北アルプス縦走 装備の振り返りと反省

今回初めてソロで2泊3日の縦走を行いました。

その中で色々な気付きがありましたので、ここにまとめておきます。

 

*ルートや日程などの詳細は別の記事にまとめてあるものをご覧ください。

 

 

 

【良かった点】

・ビビィ+インナーシュラフで快適に寝られた

今回は夏山の縦走でした。

寝るときはパタゴニアのキャプリーン4を着て、寝袋代わりにSea to Summitのインナーシュラフにビビィをかぶせたものを用いました。

 

3シーズン用シュラフほどの防寒はこの縦走では必要なく、また、冬用ダウンも不要でした(200g以下の軽量ダウンはあってもいいけど)。

今回ダウンが必要になるとすれば槍ヶ岳キャンプ場だけ(昼間でも寒かった)で、他は十分フリースでカバーできたと思います。

SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) サーモライトリアクター エクストリーム ST81402SOL(ソル) エスケープライトウ゛ィウ゛ィ 12517

 

 

 

・ミニテーブルを持って行ったらテント内での調理が楽

今回100均で買った小さなテーブルを持っていきました。

雨が多かったこともあってほとんどテント内で調理をしたのですが、テントに直接コッヘルを置くより、テーブルに置いた方が安定します。また、お湯を入れた鍋を直接テントの床に置かなくてよいのは精神的に良いです。

結構軽いので、この重量なら持っていくのはありかなという感じです。

 

 

・エアマットはショートサイズで十分

今回はNemoのテンサー ショート マミーをエアマットとして持っていきました。

230gの軽量エアマットです。

 

膨らませなくてよいクローズドセルのマットと迷ったのですが、エアマットが4割引きで1万円を切っており、クローズドセルのマットが7千円近かったのでエアマットにしました。軽いし。

 

NEMO ニーモ テンサー ショート マミー[NEMO(ニーモ)] スイッチバック ボリエール レギュラー NM-SWB-R-BR

左がテンサーマミーショート 230g 長さ122㎝ 定価15000円

右がスイッチバック 415g 長さ183㎝ 定価7000円

 

まあ正直180㎝のフルサイズのクローズドセルマットは快適です。

ですが、ショートサイズのエアマットでも十分身体をカバーでき、私は快適に寝られました。

そこまで長くなくても結構快適に寝られるなあというのが今回の感想です。

 

 

・テント収納袋はいらない

今回は雨が降ることがわかっていたので、テント収納袋は持っていかず、テントは最初から最後まで45Lのゴミ袋に入れていました。

撤収が早くなるし、バックパックの中濡れないし、これでいいと思います。

 

 

・朝食はアルファ米にお茶漬けが至高

今回の山行のため、アルファ米の白飯を200円/100gでまとめ買いしました。

それをジップロックに110g入れ、わさび茶漬けを2袋入れて毎朝の朝食としました。

 

尾西食品 アルファ米 白飯 100g×10個永谷園 わさび茶づけ 6袋入

 

食欲がなくても食べやすい、毎日これでも飽きない、お湯沸かしてぶち込むだけなので調理・片付けが楽 という利点があります。

 

 

・上は長袖で

これは主に日焼け防止の目的です。

速乾ウェアの長袖での行動が個人的なおススメです。

 

メリットは、日焼けしにくい、暑ければ袖まくれば良い、雨降った時に上からレインウェアを着ても肌が直接触れないのでべたつかない という点です。

デメリットは若干重い、暑い くらいだと思います。

日焼けは落ちるのであんまり効果を期待しない方が良いです。

 

速乾ウェアはよほど熱くない限り長袖を買うのが私のこだわりです。

 

 

 

・OakleyのPrizm Trailは明るくて見やすい

[オークリー] サングラス 0OO9369 936903 PRIZM TRAIL 57

OakleyのPrizm Trailは明るく、朝から夕方までつけていてもあまり暗いと感じません。

一度リニューアルしているらしく、後期モデルのほうがお勧めです。

 

・雨には傘

100g以下でフレームがCFRPの傘を2000円で買って持っていきました。

ダブルトラックを歩くとき、テント場での移動の際は重宝します。

軽いのなら持って行って損はないと思います。日傘にもなりますし。

 

 

・ごみ袋はジップロック

食糧類は1日ずつ大きめのジップロックに入れて持っていきました。

食べた後のゴミはそのままジップロックに入れれば臭いが漏れず、液も漏れず、容量が圧縮できるので良いです。安いやつで十分機能します。

 

 

【悪かった点】

・荷物は軽く!!!!!

今回はおそらく17㎏~20㎏くらいの装備を背負っての行動でした。

荷物が重くなった要因は、三つ、①テントが重い(2.3㎏) ②行動日数が長い(=食糧が重い) ③色々とマージンを持って挑んだ 点です。

 

正直、この重さの荷物を一日中背負って行動するのはしんどいです。

今回、休憩込みでも設定コースタイムの70%くらいしか時間がかかってなかったのですが、そのくらいのペースで歩けるならもっと短い日程でもよかったと思っています。

 

テントが重いのは僕の持ち合わせがなかったからです。ただ、一人で3人用のダブルウォールテントに泊まるのは非常に快適でした。その点だけよかったです。

 

次にやるならMAXでも3泊4日、テントは1.5㎏前後のモデルにしたいです。

10㎏ちょいなら背負っててもほとんど負担ないので、軽い荷物で快適に行きたいです。

 

 

・靴擦れがひどかった

今回日程が4泊5日から2泊3日になったのは、大雨の影響もありますが、靴擦れが日に日に悪化してきたのが一番大きな要因です。

 

二日目には皮が3層捲れてだんだん赤くなってきました。

 

原因は明確にわからないのですが、雨で靴下が濡れた状態が続き、クッション性が失われた点、また濡れた状態で擦れたことが原因かとは思っています。

 

ウールの厚手の靴下を使っていたのですが、長い間使って薄くなっていたのかもしれません。

 

防止策としては、①晴れた日を選ぶ ②完全防水の靴下にする(靴は一応防水でした) ③もっと厚い靴下にする くらいでしょうか。完全防水の靴下が一番有力です。

 

 

・下着(特にパンツ)が乾かない

ユニクロのエアリズムのパンツを履いていったのですが、これがとにかく乾かない!

まあレーヨンとか綿とか天然繊維が混ぜられているのが大きな要因だと思いますが。

 

これは雨のせいというより、汗が乾かなかったことが要因なので、晴れていても問題になりそうです。

 

対策として、速乾の下着を買うしかありません。

(すでにポリプロピレン製のを買いました)

 

 

サーモスの水筒はいらない

標高高いところ歩くので行動中に飲む水が熱くなることもなく、保冷目的での水筒は不要です。

また、保温目的でも水場が豊富な山では都度水を汲んで沸かした方が荷物を軽量にできます。

 

水場が少ない山行では有効だと思いますが。

 

・もう少しいい帽子にしておけばよかった

香港で買った500円くらいの帽子を持って行ったのですが、濡れて乾かず、重さもあったと思います。

軽くて速乾性の高いモデルにすべきでした。

 

 

・2日もシャンプーしないと結構不快

身体は制汗シートで拭きましたが、結構髪の毛も洗わないと不快です。

水のいらないシャンプーとか考えた方がいいかもしれない。

 

 

以上になります。

防水の靴下と、軽量なテントが喫緊の課題ですかね~