Neilpryde Alize(Nazare)/Bura SL インプレ
今乗っている愛車を紹介します
同じ自転車を2台所有しているアホのようですが、違います。
Neilplydeは香港のウィンドサーフィンメーカーです。
2011年から2018年まで自転車のフレームも製造していましたが、今はNeilplydeで自転車部門を立ち上げたマイクプライド氏が「Chapter2」というブランドを立ち上げたため、Neilplydeから自転車部門はなくなっています。
NeilprydeはChapter2に対するChapter Oneの存在です。
ちなみに、代理店経由でNeilplydeのサポートは受けることが難しい状況になっているとか。〇〇〇〇バイク曰く連絡が取れないとのこと。んなことあるかいな仕事せえチャリ屋やろーが。あれだけ販促しといてサポートできんとかなめんな
Neilpryde Alize(2012)
AlizeはBMW Design Worksと共同で作成された、エアロフレームです。
エアロフレームの元祖と呼ばれるのが2009年のCerveloの Soloist、その流れを汲むエアロ系のバイク。
もともとウィンドサーフィンという風を相手にするスポーツをしていたNeilprydeと、車のエアロに関わりのあるBMW Design Worksが組めば、素晴らしいエアロフレームができるのは必至。
今になって各社がエアロフレームに力を入れていますが、Alizeは2012年のフレームとは思えないほど走ります。
ちなみにAlizeは、2013年にアSpecializedから名前がAllez(アレー)似ていると訴訟を起こされ、2014年からNazareという名前に代わります。
Alizeは貿易風、Nazareはポルトガルの港町の名前です。
この記事の一番最初に貼った画像を見ていただくとわかりますが、ダウンチューブがキレイにねじれています。エロいです。
シートチューブも見事な流線形です。専用のカバーもついています。カバーに謎のアラビア文字が書いてありますが読めません。
コンポはアルテグラ6800
ハンドルはK-force ステムはShimano Pro Vibe、ホイールはのむらぼ5号
トップチューブもいいねじれ方してます
サドルはBongragerのMontrose Elite。
サイクルモードで試乗したバイクの中で一番乗り心地が良かったです。安いし。
う~ん、かっこいい!
ワコーズのマット塗装フレームに使えるワックスを掛けています。
トレーニング、ツーリング、ロングライド用のフレームになります。のむらぼ5号(1400g)を入れて大体7.2KGくらい。
程々の剛性があり、よく進みます。若干硬いかな?という感じ。
振動吸収性もまずますです。
乗り味はホイールとタイヤでだいぶ変わりますので、次は25Cのタイヤを入れてみたいですね。
エアロ感は想像していたよりもあります。向い風で走っていても風がよく抜けていく感じがします。横風にもまずまず強いです。
ロングライドはかなり楽です。低出力でもパワーロスしている感じがあまりないです。
キャノンボールはこのバイクで達成しました。
乗っていて楽、あまり力を入れている感じがしないのに意外と速い、そんなバイクです。
楽だし、楽しいです。
Neilpryde Bula SL(2013)
こちらはBMW Design Worksがからんでいない、純粋なヒルクライムバイクです。
Neilplydeはブランドがスタートした時にBMW Design Worksと組んで、重量-剛性比を重視したDiabloとエアロを重視したAlizeの2本立てでスタートしました。
Bura SLはDiabloの重量-剛性比をさらに高いレベルへ押し上げたフレームです。
ちなみにDiablo、めちゃくちゃかっこいいです(ほしい)
フレームの前三角の中にリブを設けて剛性を稼いでいます。
後ろ三角は極太のチェーンステーがフレームのよじれを抑える一方、シートステーは可能な限り細くされています。
軽量で剛性感があるのに、フレームには全くやわな感じがありません。
カーボンがエロいぜ…
ロゴもよく見ると凝ってます。
クランクはTHM CarbonesのClavicula
超軽量なクランクで、チェーンリング抜きで295g
(FC-9000がチェーンリング抜きで480g)
SRM仕様はプロも使用しています。
チェーンリングはExtralite、インナー+アウターで95g
軽いですが、剛性不足は全く感じません。
コンポはSRAM Red(10 speed)
ハンドルはZIPP SL、ステムはFSA SL-K
ブレーキはee cycleworks(Canecreek)
軽いらしいです(前後でDuraaceの片方と同じ重量)。ガツンと効く感じはありますが、ちゃんと止まります(大事)
シートポストはMcfk、サドルはTuneのConcord
シートポスト+サドルで160gと、下手すると普通の軽量サドル単体よりも軽いです。
座り心地もかなり良いです。ウソジャナイヨ。
チェーンキャッチャーを付けています。
BB周りの形状がエロいです。
ロゴ。
ホイールはRacing Zero C15 2way
タイヤはGrandprix5000にラテックスチューブを入れています。
このアセンブリで5.6㎏です。
Lightweight Ventouxを入れてTUFOの軽量タイヤにすれば余裕で5㎏を切ります。
値段も相当ですが、ホイール抜きの状態でヤフオクで20万円でした。そりゃ買うでしょう。まあ中古相場なら30-40万が妥当とは思いますが…
Bura SL はヒルクライムの決戦用、かつ100㎞未満のライド用です。
乗って驚くのはその剛性感で、一回り大きいフレームに乗っているかのような感触がします。Trekのフラグシップに乗った時と同じ様な感触がしました。
Emonda SLRの方がさらに剛性感がある(力が逃げている感じがしない)のですが、Bura SL でその9割5分くらいの印象です。
力を100%推進力に変えている感じがすごいです。登りはガシガシ踏むというより、シッティングで回すように漕ぐとスイスイ登っていきます。12時の位置から4時の位置まできれいに踏むのが良いです。
ダンシングをすると足がストっと落ちるので、下死点で力を逃がしがちです。
ゼロ発進のスムーズさが異常です。スッと前に進みます。ヒルクライムで急傾斜のあとの進み方が素晴らしいです。
Emonda SLRが高すぎて買えなかったのでこのバイクになったのですが、かなり満足しています。
近々Bora Ultraが手に入る予定なので、Bura SLにぶち込みたいと思います。
以上、愛車紹介でした。
(かわいい)