北アルプス縦走(水晶岳、鷲羽岳、高天原) その2
2日目の昼からの続きです。
北アルプス縦走中。
雲ノ平から高天原温泉を目指します。
この日は朝から水晶岳・鷲羽岳を登っており、後輩は既にお疲れモード。
しかし彼も楽しみにしていた高天原温泉、何としても行きたいということでスタート。
紅葉です。
先ほど登っていた水晶岳が正面に見えます。
最初は木道、途中から梯子アリの急な下りになります。
12時に雲ノ平をスタート、高天原温泉には14時半に到着しました。
いい湯です。
完全に源泉かけ流し、他に人もおらず貸し切り状態でした。
川で冷水浴、それからまた温泉へ。
疲れが取れます。
30分ほど入浴し、さあ雲ノ平へ戻ります。
後輩、疲れが取れたようで全然そんなことはなく、バテバテでした。
相変わらずいい天気です。
バテてる後輩を待ちながら登り、17時前には雲ノ平キャンプ場に戻れました。
テント場に戻った頃に地震が数度あり、ビビりまくります。
さいとうたかをの『サバイバル』を最近読んだばかりで、そのせいもあります。
黒毛和牛と鉄板を持ってきていた後輩。
この日はステーキを焼いていました。
優雅でいいねぇ。
この日は19時に就寝。翌日は3時30分に起床します。
朝4時、カップ麺を盛大にこぼす後輩。
まるで〇〇〇やな。
暗い中出発し、Wi-Fiが入る場所に来てすぐに昨日の地震について調べます。
どうやら槍ヶ岳の方が地震で崩れたようで、数人遭難したとのニュース。
後で調べたところ、会社の役員を含む登山グループが万が一を考えてヘリを呼んだという内容で、実際に遭難したわけではなかったです。
薬師沢へ下っていきます。
後輩が滑りやすい岩にビビりまくっていてペースが上がりません。
ですが安全第一。
私はここを下るのは2回目ですが、1回目は同行者よりペースが遅かったので、その時は僕が遅いと思われていたに違いありません。
美味しいと噂の毒キノコ、ベニテングダケを見つけながら。
この日は少し雲が出ていました。
後輩がバテて遅れまくるので、先に太郎平まで登ってしまいます。
この日は最終日、非常食としてとっておいたカロリーメイトとアルファ米をここで食べてしまいます。
後輩を待つこと30分。
し、死んでる……
何も食べる気がしない、と言っていますが、食べないと動けないので無理やり僕の非常食を食べさせました。ドライマンゴーとか。
最近思いますが、僕より先にバテる人、明らかに補給が足りてないです。
腹が減ってなくても定期的に炭水化物を摂るべきなんです。
これは登山も自転車も一緒です。
それでも良くならないときは、強カフェインを摂って少し寝ましょう。
なんやかんや、太郎平から折立までコースタイム3時間のところ、1時間45分で下れてしまいました。
あっけなくゴール。
【まとめ】
2泊3日の縦走でした。
1日目と3日目は同じコース(折立↔雲ノ平の行きと帰り)で、2日目のみ水晶岳と鷲羽岳、高天原を攻めるコースでした。
2日目はキツめのコース設定でしたが、テント場に要らない荷物を置いていくので、いけるだろうと考えての設定です。
食糧はお盆休みに北アルプスを縦走して実際に食べた量ギリギリで設定し、着替えも必要最低限持っていきました。着替えは正直下着だけ替えがあれば十分ですね。
前回は一人で3人用テントを持っていたのを、今回は2人で半分ずつ(テント本体、フライ+ポール+ペグの分担)持つことで大きく荷物の量は減りました。
合計で2.4㎏のテントなので一人当たり1.2㎏くらいです。
今回もシュラフを持っていかない装備でしたが、普通に寝られました。
ビビィ+インナーシュラフは0℃まで普通に寝られると分かっていたので(今までに0℃以下だと寝られないと分かっていたので)必要最低限の装備で挑んだ次第です。
今欲しいシュラフが4万円くらいするんですが、その値段出すとテントが買えてしまうので、なかなか買えませんね。お金ほしい。
本当は3日目に薬師岳も登って日本百名山を進めるつもりだったんですが、後輩が死んでて無理でした。近々行きます。
以上になります。
結果、前回60L