めていき、大変楽しい。
まあまあ高度感がある。
横岳まではそこまで厳しい感じではなかったが、横岳から赤岳にかけてはそこそこの岩場があり、ちょっとスリルがある。
富士山が見えるとテンションが上がる。
やっぱ独立峰やで。
岩場は渋滞しがち。
だんだん富士山への距離が詰まり、テンションが上がる。
岩場は結構急。
赤岳山頂が見えた。
赤岳山頂にて。富士山がきれいに見える。
10時ごろ下山開始。
下りは結構急。そして渋滞してる。
周りの山もみんな立派。素敵です。
階段も使って一気に標高を下げる。
さっきまでいた山頂を見上げてみる。
あっという間に行者小屋まで下ってきてしまい、そこからは涸れた沢を経由して標高を下げていく。標高を下げていくとやっぱり立派な苔の生えた森林帯に入る。
12時過ぎには下山して、車に乗って近場の温泉、もみの湯へ。
ここはサウナの温度が非常に高く、水風呂はおそらく天然水でひやひや。
最高に整いました。
きれいなアジサイを見ながら諏訪へ下り、諏訪から高速に乗って帰りました。
二日間で絶景を巡り、非常にコスパの良い日本百名山だと実感しました。
終わり。
日本百名山巡り 九州編(霧島・阿蘇・祖母山)
おつかれさまです
メールの書き出しはほとんど、「お世話になります」か「おつかれさまです」なので、この導入が一番自然に感じます。
今年のGWは7連休が取れたので、九州の日本百名山を回収してきました。
屋久島(宮之浦岳)と開聞岳は去年登頂しており、九重は幼少期に登っているので、今回の行程で九州の日本百名山はコンプリートしたことになります。
【概要】
4/29 新幹線で福岡へ移動。駅前でレンタカーを借りて霧島へ移動。キャンプ。
4/30 霧島(韓国岳)登山。熊本へ移動し、市内でホテル泊
5/1 阿蘇登山。高千穂でキャンプ。
5/2 祖母山登山。阿蘇でキャンプ。
5/3-5/4 レンタカー返却。博多で食い倒れ
【霧島(韓国岳)】
えびの高原に有料駐車場があるので、そこに駐車して登山開始。8時頃。
駐車場から、遠くで火山ガスが上がっている様子が見える。
最初は火山ガスが流れてきて多少息苦しい感じもあったが、しばらくして標高が上がると気にならなくなる。
中腹から硫黄山の火山口が見える。
標高を上げていくともともと火山口だっただろう箇所が見えるようになる。
なかなか雄大な景色で清々しさがある。
大浪池は周りの雲海も相まって雄大に見える。綺麗な青さ。
山頂へは2時間もかからないうちに到着した。
リードに繋がれた柴犬も登ってきており、そこまで登山の難易度が高くないことが伺える。登山口の標高は1200mなので500mUP。
頂上付近からは新燃岳(しんもえだけ)が確認できる。
火山ガスをモクモクと吐き出しており、まさに活火山という感じである。
2㎞以内は立ち入り禁止となっている。
この日は大浪池の方向へ下り、そこからえびの高原の登山口へ下山した。
8時頃登りはじめ、下山したのは12時頃。イージーな山行だった。
この後雲がでてきて大浪池は雄大な風景を見せる。
下山途中では空中に浮いている足場などがみられて面白かった。
この日は熊本市内へ移動してホテルに宿泊。
熊本ラーメンはそこそこ美味しかったが、単純にニンニクの効いた博多ラーメンだった。あと、熊本市内は思っていたより都会だった。
【阿蘇山】
この日は熊本を6時に出発し、8時ごろに草千里に着いた。
草千里はいつも曇り。この日登山後には晴れていたが、あまり良さは感じなかった。
草千里は曇りで静かな方が雰囲気があって良い。
観光をして、登山を開始したのは9時頃だった。
火山活動によって火口1㎞以内は立ち入り禁止になっており、登山ルートがわかりづらかった。
登りはじめは火山灰が蓄積した枯山水みたいな景色だった。
そして、さらに進むとさらに灰色の景色が広がっていた。
一面灰色の世界である。これはなかなか見ることのできない景色だと思う。
写真だとあまり規模感が伝わらないが、大規模ながけ崩れや地盤変動がみられる。
登山コースは所詮観光客向けだろうと高を括っていたが、北アルプス並みには崖っぽいところを登らされて、登山初心者だと少し厳しそうだなという感じだった。
風も強かったが、天気が良くてちゃんと装備さえ揃えていれば誰でも登れるとは思う。
登山を始めて2時間ほどで登頂
この日は天気がよく、中岳から阿蘇の火口を覗くことができた。
一面灰色の世界で、なかなか刺激的な風景だったと思う。
一面灰色の阿蘇山。
草千里とは正反対の、登山をしなければ体験できない世界だった。
この日は翌日の祖母山登山口に近い、高千穂にてキャンプした。
晩飯はクスクスを食べたけれど、調理簡単で美味しくてキャンプ向きだと感じた。
【祖母山】
正直、しょぼい山である。
私は深田久弥の日本百名山はまだ読んでいないが、九州の他の百名山と比べると祖母山は正直しょぼい山である。
深田久弥は神原登山口から登ったようだが、キャンプ場から近かったので私は北谷登山口から登り、神原登山口へ下るルートを取った。
朝6時過ぎに北谷登山口を出発。
前日阿蘇山を一緒に登ったメンバーは疲れたとのことで、今回は私ひとりでの登山だった。
コースタイムは登りが3時間、下りが2.5時間となっていた。
しかし、6時13分に登りはじめ、7時30分には山頂に着いてしまう。
そして下山が完了したのは9時20分である。
コースタイムより2時間以上も早く終わってしまった。
北谷登山口からのコースはあまり展望は良くなかったが、山頂近くから出てきた一面の霜柱が宝石のようで、ちょっと感動する綺麗さだった。
写真だとあまり良さが伝わらない。
祖母山だけに、焼きそば山(嘘です)
神原登山口への下りは若干きわどい箇所があるものの、基本的にはイージーで、特に植生も展望もパットしたものは見つからないまま下山した。
唯一、滝は立派だっただろうか。
神原登山口には、深田久弥が祖母山を「品格の山」と称したという旨の看板が立っていた。正直そこまで品格を感じられなかったというのが正直なところである。
この日は阿蘇の道の駅で温泉に入り、阿蘇のキャンプ場でBBQをした。
私は九州の鶏のたたき(ほとんど生の鶏がスーパーで売られている)が好きで毎日食べていたが、同行者には最後まで理解されることはなかった。
【大観峰】
パラグライダーは死ぬまでに一度やりたいですね。
田んぼがモザイクみたいですごくオシャレでした。
終わり
僕に彼女ができるまで-1
大学1回生から、彼女ができた27歳までのいきさつに関するドキュメンタリー的な連載になります。
【大学一回生】
当時は実感がなかったですが、大学への進学は、これまで敷かれたレールの上を進む人生から自分で行き先を決める人生へ切り替わった瞬間だったと思います。
森見登美彦氏の四畳半神話大系にあこがれて京都の大学に入学した私は、最初に手当たり次第にサークルの新歓へ参加しました。
登山、トライアスロン、自転車、麻雀、文芸部……
登山は冬山がネックでやめ、トライアスロンは金銭面での負担が大きすぎてやめ、麻雀は一晩で2万円くらいが動くのでこちらも金銭的に厳しくてやめ……
文芸部は自分よりキツめのオタクっぽい人と接しているうちに冷めてきたのと、活動内容に執筆が入っていてのがキツくてやめました。
そのくせ今になってドキュメンタリーを書き始めるという矛盾よ
結局自転車サークル一本で決まりました。
それに並行して、大学に入ってツイッターを始めたので、大学の知り合いをフォローして実際に会ったりします。
結局、ツイッター経由で30人くらいと会いました。
ほとんど男ですが、まあ一部女子とのワンチャンもあったりして、惜しいことをしたと思うこともありました。経験不足だったのだと思いますが、今振り返れば全て良い経験でした。
【大学二回生】
キャンパスが移動し、また新たな出会いがありました。
大学の学食でバイトを始め、そこで一緒に仕事をしていた女子に恋をします。
可愛くて活動的で、登山部に所属をしていたので趣味の登山へも一緒に行けるんじゃないかと目論見を立てていました。
しかし、その目論見は3か月で崩壊します。
フラれた時のセリフは「あなたに使う時間がもったいない」でした。
僕は当時、どうしても彼女がほしかったので、
というのも、彼女さえできれば精神的な童貞的なものを脱せると思っていたので、
結構真剣に彼女が欲しいと思っていました。
正直、彼女が欲しい以外の悩みが特になかったので、私の彼女が欲しいという欲求はますます拗れていきます。
サークルに女子が入ったときはワンチャンを狙ってみたり、学外のバイトを始めて(学食のバイトは半年で辞めた)ワンチャンを狙ってみたり、ツイッターで出会った人とワンチャンを狙ってみたり。
詳細は伏せておきますが、今思えば良い経験だったと思います(2回目)
ヒッチハイクで東京へ行こうとしたこともあります。
この頃はファッションセンスが最悪だったこともあり、ただの不審者でした。
黄色のシャツの上に、GAPで買ったサイズの合っていないジャケットを着ていました。
京都南ICの近くでやっていたのですが、結局一度も乗れずに終わりました。
今やりたいかと言われれば、やりたくはないですね。
【大学三回生】
やっぱり彼女がほしい。
それ以外の悩みがなかったこともあって、結構真剣に悩んでいました。
サークル内での出会いというのはこの辺りから諦めていて、新しいバイトを始めたり、学外とのつながりを探したり、ナンパを真剣に考えたりします。
バイトは祇園のフレンチレストランでフロアの仕事をしていました。
一応出会いは2回ほどありましたが、実りはしませんでした。
学外のイベントも参加するようにはしていましたが、なかなかウマが合いません。
こんなこと言うのもどうかと思いますが、ある程度近いバックグラウンドで育った人とじゃないとの会話はあまり楽しくないです。
ナンパは少しチャレンジをしてみたこともありますが、やはりなかなか難易度が高いです。今やったとしても成功しないと思います。
出会いを求める一方で、自分磨きについても考えていました。
特に服です。
最初はGAPとかユニクロで買っていました。
そこから京都のロフトマンや藤井大丸へ行ってみましたがやはり高い。
なので、ゾゾユーズドなんかも覗きましたが、結局自分に合う服が何かが全くわからない。
そこで私が最初に目指したのはアメカジスタイルです。
ジーパンにシャツ、冬はセーターを着るような感じです。
しかし、新品で買えばジーパンが1.5万円、シャツが1万、セーターが2万弱くらいとやはり高い。
そこでアメ村のFLAGという古着屋へ行くようになりました。
ここならシャツもセーターも5000円ほどで買える。
一気に持っている服の数が増えました。
モテる服と、オシャレは違うと思います。
今思えば、この時着ていた服がモテる服だったとは思いません。
ただ、とても良い経験になったとは感じています。
今は結局、スウェットや、アウトドアウェアの普段使いに落ち着きましたね。
つづく
僕はなぜアークテリクスを買うのか & 22SS アークテリクス新商品
一般的に高いと思われているアークテリクスを、 僕は大学の時に古着屋でアークテリクスを買って以来気に入ってきているのですが、その理由を簡単に書いておこうと思います。
〈目次〉
①アークテリクスはなぜ高いのか?
②アークテリクスにこだわる理由
・やっぱり使いやすい
・山でも街でも違和感がない
・新しいテクニカルな素材を真っ先に使用している
③22SS アークテリクスのBetaシリーズリニューアルについて
①アークテリクスはなぜ高いのか?
まず何と比べて高いのか?
定番のアウトドアウェアといえばモンベルとThe North Face(TNF)の2択でしょう。
モンベルの定番ハードシェル ‐ ¥26,180
ノースフェイス特に定番とかないと思いますが
GORE-TEX ジャケット ¥33,000
Future Light(TNF独自の防水生地) ジャケット ¥52,800
一方でアークテリクス
一番値段の安いハードシェル Zeta SL ¥44,000
モンベルと比べて+¥17,820 TNFと比べて+¥11,000
こうして見ると高いですね。
なぜ高いのか?
それは代理店(前Sun West、今アメアスポーツ)が高級路線で売り出しているからです。
アークテリクスは本国(カナダ)で買うとかなり安く手に入るのですが、日本ではセールもなく、定価も高めに設定されています。
アメリカでUSD350(現行レートで約4万円)のジャケットが日本では45,000円+税。
1割高くらいですかね。
それでいてセールをほとんどしません。
かろうじてアウトレットでは3~5割引きで買えるくらいです。
一方でモンベルとTNF(Goldwin)は両方とも日本のブランド。
アークテリクスがカナダで安いように、両ブランドは日本で安く手に入ります。
TNFはセールで3割引きくらいになりますし。
なので、アークテリクスが特に高いのは日本の代理店のせいです。
②アークテリクスにこだわる理由
高いのになぜ使うのか?と思うかもしれません。
ハードシェルを買い替える際は毎回色々なブランドのウェアを見るのですが、結局機能面でアークテリクスに落ち着きます。
私がハードシェルに求める点は以下です
・ポケットの位置、サイズ
…アークテリクスの定番ウェアはポケットが大きく、500mlペットボトルが普通に入ります。ポケットが小さいウェアは意外と多いです。
・フードのサイズ
ヘルメットの上からもかぶれて、調整のしやすいものが必須
・全体のサイズ感(特に丈)
TNFは丈が短い傾向にあり、あまり好きではないです。
シルエットもタイトで冬に重ね着しづらい。
・袖のテープ
マジックテープで調整できるものが必須です。TNFはここが大体ダサい。
・デザイン
カッコいいかどうか。ゴアテックスは最初、赤とか蒼とか原色系の色しかなかったのですが、その頃からアークテリクスは自社で染色して雰囲気のあるウェアを出してました。
こういった点を全て満たすウェアがなかなかなく、あったとしてもそのブランドのフラグシップで6~10万円くらいするケースがほとんどです。
そうなると、同値段帯でアークテリクスが買えてしまいます。
また、アークテリクスは街で着ていても違和感がありません。
モンベルを着ていたらこれから登山に行く人みたいになり、TNFもタイトなシルエットだとそういう雰囲気が強くなりますが、アークテリクスは街で着ていてもあまり違和感がなく、着やすいです。
丈夫なのでラフに着られますし。
そして、後述しますが最新の生地を真っ先に使用しています。
もともと止水ファスナーを開発したのもアークテリクスですし、最近でも引手やコードストッパーに樹脂製の操作性の高いものを次々導入しています。
高いモデルでは動きの鈍いラミネートの止水ジッパーではなく、引きが軽い防水のジッパーが使用されていたりします。
こういう点を総合的に鑑みると好きなんですよね。
③22SS アークテリクスのBetaシリーズリニューアル
アークテリクスで山用のベーシックな型がBetaです、
これまではSL(軽量)、LT(少し軽量)、AR(4シーズン)、SV(厳冬期)の4種類で展開されていましたが、リニューアルされてより特化したモデルになりました。
・Beta(無印)
アークテリクスの防水シェルで一番安い、入門モデル。300gでやや軽め。
・Beta LT Hadron
新モデル。スリップストップでLCP(液晶ポリマー)を使用しており、軽量で高強度。
衣料用でLCPが使われているのはおそらくこれが初めて?255gとかなり軽量。
・Beta LT
395g。Beta無印との違いが正直分からないが、おそらくシルエットがよりルーズなんだと思う。
・Beta AR
Gore-tex Proの摩擦に強い生地を使用したウェア。455g。一年中使うならこれ。
前からBeta SVの存在意義を疑問に思っていたのですが、22SSでは出ていません。
最新のLCPを使用した軽量に特化したモデルと、通常の生地を使用したモデル、耐久性を上げた4シーズンモデルなど 同じモデルで差をつけて4種類売り出すのはアークテリクスだけです。他のブランドだとまず1,2種類しか防水のウェアがなく、これほどの選択肢は用意されていません。
このように、従来のラインナップを捨ててまで機能性を追求するアークテリクスの姿勢が僕は好きです。
アウターシェルの選び方
ベースレイヤー、インサレーションと続いたウェアの選び方シリーズもいよいよ最後のアウターシェル編です。
過去の記事はこちら
アパレルメーカー社員による登山・自転車用のインナー考察 - 葦原計劃
説明することが多くてどうしても長くなるので、先に結論を書いておきます。
・夏は極論何選んでもいい。安くて軽いのが良いと思う
・ポケットの場所/大きさや、フードのサイズ感は重要
・秋から冬、冬から春は保温性のあるモデルを選ぶべき
まず素材の説明から入ります。
防水ウェアの生地メーカーは大きく分けて2つ、Gore-texとPertexになります。
①Gore-tex Shakedry
Gore-texの表地を廃した軽量モデル。異常に軽く、生地の撥水性が落ちない
(普通は表地が汚れると撥水性が落ちるが、このモデルには表地がない)
服の内側から湿気を逃がす通気性が非常に高い。
しかし耐久性に難がある。
②Gore-tex Paclite(2L - 2 Layer)
Gore-texの裏地を廃したモデル。裏地がShakedryみたいなテカテカ生地です。
軽いが若干べたつき感があり、濡れてるとひんやりする。
③Gore-tex Paclite Plus(2.5L - 2.5 Layer)
Gore-tex Pacliteの裏地代わりにラミネートを施したモデル。微妙な凸凹があります。
凸凹によって肌に触れる表面積が減るため、濡れた時のひんやり感が低減される。
④Gore-tex Active(3L ‐ 3 Layer)
一番ベーシックなゴアテックス。
表地・メンブレン・裏地の3層。裏地がトリコット(経編)のモデルがC-knit
一番バランスが取れているモデルです。
⑤Gore-tex Pro(3L ‐ 3 Layer)
全て表地+メンブレン+裏地の3層です。
2020年頃アップデートされ、Proの中にも3モデルあります。
1.Most Rugged
タグのPROの文字が白地に赤で書かれているのがMost Rugged。ひっかきなどへの耐久性が高く、なおかつ皮脂による撥水性の低下が起こりにくいモデルです。
2.Most Breathable
こちらは赤に白抜きの文字です。
少し細い糸を使っていて軽く、湿気を逃がす透湿性も高いモデルです。
③Stretch
追加で上の画像のようなタグが付いています。
若干ストレッチがあります。(本当に若干ですが)
別のGore-tex Proと組み合わせて、ストレッチが必要な箇所のみに使われていることが多いです。
黒地に白でPROと書かれているのは旧Goretex proで、全てMost Ruggedと同じコンセプトの生地です。
これらのGore-tex の何が違うの?
と言うと、生地の厚みと耐久性です。
Gore-tex Activeが一番ベーシックなタイプ。
ShakedryやPacliteはActiveより層が薄くて軽量なタイプ。
ただし耐久性は劣ります。
Gore-tex ProがActiveより耐久性の高いモデル。
ここでいう耐久性とは、外層のひっかきへの耐久性が高く、皮脂が生地に付着しても防水性・通気性が落ちにくいという点を指します。
Pertex Shield
こっちは使ったことがないので正直あまり詳しくないです
①Pertex Shield Pro
PUによるメンブレン層を持つ生地で、ゴアテックスとほとんど同じ構造です。
多分Goretexより細い糸を使っており、生地が薄め。
②Pertex Shield
内側が疎水性、外側が親水性で体から発した水分を生地の外側へ持っていく仕組み。
7Dの糸を使っていて軽い
(Gore-tex は30D~40D。普通のダウンの表地が12Dとかなのでそれ以上に細い糸)
メンブレン層がないので、防水性はGore-tex に劣りますが、湿気を外へ逃がす透湿性はGore-tex より基本的に高いです。(Shakedryには劣る)
Shield無印の方は防水性が低いと認識しているんですが、実際に使ったことがないので何とも言えません。Pertexは生地が薄いので、全体的にGore-tex より耐久性は劣る傾向にあると思います。逆に軽いというメリットもあります。
では実際にアークテリクスの主要防水ウェアのラインアップを見ていきます。
モデル名 | 素材 | 用途 | 値段(税込) | 重量(g) |
Norvan SL | Gore-tex Shakedry | トレラン | 46,200 | 125 |
Norvan LT | Gore-tex(C-knit) | トレラン | 46,200 | 190 |
Zeta SL | Gore-tex Paclite Plus | トレッキング | 44,000 | 310 |
Beta LT | Gore-tex(Active, C-knit) | 登山(3シーズン) | 55,000 | 395 |
Beta FL | Gore-tex Pro(Most Breathable) | 登山(3シーズン) | 70,400 | 360 |
Beta AR | Gore-tex Pro(Most Rugged) | 登山(4シーズン) | 75,900 | 460 |
Alpha SV | Gore-tex Pro(Most Rugged) | クライミング(冬季) | 110,000 | 485 |
一番ベーシックなのはActiveを使用したBeta LT。
それより上はより軽量なモデル、それより下はより耐久性の高いモデルです。
一般的に300g台が普通で、200g以下は軽量モデル、400g以上は重めのモデルに分類されます。
Norvanはトレラン向けのモデルで、ポケットやドローコードなどのパーツが少ない代わりに軽量になっています。シルエットもタイトで、あまり内側に着こむことを想定していません。フードもコンパクトで、ヘルメットの上からフードは被れません。
画像からも脇にポケットがないことがわかると思います。袖のマジックテープもありません。
Zetaより下が山用のオーソドックスなモデル。
ポケットが2個以上になり、フードがヘルメットの上から被れます。
袖を絞れるマジックテープや、裾を絞れるドローコードがついています。
Zeta SL。シルエットが若干タイト。
Betaが一番普通の山用モデル。ZetaはBetaより裾が長め。Alphaはそれよりも裾が長く、お尻が隠れる長さ。
Beta AR。シルエットに若干余裕がある。
また、アークテリクスは最後のアルファ2文字でモデルのコンセプトがわかるようになっています。軽量モデルほど生地が薄くなります。
SL…Super Light…軽量モデル
FL…Fast and light, 軽量で通気性の高いモデル(若干トレラン寄り)
LT…Light, 通常モデル
AR…All Around, 耐久性のあるモデル
SV…Severe Wheather, 最も荒天向きのモデル
AlphaとかBetaといったモデル名はターゲットにしているアクティビティによって使い分けられています。ウェアの丈や、ポケットの数・場所、フードのサイズ、サイズ感などに差があります。
例えばAlphaはクライミング向けで、ナポレオンポケットという、ポケットが腰ではなく胸元についているモデルになります。(クライミング用の装備をつけてもポケットが使えるようにされている)
僕はこのポケット使いづらいので好きではないです。
まあ、表を見ていただくと重量・生地・素材に差があることがわかると思います。
200g以下が一般的に超軽量モデルです。300-400gはベーシック、400g以上は少し重めです。
ベーシックなモデルを300g台で作れるのに、なぜ400g以上のモデルがあるのか?
いやいや、軽量性が重要なら、そもそも300g以下のモデルだけでよいのでは?
こういう疑問が浮かんできた人は賢いです。
まず軽いモデル。
当たり前ですが、使っている生地の量が少ないから軽いです。
シルエット…タイト目。下にダウンなどを着こむことはあまり想定されていない。
ポケット…少ない。
耐久性…比較的低い。
フード…コンパクト
保温性…低い(丈が短い、裏地が省略されていて保温性が低い)
このような特徴があります。
下に着こめないことが多いので、寒い時期には向きません。
次に重いモデル。
シルエット…余裕がある。下にダウンを着こむことを想定。
ポケット…多い。2~4個。
耐久性…高い。頑丈。
フード…下にヘルメットを被れるくらいの余裕。口元も大きく隠せる。
保温性…高い。裏地がついていて保温性が高い。また、丈が長いなど防風性の高いモデルが多い。
300g台のモデルはこの中間ですね。
下に着こむ必要のない夏はタイトなモデルで問題ないと思います。
防寒性もあまり必要ないので薄い生地でよいでしょう。
逆に秋から春にかけては保温性が重要になります。
下に着こめる、シルエットに余裕のあるモデルを選ぶべきです。
特に厳冬期に使用する場合は体を覆える面積が広いものが適しています。
こういった点で、生地・シルエットに差を出して、モデル名を変えているわけです。
個人的にですが、冬にアクティビティをするなら2着持ち、そうでなければ1着持ちでよいと思います。私は冬にBeta FL(Gore-tex Pro)を、夏はPaclite Plusのモデルを使用しています。
今年はPertexも試してみたいと思っているので、夏はそっちを買ってみようと思います。Gore-tex より安いですし。
以上
Uber Eatsと出前館、どこでその差がついたのか
Uber Eatsと出前館、両方とも注文するのに使ったことはないのですが、ドライバーとして仕事をしてみて感じた圧倒的な差がありました。
まあ結論から言うと、Uberの本質は配車サービスであり、出前館とは配達員に対する扱いが異なります。その扱いの差が、出前館とUber Eatsの業績に圧倒的な差をつけられているように感じます。
出前館が負けているのはユーザーの数や広告の質ではなく、”配達員への”サービスであると気付くべきです。こんな会社がいくら広告費に金をつぎ込んでも黒字になるはずもなく、そのうち上場廃止まで追い込まれるんじゃないかと個人的には思っています。
Uber Eatsと出前館で大きく異なるのは、Uber Eatsは「飲食店が料理ができた時点で配達員を呼ぶ」のに対して出前館は「消費者が注文した時点で配達員を呼ぶ」システムになっている点です。
なのでUber Eatsは店に到着してすぐに料理をピックアップできますが、出前館は早くても5分、長いときは30分近く店で待たされます。
配達単価のベースが300円のUber Eatsに対し、出前館は大体600円台がベースになっていますが、実際配達してみるとUber Eatsの方が圧倒的に稼げます。出前館は店で死ぬほど待たされるので実際の配達数はかなり少ないです。
また、Uber Eatsはユーザー数が多いので注文が頻繁に入ってきますが、出前館はユーザー数が少ないので注文がほとんど入ってきません。また、出前館は時給で仕事をしている配達員もおり、(なるべく彼らに配達をさせた方が得なので)「1件当たりいくら」で配達する配達員へのオーダーは優先されません。そういう理由もあって、出前館は1件あたりの報酬は高いくせに、全然オーダーが入らないので稼げません。
アプリの操作感にも大きな差があります。
アプリから直接Google Mapのナビが始まるUber Eatsに対し、出前館はいちいち入力しないとナビが始まりません。Uber Eatsのアプリはその辺の作りこみがしっかりしており、スムースに配達が行えました。
Uber Eatsは通常で時給が1400円~2000円くらい行きますが、出前館は1000円前後が限界です。
最近は出前館がプロモーションを打ちまくってユーザー数を増やしたり、配達員の1件当たりの報酬を増やそうとしていますが、それで上記の問題が解消されるわけではありません。
まず、時給制で働く出前館の配達員は、Uber Eatsより時給が安いことに気付いて次第に辞めていきます。東京でこの時給は安すぎでしょ。
次に「1件当たりいくら」で働く配達員も稼げないからと辞めていきます。
そうすると配達員が不足するので、出前館は1件当たりの報酬を増額して配達員を増やそうとします。すると、結局料理を注文する人の負担額が増えます。Uber Eatsが1件300円~800円くらいなのに、出前館は1件650円+4割増額で910円くらいです。
出前館の方が割高になるのでユーザーがUber Eatsへ流れます。
そうするとさらに配達員が稼げなくなる、というサイクルに陥ります。
なので頑張って広告や割引のプロモーションを打っていますが、根本的な原因が理解できていないので虫の息なのが出前館の今の状況です。
配達員にUber Eats同様に稼げる状況を準備できなければこの状況からは抜け出せないでしょう。そのためには、配達アプリの仕様を見直すことが最も有効だと個人的には思います。もう手遅れかもしれませんが。
ダウンから化繊へ、Gore-texからGore-tex Infiniumへ…
これは私のエッセイで、徒然と私のアウトドアウェアに関して書いているだけで、根拠も何もないことを先に断っておきます。
最近、ACRONYMというブランドのJ68-PLというジャケットを買いました。
Gore-tex Infiniumのアウターに化繊の中綿を詰めたジャケットです。
私はハイスペックなアウトドアウェアが好きで、暇があればアウトドアショップで最新のアウトドアウェアを見るようにしています。そんな私でも、アウトドアウェアの最高峰がACRONYMであることに全く異論はありません。
そもそも、服にはそれぞれ由来というか背景があります。
一番わかりやすいのはミリタリー用途でしょうか。MA-1やN-3B、M-51(モッズコート)などは出自が軍でありながらも普段着として確かな地位を占めています。
スポーツでいえば、スケートボードとバスケットボールでしょうか。
個人的にこれはナイキの影響が大きいと思っているのですが、スケボー用の靴やバスケシューズを普通に街で履いているのは本来かなり違和感を抱くことだと思います。
最近だとこれが登山(WHT MTNG, HYKE, TNF他)、釣り(Needles, Daiwa)、キャンプ(Snow Peak)へ広がっており、新たな用途の服が街に受け要られている状況です。Monclerのバックグラウンドが登山ということからも、アウトドアウェアがいかに街に受け入れられているかがわかると思います。
その中でACRONYMは武術をバックグラウンドとした機能的ウェアです。
ACRONYMはドイツを拠点にする伝説的デザイナー、エロルソンヒューによるものです。彼はStone Island, Tilak, Arc'teryx Veilance, Nike ACGといった名だたるブランドの基礎を築いた天才的なデザイナーです。Stone Island,はイタリアのスポーツウェアブランド、 Arc'teryx Veilanceはアークテリクスの街着ライン、TilakとNike ACGは登山ウェアですね。
そんな彼が唯一運営しているブランドがACRONYM
様々なブランドのデザイナーを務める彼は、ACRONYMにおいて常に最高の素材を使って最高のウェアを常に生み出しています。
ACRONYMではGore-tex Proを使用したアウターが有名でしたが、2020年に発売されたJ68-PLはGore-tex InfiniumにProma Loft、しかも従来のチェコ製ではなく中国製という大きく方向性が転換されたウェアになります。
果たしてこれは妥協なのか?
そう考えたのが今回の記事の起点です。
私はそうは思いません。
___________________________________
私は、登山ウェアは既に一つのサミットに到達していると思います。
Gore-tex Proのアウターの下にダウン、その下にフリースか機能性のインナーを着れば荒天の雪山以外は対応できます。
これが登山ウェアにおける一つの到達点です。
しかし、Gore-tex Pro(Activeも含む)はシャカシャカしていて着心地がそれほど良くありません。また、生地の伸縮性はほとんどありません。
様々なアクティビティに使われるウェアの生地のトレンドとして、弱ストレッチがあります。これはNIKE, adidas. Uniqro等で顕著だと思いますが、記事にポリウレタンを混ぜたり、捲縮のある糸を使ったりすることで”ちょい伸び”の生地を作ろうというものです。伸びのないGore-tex の防水生地はこのトレンドから外れていました。
そういった状況で出てきたGore-tex Infiniumは、防水性はないもの、生地表面の微細な起毛による撥水性、ストレッチ性を備えたものです。正直山で着なければこのスペックで十分だろう、ということだと思います。私もそう思います。
私は田舎・都会両方で過ごしていますが、田舎では大抵車で移動するので雨に長時間さらされることはなく、都会では電車やバスが充実しているのでこちらも長い間雨にはさらされません。なので、街着ではそこまで高い防水性能は求められていません。
それよりは、動きやすいストレッチ性のある生地の方が優先度が高い人の方が多い。
そういった流れからGore-tex Infiniumが生まれたのだと思います。
何より、防水のGore-tex よりInfiniumの方が圧倒的に安い。
同様のことがダウンにも言えます。
正直、ダウンは暑すぎる。
店内や車内でダウンを着ていると、暑さを感じる場面の方が多いように思います。
厚手ダウンほどの保温性がどこで必要なのでしょうか?
正直Atom AR(化繊中綿ウェア、400g)でも冬のスキーを十分こなせます。
保温性において、ダウンはオーバースペック過ぎる。
Gore-tex がGore-tex Infiniumへダウングレードしたように、ダウンもそのスペックを下げても大丈夫なように思います。保温性は化繊でも十分になってきています。化繊は気軽に洗えますし、何より安い。
今はPrimaloft 一強ですが、東レあたりに頑張ってこの商権を獲ってほしい
ユニクロのウルトラダウンにそろそろ引導を渡すべき時期なんじゃないでしょうか?
____________________________________
以上の理由から、ダウンは化繊へ、Gore-tex はGore-tex Infiniumへ、世代交代が進んでいくと思います。そのなかで 化繊はPrimaloft と東レ、帝人がそれぞれ別ブランドをおしだしてせめぎあい、そのうち帝人あたりが最初にリサイクルポリエステルを使った中綿を出してくるでしょう。
弱ストレッチの撥水生地はやはり東レーユニクロラインが強そう。
おっと。
何より両方とも気軽に洗えるって言うのが良いですよね。
ダウンはなかなか洗おうとは思いませんし、Gore-tex も洗濯機で洗うのは少しためらわれます。
私はGore-tex InfiniumとPrimaloft を組み合わせたAcronymのジャケットを非常に気に入っています。生地は細い糸を使っていて高級感があってしなやか、ドレープ性もある。中綿は十分に保温性があり、しかも気軽に洗うことができる。
高いユーティリティを備えたウェアが流行る時代がすぐに来るでしょう。
博多グルメ旅 2021
前回の開聞岳の続きです。
前日に鹿児島で安宿に泊まった私は9時に起きて前日干した洗濯物を回収する。
盗難が頻発しているとのことだったが、衣類は盗まれておらず安心しました。
この日は鹿児島から博多への移動日。
青春18きっぷの使用期間だったので、最初は電車で移動しようと考えていましたが、なんと鈍行だと鹿児島から博多まで1日では着かないことが判明。
急遽高速バス(2500円ほど)を予約しました。
バスは4時間ほど、車内でネットフリックスのSex Education Season 4を見ながら過ごす。1時間に1度のペースでSAに止まるので全然進まない。12時半に出発したバスは日が暮れ始めた17時前に博多に到着した。
早速ホテルへ移動。
2泊で5000円のホテルだったが、何とここは完全無人ホテルで、チェックインはエントランスに置いてあるタブレットから遠隔で行う。
そして部屋がこちら。
1人で泊まっているのにベッドが4つある。
しかも名作と呼ばれるBKFチェア(定価10万円オーバー)が置いてある。
証明もオシャレだし、普通に住める感じのホテルです。
この日は博多ラーメンShin Shinで夕食。
これまで食べた博多ラーメンの中ではトップレベルに美味しかったです。チャーシュートロトロだし。
【2日目】
遅めに起きて、この日は11:45から13:30までしか営業していない博多ラーメン「はなもこし」へ。
ポタージュ系のスープで優しい味、美味い。
ラー油のかかった替え玉を注文することができ、途中からは少なくなったスープでまぜそば風にいただけます。
食べた後は屋久島で出会ったお姉さんの酒蔵の酒を探して酒屋へ。
住吉酒販というお店、ほとんど業務用の酒屋で珍しい日本酒が多く並んでいます。
ほぼすべて冷蔵されているという徹底された品質管理、気になった酒を2本買いましたが製造が今年の11月と12月(12/10なのに)という新鮮さ。
新政も取り扱いがあるらしいです。
私はフルーティーな日本酒が好きなのですが、日がたつと風味が損なわれてしまいます。
やはり日本酒は鮮度と保管状況が大事だと思うので、こういうお店をで買うべきだなと思いました。新政の取扱店を探してそこで買えば間違いないのかな、と思ったりもしています。
買ったお酒はこちら。
Revisionはフクオカクラフトで買っています。Revisionは外れがない。
全部美味しかったです。
夕飯はいつもの四文屋にて。
帰りに気付いたのですが、博多駅にも四文屋・住吉酒販(角打ち)が入っています。
やべえな。
【3日目】
昼食はとり天ルドゥーへ。ザ・とり天という感じ。
発祥の東洋軒にも劣らない味でした。
夕食は写真がないけれどもフクオカクラフトでタコスとクラフトビールを。
初めてのタコスは少しジューシーさに欠け、思っていたような味ではなかったです。
この日は別のホテルへ移動。ベストウエスタンプラス 6500円/2泊也。
【4日目】
ここは提供に時間がかかるのですぐ行列ができてしまう。
開店の時間を狙って訪問し、並ばず食べられました。
夜は天ぷらひらおにて。
ご飯の付く定食ではなく単品で頼んでビールを飲んでいたが、これが失敗で、ご飯があったほうがビールも美味く飲めることに今回気付きました。
ホテルに帰ってから博多で買いこんだ酒を飲む。
鮮度が命の日本酒、やはり美味いです。
翌日はこだまの企画切符で安く新幹線に乗って帰宅。
楽しかったです。
インサレーションジャケットの選び方
最近はダウン、化繊のインサレーションジャケットの選択肢が増えてきています。
選択肢が増えるのは良いことですが、実際どれを買えばいいのか迷いますよね。
なので、アークテリクスを例に、
①現行のラインナップの内容
②どのような視点で選ぶべきなのか
③アクティビティ別での選び方
それぞれをまとめてみたいと思います。
結論を先に書いておくと、インサレーションジャケットは
・高強度のアクティビティ
・低強度のアクティビティ(冬の普段着、登山の停滞時など)
・厳冬期の低強度なアクティビティ(ビレイなど)
など、異なるアクティビティへ最適化されており、適切なモデルを購入することが必要になります。
選ぶための要素は、①表地 ②中綿の種類 ③中綿の量 ④価格 ⑤フードの有無 などになります。
今回の記事は、現行のラインナップについて上記条件を分かりやくまとめたうえで、最後の項にて、実際にアクティビティ別でどのモデルを選べばよいかを挙げています。
*前回のインナー編はこちら
アパレルメーカー社員による登山・自転車用のインナー考察 - 葦原計劃
①現行のラインナップの内容
以下の表にまとめてみました。
モデル名で並べてあります。
*Hoody, Parkaと記載があるものがフード付き、何も書いていないものはフードなしです。
*LT…Lightweight, 軽量モデル、AR…All ARound, 汎用モデル、FL…Fast & Light, UL向け、SV…SeVere Weather, 過酷な環境向け
左から順にモデル名、重量(g)、外側の生地、中綿の種類、定価 になります。
この表をパッっと見ても正直良くわからないと思います。
次項②にてそれぞれの項目について解説していきますが、何を買えばいいのか知りたいだけの人は③アクティビティ別での選び方まで飛ばしてください。
②どのような視点で選ぶべきなのか
☆アウター生地
アウター生地を種類ごとに塗り分けてみました。
・東レのAratoが幅広く使用されていることがわかります。これは高密度で織られた防風生地です。生地が高密度なことから、ダウンの抜けを防げます。(TheNorthFaceのヌプシジャケットも、東レの糸かはわかりませんが、見た感じ同じような生地を使用しています)
・東レのTyonoは生地自体が多少のストレッチ性を持っています。
・Gore-Texは言わずもがな、通気性のある防水生地です。
・Fortiusは通気性が良く、4wayストレッチの生地です。
*Dはデニールの略です。糸の太さを表しています。1Dは9000mあたり1gの重さの糸を表しています。
要するに、数値が大きいほど太い糸を使っています。
☆中綿
・ダウン…言わずもがな、軽量で保温性の高い中綿。
・Coreloft…濡れると保温性が失われるダウンの弱点を補うため、アメリカ陸軍絡みで開発された素材。2種類ありますが、Coreloft Compactと比べ、Coreloft Continuousの方が暖かいです。
☆重量
軽いものから順に並べてみました。
330g未満が軽量なモデル、400g以上が重いモデルということで、色分けしています。
軽い3モデルは表生地がArato 10D(デニール)、中綿はNuclei FL以外ダウンです。
Ceriumは軽量・携帯性を重視したモデルです。Nucleiは化繊の中綿で保温性は多少Ceriumに劣るものの、化繊の中綿で濡れに強いモデルです。それぞれ表生地はAratoの10デニールの糸を使用しており、かなり薄い生地になっています。
330~375gのモデルは通気性・ストレッチ性などの機能性を重視したモデルが多くみられます。
通気性を重視しているのがProton、ストレッチ性を重視しているのがAtomです。Agriumの立ち位置は良くわからないのですが、ダウン使用している割に値段が抑え目なので、(街着として?)割と戦略的なモデルなのかなと勝手に思っています。
400g以上のモデルは、寒冷かつ運動量が低い場面での使用が想定されています。
私はAtom ARを持っていますが、行動中に着るとかなり暑いです。Thorium AR, Nuclei SVはAtom 使用したことがありませんが、重量と素材から察するに、Atom AR以上に保温性があるでしょう。
表地にGore-Texを使用したモデルは800g以上と重いです。これは中綿の量が多く、表地に重いGore-Texの生地が使われているためです。
☆保温性
これに関しては寝袋のような明確な基準がありません。
自分が持っているAtom ARとCerium LTに関して言えば、保温性はほとんど同じです。
表地の防風性も体感温度に影響するので一概には言えませんが、ウェアのコンセプト、中綿量からするに、以下のような感じかと思います。
Proton LT<Atom LT<<Nuclei FL<<Cerium LT<Atom AR≦Agrium<Thorium AR<<Nuclei SV<<<<Atom Parka, Fission SV
通気性重視のProton LT
ストレッチ重視のAtom LT
軽量・保温性比重視のNuclei(化繊)、Cerium(ダウン)
バランス性重視のAtom AR、Agrium、Thorium AR
保温性重視のNuclei SV、Atom Parka、 Fission SV
正直Atom AR、Agrium、Thorium ARあたりの保温性の差は良くわかりません。
コンパクトなAgrium、かさばるけど安くて使いやすいAtom AR、表地が丈夫なThorium ARという感じでしょうか。どれか1着持っていればいいと思います。
☆価格
3万円台、4万円台、それ以上で色分けをしてみました。
3万円台は中綿が化繊かダウン(750fp)、4万円台はNuclei SVを除いてダウン(850fp)、9万円以上はアウターがGore-Texと、ハッキリ分かれました。
3万円台のインサレーションは他ブランドと比べてもそれほど高くなく、この価格帯が充実しているアークテリクスのインサレーションジャケットは結構手を出しやすいのではないでしょうか。
③アクティビティ別での選び方
長くなりましたが、②で整理した情報をもとに、どのような視点でインサレーションジャケットを選ぶべきかをまとめます。
インサレーションジャケットの使用が想定されるアクティビティは下記の通りです。
・トレイルランニング(夏季)
・高山登山(夏季)
・クライミング(夏季)
・街着(冬季)
・スキー
・高山/雪山登山(冬季)
・クライミング(冬季)
下に行くほど高い保温性が必要になります。
それぞれのアクティビティに必要な特徴をまとめてみましょう。
・トレイルランニング(夏季)…通気性・透湿性
・高山登山(夏季)…軽量性・保温性
・クライミング(夏季)…ストレッチ性
・街着(冬季)…防風性、防寒性
・スキー…防風性、防寒性
・高山/雪山登山(冬季)…より高い防寒性
・クライミング(冬季)…より高い防寒性
こうなります。
では、①でまとめた特徴をベースに、どのモデルが最適化を当てはめてみます。
・トレイルランニング(夏季)…通気性・透湿性
モデル名 | 重量 | アウター生地 | 中綿 |
Atom LT | 345 | Tyono 20D(東レ) | Coreloft コンパクト(60g/㎡) |
Atom LT Hoody | 375 | Tyono 20D(東レ) | Coreloft コンパクト(60g/㎡) |
Proton LT | 340 | Fortius Air 20 | Coreloft コンパクト(60~80g/㎡) |
Proton LT Hoody | 375 | Fortius Air 20 | Coreloft コンパクト(60~80g/㎡) |
中綿が化繊で、60g/㎡と少なく、なおかつ通気性のある表生地を使用したモデルが適しています。個人的にこの中で選ぶならProton LT(フードなし)です。
・高山登山(夏季)…軽量性・保温性
モデル名 | 重量 | アウター生地 | 中綿 |
Cerium LT | 280 | Arato 10D(東レ) | ダウン(850fp)/Coreloft(80~100g/㎡) |
Cerium LT Hoody | 305 | Arato 10D(東レ) | ダウン(850fp)/Coreloft(80~100g/㎡) |
Nuclei FL Hoody | 325 | Arato 10D リップストップ(東レ) | Coreloft Continuous(65g/㎡) |
夏季の高山登山では、ほとんど夜間にしかインサレーションジャケットは使用しません。最低気温0℃までならCerium、もう少し最低気温が高ければNuclei FLのチョイスが良いのではないかと思います。
・クライミング(夏季)…ストレッチ性
モデル名 | 重量 | アウター生地 | 中綿 |
Nuclei FL Hoody | 325 | Arato 10D リップストップ(東レ) | Coreloft Continuous(65g/㎡) |
Atom LT | 345 | Tyono 20D(東レ) | Coreloft コンパクト(60g/㎡) |
Atom LT Hoody | 375 | Tyono 20D(東レ) | Coreloft コンパクト(60g/㎡) |
Atom AR | 425 | Tyono 30D(東レ) | Coreloft コンパクト(60~120g/㎡) |
Atom AR Hoody | 475 | Tyono 30D(東レ) | Coreloft コンパクト(60~120g/㎡) |
生地にストレッチ性のあるAtomが候補に挙がります。軽量で、表地にリップストップの生地を使用しているNucleiもよいかと思います。
・街着(冬季)…防風性、防寒性
モデル名 | 重量 | アウター生地 | 中綿 |
Agrium | 330 | Arato 15D(東レ) | ダウン(850fp) |
Agrium Hoody | 365 | Arato 15D(東レ) | ダウン(850fp) |
Atom AR | 425 | Tyono 30D(東レ) | Coreloft コンパクト(60~120g/㎡) |
Atom AR Hoody | 475 | Tyono 30D(東レ) | Coreloft コンパクト(60~120g/㎡) |
Thorium AR Hoody | 490 | Arato 30D(東レ) | ダウン(750fp)/Coreloft(80~140g/㎡) |
まあ正直街着なんて何でもいいと思いますが…
(というかVeilanceか24ラインから選ぶべきだと思いますが……)
個人的に挙げるなら上のモデルです。ThoriumはAtom ARより汎用性が低いのでおススメしません。Agriumは正直良くわかりません。このモデル買うくらいならTheNorthFaceでもいいじゃんと思います。
・スキー…防風性、防寒性
モデル名 | 重量 | アウター生地 | 中綿 |
Cerium LT Hoody | 305 | Arato 10D(東レ) | ダウン(850fp)/Coreloft(80~100g/㎡) |
Atom AR Hoody | 475 | Tyono 30D(東レ) | Coreloft コンパクト(60~120g/㎡) |
Nuclei SV Hoody | 600 | Arato 15D リップストップ(東レ) | Coreloft Continuous(不明g/㎡) |
Alpha Parka | 805 | Gore-Tex | ダウン(850fp)/Coreloft |
Fission SV | 890 | Gore-Tex | Coreloft Continuous(65g/㎡) |
私はAtom AR、Cerium LTそれぞれをゲレンデで使用したことがありますが、このくらい保温性があればまあ十分だと思います。ただ、スキー用のウェアの方が正直暖かいです。外側に丈の短いシェルを着ているせいかもしれませんが、隙間から風が入ってきます。
(節約のために)敢えて山用のギアをスキーで使うならばアリです。
Alpha ParkaとFission Parkaをスキーで使うのはオーバースペックだとは思いますが、おそらく相当暖かいでしょう。
・高山/雪山登山(冬季)…より高い防寒性
・クライミング(冬季)…より高い防寒性
私は晴れているときに雪山登山を5回くらいしたことしかないので何とも言えませんが、モデル名にSV(SeVere weather)とついているモデルが適しているのではと思います。
まとめ
私は以下のように使い分けています。
夏山…Cerium LT Hoody
春・秋…Proton LT(フードなし)
冬の中強度ではAtom AR Hoody
最初の1着として買うのであれば、厳冬期(スキーなど)の使用を想定していないのであれば、、Nuclei FL(Fast & Light)が重量・保温性のレベルが高く、安価なのでよいと思います。より防寒性を重視するのであれば400g前後のモデルを、防寒性と軽量性の両方を重視するのであればCerium LTかAgriumを買いましょう。
氷点下の寒い日にはAtom AR、Nuclei SVあたりがコスパ的にもちょうどよいのではないかと思います。
他ブランドをここまでまとめる気にはならなかったのですが、外生地と中綿の種類・目付をこの表に当てはめて、どれを買うべきかの指針にしていただければと思います。
終わり。