前回(北アルプス縦走計劃-1 - 葦原計劃)の続き。
縦走登山の装備を準備していきます。
まずはキャンプの装備から。
・テント
今持っているテントで山で使えるの下のふたつ。
https://heritage.co.jp/Espace/SuperLight.html
ダブルウォールのテント。風に強い。2-3人用。
スーパーライトという名前だが、重量は2.4㎏…
メッシュドアやハンモックネットがついていて快適度は高い。
②ヘリテージ クロスオーバードーム(1st Gen.)
https://heritage.co.jp/Gears/COD.html
シングルウォールのテント。自立式のツェルトに近い。
風に弱い。1人用。軽い。700gってペットボトルのお茶とほぼ同じ…
5秒くらい悩み、エスパースを持っていくことにしました。
晴れが約束されているならクロスオーバードームを持っていきますが、雨と強風の可能性がある縦走登山にクロスオーバードームを持っていくのはリスキーすぎます。
クロスオーバードームは鈴鹿スカイラインの中腹(キャンプ場ではない場所)でキャンプするときに使ったことがあるのですが、強風で吹き飛ばされかけてキャンプを断念したことがあります。
山のテン場でそこまでひどくなることはないと思うのですが、あまり舐めない方がいいかなと思いました。
また、テントの前室は重要です。
一週間の縦走なら数日は雨が降るでしょうし、そういうときに料理ができるスペースがあるのとないのではだいぶ違います。
というわけで、テントは2.4㎏と大変なお荷物になりました…
・スリーピングシステム
エアマット…モンベル 150cm 457g
重くも軽くもないエアマットです。
NEMOのテンサー(マミー)だと160cmで330g、ショートだともっと軽くなります。
ただ、1.5万円くらいするエアマットに買い替えても100gちょいしか軽くならないのか、と考えて、買い替えるのはやめました。
・シュラフ…なし
はい。
本当はSea to summitのSpark Ⅱが欲しいんですが、4万円近くするので買えていません。
Spark Ⅱは505gで4℃~に対応。
Spark0は225gで14℃~
いや~ほしいなぁ~~~
・ビビィ…SOL Escape Lite Vivvy
袋状のエマージェンシーシートです。
軽い(160g)安い(6000円)あったかい(15℃?~)
・インナーシュラフ…Sea to Summit リアクター エクストリーム
インナーシュラフです。388g。
軽くて安い(6000円くらい)。
SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) サーモライトリアクター エクストリーム ST81402
2つで大体550gくらいです。12000円。
経験上ですが、大体、10℃前後くらいならこの2枚で耐えられます。
今回の縦走で一番寒くなるのはおそらく槍ヶ岳山荘のテン場で、最低気温は8月で3℃。
この2枚だと寒いので、防寒着で持っていくパタゴニアのキャプリーン4(サーマルウェイト)とダウンジャケットを着こんで寝ます。
着こめば0℃前後ならギリギリ眠れます。
外に霜が降りる気温だと、一応寝られますが寒さで何度か目が覚めます。
今回は槍ヶ岳での最低気温3℃ならイケると判断しました。
イケなければ寒さで苦しむだけです。
・まとめ
装備を並べてみましたが、圧倒的にテントがデカい。
デカすぎて固定資産税かかりそうです。
30Lのバックパックは持っていたのですが、このテントを入れると8割方埋まってしまうので新しいバックパックが必要になってしまいました。
Karrimor Ultimate 60L 1450g
買っちまいました。3.6万円。登山が安いとか言ったのは誰だ?
普通の60Lバックパックだと2.5㎏位するのですが、こちらは軽量モデルで1450gと軽く仕上げられています。
冬山のクライミング用のモデルなのですが、X-PACに似た防水のグリッド生地でシンプルなデザインが気に入りました。外のポケットがかなり少ないのですが、私はあまり困りません。
水は500mlのペットボトルで持ち運ぶので、それと行動食がウエストポーチに入れば歩行中にバックパックから荷物の出し入れは不要です。
でも雨蓋はないと不便なので、ついていることが大前提でした。
上記のテント・マット・スリーピングシステムを入れても2/3以上スペースが空いており、安心の容量です。
ちなみに上記のスリーピングシステムですが、普段から氷点下前後で使用しており、来週には白山で最終のテストもする予定です。
初心者の方はいきなり真似をしないようにお願いします。
続く。