長い長い2020年のGWに向けて揃えたバイクツーリングの装備を、備忘録も兼ねて整理しておきます。
・ウェア類
普段着はモンベルのショートパンツと速乾Tシャツになります。
モンベルのショートパンツは何より安くて丈夫。
ツーリングに使うパンツはウエストにベルトがついているのが大前提で(軽いから)、ペダリング時に落ちないよう、ポケットにファスナーがついているのも大事。
モンベルのショートパンツはベルトと後ろポケットのファスナーがついており、なおかつ安くて丈夫なのでその条件を満たします。
パンツ3枚(ユニクロ エアリズム)
速乾シャツ4枚(モンベル ジオラインメッシュ 他)
パンツは擦れて痛むのでなるべく安く、コンパクトになるものがベスト。綿は論外。
ユニクロのエアリズムはその条件を満たします。
ベースレイヤーとなる速乾シャツはジオラインのメッシュ一択。
乳首が透けるくらい薄いのでこれ単体では着られないが、非常に薄く機能糸を使っているため、肌にくっつくべたつきが全くありません。
そして安いです(1着2,300円+税)
Milletの鎖かたびらも性能はいいらしいですが、3,500円くらいします。
[ミレー] ドライナミックメッシュショートスリーブ (DRYNAMIC MESH) メンズ Black-Noir EU XXL (日本サイズ2L相当)
- 発売日: 2019/11/30
- メディア: ウェア&シューズ
(缶はサイズがわかりやすくするために置いています)
タイツを穿いて、その上からパット付きのパンツを穿き、その上にモンベルのショートパンツを穿いています。
ユニクロのタイツは1,000円くらいの安いやつ。最近はエアリズムの着圧タイプが出ていますが、2,000円くらいします。ワンサイズ小さめの方がダボつかなくてよさげです。
パット付きタイツはAmazonで安かったノーブランドもの。ローラーやるときにも使っています。ツーリング用なので特に性能にこだわりはないです。
Patagoniaのキャプリーン ライトウェイト3
キャプリーンはPatagoniaのベースレイヤーです。
1~4までレベルがあって、数字が大きくなるほど暖かくなります(=より寒い季節向けになる)
ウール混はピリングが起きやすいので、ポリエステル100%をチョイス。下にジオラインを着ていると一切汗冷えせず、想像の3倍くらい暖かいです。3シーズン使えるので非常におすすめ。前にファスナーがあるほうが暑いときに調整しやすいので良いです。
今回のツーリングでは、下山時と就寝時、少し寒いと思ったときに着るために持っていきます。
アークテリクス Atom AR
アークテリクス Beta AR
Prima Loftって知ってるか?(急にハードボイルド口調)
嵩高性をを持たせるための丈夫なポリエステルと、保温性を持たせる極細のポリエステル(しかも撥水)を組み合わせたインシュレーションの中綿のことだ。
ダウンが一番保温性に優れるウェアなのは間違いないが、ダウンは濡れると保温性が失われるという決定的な弱点がある。雪の降る真冬ではそれでいいのかもしれないが、冷たい雨が降る環境で濡れると性能が失われるダウンは使いづらい。
Primaloftが出るまでの化繊のインシュレーションウェアの性能はそこまで高くなかったのだが、Primaloftがその環境を変えた。
正直、Primaloftはダウンに負けるとも劣らず、かなり暖かいのだ。
しかも濡れても保温性が失われない、ということは汗をかく自転車にはベストな保温ウェアなのだ。しかも、洗濯機に入れてそのまま洗える!雨が降る環境でもある程度は耐える。
秋から春まで、フリースでは心もとない時期は必ずPrimaloftのジャケットをカバンに入れるようにしている。今回はGWなので普通に走る限り不要な装備だが、シュラフの軽量化をしているので、万が一を考えて持っていく。
Betar ARは最高の性能を持つレインウェアです。SLよりは少し重いけれど。
これについては語りつくせないので、一度使ってみてほしいとしか言えません。
命を預けるジャケットなので、多少かさばろうとも僕はこれを選びます。
ユニクロのステテコ
→寝巻用、あとコインランドリーでも穿く。安い。
→非常用。めちゃくちゃ薄い生地で非常にコンパクトなレインパンツ。
常用できる耐久性はないが、めちゃくちゃ寒いときや、雨に濡れられないときに穿きます。結構防水性能は高い。(モンベルオリジナルの撥水生地のやつは結構雨が染みますが、これは大丈夫)
お風呂セット
(シャンプー、ボディソープ、歯磨き粉、日焼け止め、化粧水)
お風呂用のタオルもあわせて収納するとこのサイズになります。
タオルは風呂でしか使わないのでとにかくコンパクトな方がよいです。
ここまでの装備を圧縮袋に入れるとこんな感じ。
左が下着の替え、真ん中がアークテリクスの保温・撥水ウェア、右が常に着ている服です。インシュレーションジャケットが一番嵩張ります。
・装備編
モバイルバッテリー2本
充電器
Cateye Bolt 400
モバイルバッテリーはAnkerの10,000mAh 2本
ナイトランは想定していないのでライトは程々の性能のBolt400
夕飯も基本外食するつもりなのでヘッドライトも省略しています。
(コンパクトなヘッドライト持ってないから持っていかないっていうのもある)
飯作るならヘッドライトは必須です。
クッカーセット
クッキングセット。用途を今回はアルファ米・カップヌードル・コーヒーに絞り、つまりお湯を沸かすだけの超簡易バージョンになっています。
内容はAmazonの中華ストーブと風防、それとPrimusのクッカー。
Primusのクッカーは中にちょうど小さいガス缶が入るので良いです。
中華のストーブはチタン製で超軽量ですが風に強くないです。テントの中で調理をするという選択肢もありますが、今回は風防を持っていきます。せっかく軽いの買ったので。
収納するとこんな感じです。
コーヒーはインスタントを持っていきます。豆からやるほど凝る必要はないので。
(もし持っていくとしてもペーパードリップではなくマキネッタかコーヒープレスが限界です。それでも嵩張るし重いわ)
あとティッシュ大事。
テント類はまとめて紹介
左から
テント(クロスオーバードーム1型)
グランドシート(アライテント) ペグ4本
エアマット(モンベル 150㎝)
毛布(Seatosummit リアクター)
テントは今回から飛び道具を導入しています。
シングルウォールの自立式ツェルトで700gと超軽量モデル。カモシカスポーツのオリジナルブランド、ヘリテイジから出ているクロスオーバードームです。
標高2,000m以上の悪天候では絶対使いたくないですが、風の弱い平地なら全然これで十分です。防水性は結構ある。結露も荷物が濡れても大丈夫なようにしておけばOK
ただし、通気性が全くないので空気孔を塞ぐと窒息して死にます。テントの中でストーブ使うときも要注意。
グランドシートはアライテントのトレックライズ用。軽いし、コンパクトで丈夫だし、撥水性も結構ある。
シュラフカバーは、今回の結露しやすいシングルウォールテントにはあった方がいいもの。SOLのエスケープライトビビィ。
暖かければテントを張らずにビビィとインナーシュラフだけで寝られる。
モンベルのエアマットは値段の割に結構コンパクトになる。足は乗らなくてもいいので、長さは150㎝で。
もう少しお金を出せば最高に性能が良いSea to summitのエアマットが買えるので、こちらもおススメ。空気が床から断熱してくれるので、冷えにくいです。
エアマットの空気は少し少な目に入れた方が寝心地がよい(これ大事)
寝袋代わりのインナーシュラフ。
本来は冬用シュラフの限界温度を上げるためのものですが、夏はこれ単体で寝ることができます。去年から使用していますが、非常にコンパクトになるのでバイクパッキングと親和性が高い!そして安い(最重要)!
夏はこれ単体で使えますし、冬はシュラフの中に入れて使えます。つまり一年中使えます。普通に洗濯機で洗えるので清潔です。コスパ最強です。
気温10~15度くらいだったら全然使えます。
ただし着込む前提で !(Atom ARはこのために持っていきます)
半袖半ズボンでGWはきっと寒いです。
輪行袋(オーストリッチ)
Luna サンダル
オーストリッチの輪行袋は丈夫です。飛行機輪行にも耐え、もう100回以上は使っているはず。
Lunaサンダルはワラーチといわれるトレラン発祥のサンダルです。非常に薄くてコンパクトなのでツーリングにもってこいです。クロックスは嵩張りすぎるので却下です。
ボトル
粉末ポカリ
白い粉
ボトルは1本体制で行きます。
900mlのポカリのペットボトルがボトルケージにピッタリなので、2本目はそれを差しておきます。なぜなら、長期ツーリングでボトルを使うとカビるので。ボトルは基本的に水専用にしておき、ポカリやジュースはペットボトルに入れるようにします。
粉末ポカリは山岳ステージでコンビニがないときに使います。袋の端が意外と鋭利なので、ほかの袋を破らないように気を付けます。
白い粉はコカイン粉飴で、ドリンクに少しずつ混ぜて使います。普段のトレーニング時にボトルにぶち込んでいるこの白い粉ですが、ツーリング時も気持ち程度持っていきます。これがあると補給の金額がセーブできるので良いです。あと容積・重量比のカロリーが高いので携行性に優れます。袋が破れると悲惨なので二重にしておきます。
工具
替えチューブ2本(ツーリングなので多めに2本)
空気入れ(Topeakのコンパクトなやつ。一応高圧まで入る)
タイヤブート(Park tool TB-1 タイヤに穴が空いたとき貼るやつ)
ビクトリノックス トラベラー(爪切り用のハサミ、あとナイフ)
パークツールのアーレンキー(精度高いのでGood)
シュワルベのタイヤレバー(5年使ってるけど折れない)
鍵(こんな細い鍵はすぐ切れるので気休め)
インフレーターにビニテを巻いています。いざという時用ですが使ったことない。
1週間超えるツーリングだと爪切りが必要なので、ビクトリノックス持っていきます。
このインフレーターはかなりコンパクトなのでおススメ。(気合があれば)7気圧まで入れられます。気合があれば。
というかパンクする奴は乗り方、特にブレーキングが下手なんです。普通に乗ってればパンクしない(フラグ)
タイヤブートはとりあえず持っとけ。
ここまで紹介した装備をサドルバッグに詰めていきます。
Acepakのサドルバッグは安かったので(Apiduraのほぼ半額)導入しました。2回使った限り特に支障ないです。
大体全部サドルバッグに入りますが、一部入らないものはバックパックに入れます。
賛否両論ありますが(反対派の方が多いですが)僕はバックパックを使います。
デメリットの ①腰が痛くなる ②背中が蒸れる に対するメリットは ①出し入れがしやすい(=時間短縮になる) ②晩飯の食材や水など、急に荷物が増えても対応できる です。
僕は腰が痛くなったことがないので、蒸れることさえ諦めれば問題ないです。防寒着の出し入れに時間を取られないメリットが非常に大きいです。
あと個人的にですが重い荷物はバックパックに入れるようにしています。サドルバッグにあまり重いものを入れたくありません。
万が一バックパック派に寝返るのであれば、Salomonが一押しです。背負い心地最高なうえ、ソフトフラスク2本付いてきてこの値段は破格です。
カバン2つで7.65KGです。バックパックが2.5KGだったのでサドルバッグが5KGです。重いですね。
着替えが1.3KG テントが700g 輪行袋が400g あとはシュラフ・シュラフカバー・グランドシート・ペグ4本・マット・お風呂セット・サンダルで2.1KG
ほかの装備はバックパックに入れています。着替えと輪行袋は軽量化の余地ありです。
エアマットで200g、着替えで400gは減らせるはずです。
モバイルバッテリーも1つにして、ポカリと粉飴を持っていかなければ1KGは減らせるでしょう。
あと、雨降ったらやだなと思いながら、チェーンオイルをオーラツーの口臭スプレーのケースに入れました。絶対間違って口の中に入れたくないです。
財布はif you have、ケータイはAsusのZenponeです。
かなり長くなってしまいましたが、かなり詳細に話ができてよかったです。
ありがとうございました。