結論から言うと、アクセスも景色もよく、大変コスパの良い百名山でした。(私は関西から行ったのですが、東京からのほうがアクセスが良いという事実に大変驚きました。)
両方とも日帰り。土曜日に蓼科山、日曜日に八ヶ岳を登りました。
・蓼科山
日帰りで行ける絶景。同行人が土曜日の朝に仕事の打ち合わせをしなければいけなかったので、名古屋を9時に出発し、諏訪湖に12時前、蓼科山の登山口に着いたのは13時。
多分メジャーな登山口はロープウェイのある7合目か駐車場の広いすずらん峠だと思いますが、我々は流源橋からスタートしました。登りと下りが別ルートになる以外は特にメリットないです。
コースタイムは5.6時間ほどでしたが、我々の脚力であれば3時間ちょいで行けることが分かっていたので、ガンガン飛ばします。
最初は少し一気に標高を稼ぎ、中盤は少し斜度が緩くなります。1時間ほどで蓼科山荘へ。ミズノが製造したTシャツが売られていました。
(ミズノの製品は品番の最初2桁がBUを示しており、アウトドアラインは品番がB2(古いものはA2)から始まるのですが、ここで売られていたTシャツは87から始まっていました。受注生産ラインだからでしょうか。)
蓼科山荘からは一気に斜度がきつくなり、若干ロッククライミングっぽい道になります。私が得意とする道でもあります。
山荘からはロープウェイの7合目登山口から来ているお客さんが増えるので、一気に登山客の数が増えます。それをガシガシ追い抜いて登っていきます。
登山開始から2時間かからないうちに山頂に着きました。
登山口がすでに標高1700mほどあるので、実際の獲得標高は800mほどです。余裕ですね。
蓼科山は山頂が広く平らになっており、端まで行くと展望が良いです。
山頂はガスっていましたが、風が強くなると一瞬雲が晴れるので、その瞬間を狙って写真を撮りました。山頂には1時間弱いたでしょうか。
下りはすずらん峠のほうへ降りていきます。最初は結構急な岩場です。
標高を下げていくと南アルプスっぽい苔の生えた森林地帯になります。
1時間もしないうちに舗装路まで来て、さっきまでいた山頂を見ながら下っていきます。17時前には駐車場に戻り、3時間ちょっとの山行でした。
降りてからは白樺湖にちょっと寄り道。
夕飯は長野の二郎系ラーメン、麺屋六方へ。
私はモヤシアレルギーなので野菜なしで。ニンニクをマシマシにしてほしいと頼んだところ、なぜかアブラがアホほど増されたラーメンが出てきました。ニンニクは普通。
麺と一緒ならアブラ食べられますが、アブラ単体だと吐きそうになるので、アブラは半分くらい残してしまいました。
この日は諏訪のネカフェに宿泊。
途中の農道では朝4時から皆さん総出で野菜の収穫をしていました。暑いから?
5時に登山口に到着。市街地から近いのも良ポイントですね。
ここからしばらく未舗装路を走ると赤岳山荘まで車で行けるのですが、車高が低いこともあって我々は八ヶ岳山荘スタート。
行きは北沢ルート、帰りは南沢ルートを取ります。
前日の疲労もあるが、ペースを上げる。
7時には赤岳鉱泉に着く。そこから硫黄岳へ標高を上げていく。
稜線に出ると一気に視界が開ける。
ここまでくればもう最高の連続だ。
硫黄岳山頂。ここから縦走ルートの赤岳までを望むことができる。
よくわからないけどかっこいい地形。
硫黄岳からは横岳、赤岳と縦走していく。
途中からは富士山をチラチラ見ながら距離を詰めていき、大変楽しい。
まあまあ高度感がある。
横岳まではそこまで厳しい感じではなかったが、横岳から赤岳にかけてはそこそこの岩場があり、ちょっとスリルがある。
富士山が見えるとテンションが上がる。
やっぱ独立峰やで。
岩場は渋滞しがち。
だんだん富士山への距離が詰まり、テンションが上がる。
岩場は結構急。
赤岳山頂が見えた。
赤岳山頂にて。富士山がきれいに見える。
10時ごろ下山開始。
下りは結構急。そして渋滞してる。
周りの山もみんな立派。素敵です。
階段も使って一気に標高を下げる。
さっきまでいた山頂を見上げてみる。
あっという間に行者小屋まで下ってきてしまい、そこからは涸れた沢を経由して標高を下げていく。標高を下げていくとやっぱり立派な苔の生えた森林帯に入る。
12時過ぎには下山して、車に乗って近場の温泉、もみの湯へ。
ここはサウナの温度が非常に高く、水風呂はおそらく天然水でひやひや。
最高に整いました。
きれいなアジサイを見ながら諏訪へ下り、諏訪から高速に乗って帰りました。
二日間で絶景を巡り、非常にコスパの良い日本百名山だと実感しました。
終わり。