松本で日本酒を飲んだ時に日本酒にハマりましたが、一つ問題がありました。
それは、普段食べている料理が日本酒に合わないということです。
私は基本的に自炊しているのですが、中華やカレーがメインで、もちろんそんなものは日本酒に合いません。
日本酒に合うのは、たまに買うスーパーで半額の刺身くらいでしょうか。
そこで考えたのが、蕎麦屋飲みを家でできないか、ということです。
もともと、江戸前(?)蕎麦では蕎麦の香りが大事とされていました。
蕎麦の香りは打ち立て・茹でたてが一番良いとされ、お客さんが注文してから蕎麦を打つので提供までに時間がかかりました。
そこで、蕎麦ができるまでにツマミと日本酒を提供し、蕎麦ができるまで飲み食いしてもらおうと考えたのが蕎麦屋飲みの始まりだそうです。
ツマミは蕎麦屋で備わっているもの、「出汁」「わさび」「海苔」「天ぷら」が使われることが多かったようです。
出汁を使っただし巻き卵、かまぼこにわさびを添えた板わさ、焼き海苔、天ぷらが主な料理です。
ただ、自分で買ってきた日本酒を飲むための肴が欲しいわけで、店頭で飲んでいたら本末転倒です。なので、自宅で蕎麦屋飲みを再現することにしました。
用意するのはこちら。
①かまぼこ(98円)
②だし巻き卵(98円)
③どん兵衛(120円)
④わさび(80円)
計400円也。
だし巻き卵、板わさ、天ぷら、蕎麦の4点をなるべく簡単に揃えようと考えた結果です。
調理は超簡単。
だし巻き卵はパックから出すだけ、板わさはかまぼこを切ってわさびを添えるだけ、カップ蕎麦はお湯を入れるだけです。
できました。
わさびは良いやつがあったのでそれを使っています。
今日の日本酒は高山の裏天領です。
正直、空腹だとだし巻き卵はあまり日本酒のお供になりません。
醤油をかけた方が良いかと思います。
板わさは日本酒にぴったりです。
わさびは少し良いものを使った方が良いように思います。
〆は天ぷらと蕎麦。
天ぷらはツユにつかりすぎないようにして、カリカリのままいただきます。
蕎麦は余ったわさびと七味を入れて、ちょびちょび食べます。
正直これが一番日本酒に合う気がします。
というわけで、超簡単・安価に蕎麦屋飲みを家でしてみました。
一度蕎麦屋で本当の蕎麦屋飲みをしてみたいとは思いますが、家呑みのツマミならこれで十分です。
安くおなか一杯になるので満足しています。