2023年後半で一番良かったと思っている仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳編です。
ブログ記事書かないといけない内容は色々あるのですが、最近楽しかったこの山行について書きます。
10/6(金) 深夜に家を出発し、長野方面へ。
仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳の登山口である北沢峠はマイカー規制がありバスでないとアクセスできないのですが、このバスが混むと聞いていました。朝5時には着きたいと思い、駒ヶ根SAで車中泊、バスの出発する仙流荘には日の登る前には到着しました。
この時間でも既に正規の駐車場は満杯、川沿いの臨時駐車場に止めることに。
仙流荘でカップそばを食べながら出発の準備。今回はバス降り場からすぐのキャンプ場に荷物をすべてデポするので、QOL重視のキャンプ装備で行きました。
仙流荘に着くと予想以上の行列が。
訳も分からず最後尾に並びます。
しかし、この行列は二つに分かれていて、片方がバスの乗車券購入の列、もう一つがバスの待機列でした。私が最初に並んだのはバスの待機列でしたが、先にバスの乗車券を買う必要があり、この後そのことに気づいて並び直すことになります。
色々アナウンスを聞いていると、本来仙流荘を出るバスの始発は5時30分ですが、この日は人が多いこともあり4時30分から既にバスが出ている。
臨時便を出しまくっていて、本来の時刻表関係なしに、バスが往復している状況でした。
結論から言うと この日は5時30分ごろから並び始めてバスに乗れたのは8時過ぎ。
私が乗ったバスは25回目のバスで、今年でお盆に次いで2番目に多い乗客数だったようです。バスの運転士さんもかなり登山に理解を持っている方で、我々の輸送に全力を尽くされており感動しました。
テント場に着いたのは9時過ぎ。
キャンプの受け付けの方はかなり愛想悪かったですが受付し、テント場へ急ぎます。
私がキャンプ場に着いたのはかなり遅かったと思いますが、それでもキャンプ場にはいくらか空きがあり、無事テントを張ることができました。
この日はテントを張り、必要最小限の荷物で仙丈ヶ岳へ登ります。
最初から少し巻きながらの直登でしたが、それは私の得意とするところで、ドンドン標高を上げていきます。樹林帯を抜けてまず見えるのが明日登る予定の甲斐駒ヶ岳。
白い山頂がわかりやすいです。
自分より早いバスで来ている人たちを追い抜いて登ります。
かすかに富士山も見えます。
仙丈ヶ岳の山頂が見えます。
あっという間に山頂に着きました。
仙丈ヶ岳は南アルプスの女王と呼ばれるそうですが、正直自分はあまりありがたみを感じなかったです。南アルプスっぽさはありましたが、偶然標高が高かっただけのような感じを受けました。
この後はサクッと下山してテントへ戻ります。
持ってきていたビールを川で冷やし、凍らして持ってきたタコスを調理します。
これが昼の2時とか3時とかで、まだ日の高いうちから飲むビールは最高でした。
日が暮れる17時頃には寝る準備をして、明日に備えて眠りました。
翌日。
特に早起きするわけでもなく、5時くらいに起きていつものお茶漬け(α米)を食べます。6時くらいに出発。
南アルプスっぽい苔の生えた樹林帯で標高を上げていきます。
視界が開けるとこの日のゴールである甲斐駒ヶ岳が見えてきます。
甲斐駒ヶ岳が近づいてくると、直登ルートと迂回ルートの二つに分かれるのですが、迂回ルートは登山客で道が詰まっていたので、直登ルートを詰めていきます。
トレースがわかりづらくて若干不安になりますが、こちらのルートは一気に標高を上げていきます。
気づいたら山頂にいました。
山梨市街が一望できるのがいいですね。
白い砂も幻想的で素敵です。
まるで天国のようです。
昔、山梨から登った人がいたんだろうなぁと思いますが、近いようで遠い、神聖なこの山がとても好きになりました。標高3000m近い山から市街地を眺められることはなかなかないです。
迂回ルートから下ったのですが、あたり一面真っ白で天国にいるようでした。
山梨市からすぐ登れそうで登れない、とても美しい山頂です。
身近なようで神聖な山頂がとても好きになりました。
帰りは仙水峠経由で帰ります。
こちらも火山岩がゴロゴロしていて独特の雰囲気がありました。
やはり南アルプスっぽい苔の森。最高です。
この後は11時くらいにはキャンプ場へ戻り、12時過ぎのバスで仙水荘へ降りました。
仙水荘からは近くの温泉へ行って、酒屋で日本酒を買い、帰路につきます。
バスがそこまで遅くない時間だったこともあり、21時くらいには家に着きました。
甲斐駒ヶ岳がやはりきれいで、今年行ってよかったと思う山行でした。