Kavalan Distillery Select No.2
カバラン ディスティラリーセレクト No.2 を入手しました。
まだ国内流通が進んでいない銘柄なので、No.1との比較も含めて簡単にレビューを書いておきます。
なお、私は基本的にシングルモルトウイスキーはストレート・ロックで飲み、それでもあまり美味しくない場合にハイボールを試します。
結論からお伝えしておくと、このウイスキーはハイボール向きです。
・ストレート
香りはめちゃくちゃにフルーティー。洋ナシ、リンゴ、パインの香り。
口に含むと南国風な香りと、スパイシーな樽の香り。
・ロック
うっすらと渋みと酸味。
その後にふわっと広がるリンゴの香り。後からじわじわと樽の香りが強まる。
Distillery Select No.1も手元にあるのでこちらもストレートで飲んでみます。
・ストレート
なめらかであま~い、はちみつやバニラを思わせる香り。
渋みは少なく、ほんのりと酸味。圧倒的に甘い香り。
KavalanのNo.1は最初から、暴力的に甘いです。後から木の香りがついてきます。
・まとめ
Kavalan No.2は香りが非常に強烈で、特徴的だと感じました。ここまでフルーティーなのは珍しいと思います。
No.2を口に含んだ時の香りは「南国」としか言いようがありません。
樽の香りは、多分スパニッシュオークかシェリーのだと思うんですが、それが非常に強いです。山崎の構成原酒を飲んだ時に味わったことのある香りです。
この傾向はNo.1でもありました。
そのフルーティーな香りから飲みやすいのですが、熟成年数からか、少しだけアルコールのトゲトゲしさがあり、また(スパニッシュオーク樽?由来と思われる)渋みが感じられます。水割りにしてもこの渋みが消える感じはありませんでした。
南国での熟成という特徴からか、非常に強い香り、味わいが感じられる一本です。
この強すぎる香りと味はなかなかないように思います。
ただ、その一方で樽の渋みが出てきてしまっている感じはします。
ハイボールを試してみたところ、ストレートや水割りでの渋みが消え、軽やかで非常に飲みやすい味になりました。ハイボールの味は知多ハイボールの香りをフルーティーにした感じで、非常においしいです。
ストレートに関して言えば、私はノンエイジの山崎の方がバランスが取れていて、万人受けしそうだなと思いました。山崎ノンエイジとNo.1を飲み比べてみましたが、山崎のほうがバランスが取れている感じはします。後からほんのり甘い感じです。
以上です。