コストパフォーマンスという言葉がある。
略してコスパというこの言葉は、金額当りのパフォーマンスを表す。
そこから派生してできた言葉が「コスパ廚」だ。
これはコストパフォーマンスの高さを追求する人を指す言葉だ。
ある程度自嘲や皮肉の意味を込めて使われることが多い。
さて、僕は大学に入ってから節約をし、コスパ廚を自称していた。
コンビニや自販機を使わずスーパーで買い物をする。
服はセールでしか買わない。
味より値段を気にする。
といった感じで、僕は特に金欠というわけではないのにケチな生活をしていた。
だが、最近になって「これただケチなだけでパフォーマンス求めてないな」って気付いた。
それからは、本当に自分のほしいものを買うようになった。
と言っても贅沢をするわけではなく、
例えば、
発泡酒の代わりに生ビールを買う。ただし頻度を減らす、
自炊の材料をケチらない、代わりに外食の回数を減らす、
定価でも気に入った服なら買う、
というように。
ある程度贅沢を良いものとして認識できるようになったと同時に、ある程度は節約する気持ちが残っている。
累乗のグラフのように、一定までコストを掛ければパフォーマンスは大きく高まる。
変に金をケチるくらいなら、死んでいるのと同じだ。
これが、僕が最近気づいた生活を豊かにする考え方だ。