高山・上高地ツーリング④

高山・上高地ツーリングの最終日3日目です。

 

上高地の小梨平キャンプ場で起きたのは6時頃、12時間以上寝たことになる。

この日は朝から雨、荷物を屋根のある炊事場に持ち込んでテントを畳み、出発。

上高地を出るころには雨は止んでいた。

 

上高地を名残惜しみながら離れると、早速恐怖の釜トンネルに。

トンネルで路面が濡れた10%のダウンヒルが2㎞、転んだら対向車の観光バスに轢かれて死ぬだけである。

 

なんとか釜トンネルをパスして、雨具を脱ぎ、安房峠へ。

高山側の方が距離が長く、松本側は正直余裕である。Spotifyで音楽を鳴らしながら爆走していたら朝早くから走っているチャリ乗りを一人パス。しばらく峠を越えたところで和んでから、涼しいダウンヒルを消化し、平湯峠へ。

昨日かなり追い込んだので同じペースで走ることはできなかったが、いやらしい斜度の峠をぬるりと上り終え、すぐに下り。平湯峠から高山市まで、20㎞くらいずっと下りっぱなしである。

高山市街地に近づくと次第に暑くなってきて、やる気が奪われていく。10時ごろには高山市街地について、この日泊まろうと思っていたユースホステルの前まで来た。

 

本当はこの日に泊まって翌日朝7時のバスで帰ろうと思っていたのだが、その日の18時のバスが空いていたので、その日のうちに帰ることにした。

 

早速ゴールしたので昼飯をどこで食べるのか調べ始めた。肉を食べたい気分だったのでグーグルマップで近くの焼肉屋を検索。評判のいい店は夜だけだったりして、結局アクセスの悪い目な少し郊外寄りにあるローカルな焼肉屋へ。

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3,000円くらいで美味いホルモンが食べられました。

 

高山の焼肉屋で最高なのは「木曽路」というかなりローカルな焼肉屋(おばあちゃんが一人でやってる)で、ここは3人で6000円で腹いっぱい酒飲んで肉を食える名店。しかし夜しか営業をしていないので今回は断念。残念。

 

肉を食った後はアニメ氷菓の聖地巡りもかねて喫茶かつてへ。2階席が最高なのだが今回は空いておらず、1階でパフェを食す。

 

パフェの後は風呂、営業日のはずの中橋湯がやっていないので(最近よく閉まってる)、ゆうとぴあ 稲荷湯へ。入れ墨OKらしく、15時から結構こわもてなおっちゃんがたくさんいた。

 

風呂に入って、梓川でのんびりして、酒屋で白真弓を買って、18時のバスで大阪へ。

帰りのバスは混んでいたが、行き同様充電ができてWifiが使えたので携帯をいじってるうちに大阪に到着。そのまま帰宅してゴールでした。

 

写真は後で上げます。

お疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

高山・上高地ツーリング③

さて前回の続き。

 

安房峠を越えて、下りに入る。

雨が降るかもしれないという予報もあったけれど、無事晴れて、乾いた斜面のダウンヒルとなった。

 

峠を越えたのが13時頃、後は風呂に入って上高地でテントを張ったら寝るだけである。

上高地のキャンプ場の風呂は残念ながら温泉ではなく、上高地に入る手前の中の温泉に入ろうかなと考えていた。中の湯は安房峠を松本側に下った側にあり、秘湯をうたっている温泉ではあるがそこまで秘湯という感じではない。

そこで、松本から高山へ抜けたことのある人なら見たことのある、卜伝の湯に行ってみることに決めた。

 

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場所は上高地へのトンネルが始まるところにある。マイカー規制が始まる、いつも警備員が立っているところである。


1グループ30分の貸し切り制となっており、駐車場がないので車で来た場合は中の湯からの送り迎えが必要になる。今回は自転車だったので、卜伝の湯の近くにある売店へ電話をして予約し、14時からの入浴を決めた。

 

 

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窓から見える川は、いかにもな雪解け水が勢いよく流れており壮大であった。

 

脱衣所の扉を開けるとすぐに階段があり、5段ほど降りたところに洞窟のような湯舟がある。

 

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もちろん体を洗う場所などない(秘湯あるある)。

お湯は無臭で、濁りもなく温度も特に熱すぎるということもない。あまり温泉らしくはないが、ちょうどいい感じである。

洞窟の中の貸し切り温泉というロケーションを楽しめる温泉でした。

 

 

温泉を出た後は即上高地へのヒルクライム

釜トンネルはしょっぱなから斜度10%の登りが2㎞近く続く鬼仕様である。

こんなに斜度のあるトンネルは珍しい。

 

上高地に着いて、小梨平キャンプ場へ向かう。自転車は立ち入り禁止になっているが、入り口の人曰く押してなら入場していいとのことだった。その辺曖昧らしく、ビジターセンターの人には自転車の持ち込みを注意されたが、押していれば特に問題ない様子。

乗ると規制されちゃうので、降りて歩いてください。

 

小梨平キャンプ場へは1.5㎞程、着いたら受け付けを済ませる。一泊800円で、たまたま無料でカレーメシをもらった。

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即テントを設営。上高地を散策することに。

周回コースのようになっているのだが、軽い気持ちで入ると、一周するのに1時間半くらいかかるので注意が必要である。

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途中にあった小屋でギネスビール、一番搾りを買ってキャンプ場へ戻る。晩飯は平湯バスセンターで買った冷凍の鶏ちゃんとカレーメシ。これを肴にビールを3本飲んだ。

キャンプ場の売店のビールはかなり良心的な値段設定で、うれしい。

 

この日は18時頃には就寝した。翌日は雨予報である。



 

高山・上高地ツーリング②

さて、おおよそのスケジュールは下記の通りです。

 

1日目

 大阪駅高山駅(濃飛バス)→飛騨古川観光→平湯

2日目

 平湯→乗鞍→安房峠上高地

3日目

 上高地安房峠→平湯峠→高山市

 

1日目

大阪駅から高山駅へは、濃飛バスを利用しました。

大阪から高山へは濃飛バス近鉄バスの2社から便が出ており、濃飛バスのみ輪行が可能です。車掌さんも輪行に理解がある方で、特に何も咎められることなく自転車をバスに積むことができました。積むのも自分でできたので、特に神経質になることもありませんでした。

 

濃飛バスの定期便には、コンセントと無料wifi(Wi2)が付いていました。

片道5,000円で5時間と、鉄道に比べて時間はかかるもののかなり安価な手段になっています。

 

大阪を朝7時に出て到着は13時頃、少し予定より遅れ気味ですがのんびりとした運行でした。特に不満もなく、休憩を2回ほどパーキングで取るのでそのためでもあります。

 

高山市についてからすぐに輪行を解除し、比較的安価に飛騨牛が食べられるJA直営の味蔵天国へ。

 

 

 

高い牛肉は脂の味が違います。

飛騨牛が食べられるコースは1,500円くらいからで、それでも十分満足できます。

 

 

昼食後は高山から古川へ移動、緩やかに下っているのでアベレージが35km/hくらい出ます。「君の名は」の舞台である古川へ来るのは4回目くらいなので(車のレッカーとその後の回収で2回来ています)、市街地で湧水を汲んで、渡辺酒造で日本酒を見て、少しブラブラして出発。この市街地もかなり計画的に整備されているようで、映画の聖地に選ばれたのも何らかの策略に思えますね。作中に出てくる「糸守町」はおそらく古川の「金森町」のもじりですね。

 

 

古川を15時ごろ出発、平湯までは53㎞程。

 

途中にいた可愛いバス

 

 

神原峠を登り切ったところで、左側に旧神原峠への登り道を発見。

この日ほとんど登らなないことに不満を抱いていたので、迷わずヒルクライムを決行、爽快な景色を見ることができました。

 

 

この頃およそ15:30、平湯のスーパーが閉まるのが18時だったので焦り始める。サクッと峠を下り、川を遡上して平湯の方へ。無事17:30頃にはJAコープへ到着。

ワンタンメンと半額のおにぎり、ビール1Lを購入して少し理不尽な斜度の奥飛騨温泉を抜けて平湯へ。日が暮れるギリギリに平湯キャンプ場に到着。平湯キャンプ場は近くにある温泉のチケット付きで1000円ほど、非常に良心的な価格設定になっている。

 

キャンプ場でテントを立てて、温泉へ。

 

この日はお湯を沸かして質素にα米とビールで夕食。前泊者が残していった薪の残りに火をつけようと試みるも、湿気ていてつかず、洒落た焚火はできずに寝ました。

 

 

2日目

朝6時くらいに起床、お湯を沸かしてワンタンメンを作り、半額のおにぎりを流し込む。持参した粉飴と粉末ポカリをボトルで溶かし、不要な荷物はテントに置いて空身で乗鞍へ出発。

 

平湯峠からタイムトライアル気味にヒルクライム。平湯峠はStravaで10位台の好タイムでパスするも、登り切ったところで体力のほとんどを使い果たしていた―――!

 

 

少し休憩して乗鞍を登り始めるも、しばらく進んで足をつくくらい疲れていて、グダグダのヒルクライムに。そこにリスペクトはない。

 

登り切ったら暑すぎて、インナーのタンクトップでしばらく寝る。登山客の中でタンクトップ1枚は少し浮いていた。コーラを飲んで30分ほど寝ていたら元気になったので、下る。

 

 

あっという間に下りきり、まだ朝の10時くらい、平湯キャンプ場でテントを仕舞い、撤収をして安房峠へ。自転車で高山から松本方面へ抜けるには、安房トンネルが自動車専用道路なので、安房峠を越えるしかない。といっても前から自転車で走りたいと思っていた峠なので、休み休み登る。

 

 

そして松本市へ。

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

高山・上高地ツーリング①

毎年こうも夏が暑いと自転車に乗る気がなくなってきますね。

昨年は国内の混雑を避けて香港へ遊びに行ったのですが、暑すぎるし、街は混んでいるし、思っていたほど都会でもないし、ショッピングできるほどの金もないしで、結局一日3食の食事を楽しみに街を歩くだけになっていました。

 

今年はそれに学び、お盆は北海道へ行きます。

 

で、もちろん北海道へは自転車を持っていくつもりなんですが、往復の交通費だけで4万円もかかっているので毎回宿を取るわけにもいかず、キャンプ場も評判がいいみたいなのでキャンプツーリングをしようと考えました。

ところが今キャリアが付けられる自転車がない。金もない。

そういった経緯でこれまで倦厭していたバイクパッキングに手を出したわけです。

 

なぜ倦厭していたのかというと、ネカフェやユースホステルの充実している中でわざわざテントを持ってロードに乗るのが謎だったからで、キャンプをするなら車で移動するし、ロードに乗りたければ軽装備で200㎞くらい乗れば十分だと考えていたわけです。

UL装備も金がかかるだけでそこまで使うわけでもなく、道具を揃えたくなかったというのも一つの大きな理由です。サドルバッグ高いし。

 

そんな背景がありながら、勢いで北海道行のフェリーを取ってしまったので、バイクパッキングをせざるを得なくなってしまったわけです。

 

前回のブログ記事ではそんな経緯から、なるべく安価に抑えようとフロントバッグを自作し、容量の小さい激安のサドルバッグ(4000円くらいだったと思う)に荷物を収めるためにインナーシュラフ+インシュレーションジャケットという組み合わせを考えたりしていました。

 

今回の高山・上高地ツーリングは、北海道ツーリングに向けた装備の試験運用を兼ねていたわけなんです。

 

前置きはここまでにして、次回から3日間の高山・上高地ツーリングについて書いていきます。

バイクパッキング入門 - ロードバイクツーリング

先日、連休を利用して平湯・乗鞍・上高地でキャンプツーリングを行ってきました。

今回はその手引きとしてこちらの記事を書かせていただきます。

 

今回の自転車と装備はこちら…

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ニールプライドにアルミホイール、フロントバッグとサドルバッグの組み合わせ。

これにSalomonのバックパックを背負って移動します。

 

【フロントバッグ】

モンベルの圧縮バッグを利用して自作しました。

2人用テントと、エアマットを入れています。

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フロントバッグ作成に用意するのはこちら…

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モンベルのコンプレッションスタッフバッグMサイズ

・バックル

の2点。

 

3つのテープでバッグを圧縮してるが、左右それぞれのテープをほどいて、バックルを入れて縫い直す。

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(縫い方が雑)

 

左右をバックルにした後は、適当にハンドルに括りつければ完成!

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【サドルバッグ・バックパック

持ち物は…

 雨具上下

 インシュレーションジャケット

 着替え

 輪行バッグ(オーストリッチ)

 コッヘル

 インナーシュラフ

 ガス缶・ストーブ

 

 

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今回は夏の北海道ツーリングのために、装備の試験を兼ねていました。

今回導入した一番の目玉はSEA TO SUMMITのインナーシュラフ(リアクター)。

ポリエステルの起毛生地でできており、シュラフの中に入れることで耐久気温を挙げるという装備。

写真の通り、寝袋と比べると非常にコンパクトで、6000円と安価。

 

今回は平湯・上高地でキャンプを行ったが、10℃でも特に問題なく就寝できました。

ただし、インシュレーションジャケットを着て寝ています。

 

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これらの装備をバックパックとサドルバッグに詰め込んで、パッキング完了です。

 

 

また、今回の服装は下記:

 インナーレーパン2枚

 Tシャツ 1枚

 アウトドアブランドの速乾インナー 3枚

 靴下・手袋

 (写真には写っていないけれど)ユニクロのステテコ

 

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基本的には下着だけを変えるスタイル。

 

以上で、装備4KGほどでした、

次回、ツーリング編に続きます。

 

大阪→東京 キャノンボール 実走編

準備編の続きです。

 

さて、キャノンボールの実走は休みの都合上GWの4/28→4/29へ決定。

出発時刻は夕方と決めていました。

 

夕方出発のメリットは下記:

・大阪-四日市-名古屋を深夜に抜けるため渋滞を回避できる

・未走行の静岡バイパス区間を明るいうちに抜けられる

・箱根峠を気温が高い昼過ぎに通過できる

 

逆に伊賀越えが深夜になり、横浜-東京で渋滞にはまるリスクはあるものの、伊賀越えは予め試走しておくことで解決、東京の渋滞はバテていても信号で休憩できるという発想で懸念事項から外した。

 

下記は今回の行程表とルートです。

NUCCの方のキャノンボール考察を参考に作成しました。

実際のスタートは20:30なのでこれより1.5時間遅いです。

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↓うまく表示されてくれないルートラボ

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前日の27日は仕事だったため、21時頃まで仕事をし、秋吉で焼き鳥を食べて帰宅。

じっくり昼過ぎまで寝るつもりが8時ごろには目が覚めてしまった。

部屋の掃除をして、書きかけだったルートラボのコースを仕上げて、行程表を作成していたらいい時間になってしまい、準備をして家を出た。

 

スタートの梅田新道まで家から30分ほど走る途中でたこ焼きを食べ、20時に梅田新道に到着。

写真を撮って、キリの良い20時半にスタート。

 

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大阪市内は路上駐車のために道路状況が悪いが、慣れてある程度スピードが出せるようになると走りやすい。

なるべく信号での待ち時間を減らせるよう、歩車分離信号の歩行者信号が変わっているのを見逃さずに走る。

 

清滝峠のふもとまでは、一ヶ所常時左折可能な交差点を直進するのが難しい程度で、特に問題なくパス。

清滝峠もあまり足を使わないように低めのギアでパス。

木津までは信号の接続がよく、スピードに乗ったまま緩急のある坂道をパスできた。

 

木津市内を通過、木津大橋を渡った次の信号で右折しなければならないが、この信号が非常に長い。

今回はスムーズにパスできた。

そこからは木津川に沿って東へ、大型トラックが多いが、バックパックに貼った反射テープの効果もあり大きく避けてくれた。

目立つ反射を貼っているだけで車がかなり大きく避けてくれるので、リアライトより効果が高い気がする。

 

伊賀市内でコンビニに寄り、1度目の休憩。

おにぎりとオロナミンCを買い、オロナミンCを一瞬で飲み干して出発。3分ほど。

 

伊賀ICで国道の側道に入り、採石場のある峠をパス。

登りは大したことないが、下りの路面が荒れているのでなるべくホイールをロックさせないようにブレーキングして下る。

対向車が来てもライトですぐわかる時間帯だったので、安心して下ることができた。

 

峠を下ってからは川沿いに走る。

ここで、スーパーの袋を持って川を見下ろしながら歩いている普段着の、自殺者か夢遊病者みたいな25歳くらいの男性がいて、ビビる。

深夜二時に突然照らさせる死んだ顔の男、めちゃくちゃ怖かった…

 

しばらくして1号線と合流。

関で0時5分、出発から3時間半ほど。

 

峠を下り、亀山のコンビニで2回目の休憩。

おにぎりを購入して即出発、3分ほど。

 

亀山から鈴鹿方面へバイパスのような国道を走り、四日市市内へ。

昼間は渋滞している道路も空いており、スムーズにパス。

通過したのが1時5分、出発から4時間半。

 

実はこの時点で1時間の貯金ができていた。

いきなり1時間の貯金ができているのは、京都→四日市六地蔵経由で走った人の行程表をそのまま使用しており、走行距離が伊賀越えの方が距離が短いため。

 

また、作成した行程表は日本橋に22時間30分で着くようにしてあるので、実質2時間30分の貯金があった。

 

 

四日市から名古屋までは信号が増え、1分1秒を削りたいと気が焦る。

この間に深夜にも関わらずパトカーを4台見かける。

 

名古屋の六番南ICに2時半ごろ到着、出発から6時間。1時間の貯金。

寒くなってきたのでアウターを着る。

少しだけ空気抵抗が増えた感じがした。

 

 

次の豊橋まで遠いなと思いながらも、日がのぼるまでに距離を稼ぎたかったので頑張る。

静岡は東向きの風が吹きやすいというので期待していたが、全くそんなことはなく、名古屋から豊橋まで向かい風に苦しめられる。スピードが乗らず、27km/hほどで我慢の時間が続く。

 

このあたりの記憶が曖昧だが、おそらく一度休憩を取ってポカリを補給、そこにリポDを薄めて入れて飲みながら豊橋まで走り切ったと思う、

4時半頃に強い眠気が襲ってきたので、豊橋で道路沿いの駐車場に寝転がり、30分のアラームを掛けて仮眠を取る。

眠気は取れたが、変な姿勢でアスファルトの上で寝たせいで膝と小指が痛くなる。

朝5時のアスファルトは冷たかった。

 

5時40分にキャノンボール前を通過、スタートから9時間。

貯金は30分ほどまで減っており、また向かい風がかなり強かった。

グロスが削られる苦しみを味わいながら走る。

 

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塩見坂バイパスはR1でパス、海沿いを走るも向かい風が厳しい。

一度止まって1分ほど立ったまま目を閉じていたら結構回復したので、頑張る。

 

弁天島をパス、反対側からキャノンボールっぽい雰囲気の人とすれ違う。

完全に風を味方につけた走り方でうらやましい。

 

弁天島を渡ったところにあるファミマで3度目の休憩。

カレーライスをレッドブルで流し込み、カロリーメイトを持って出発。

かなり早食いをして15分はかかっていなかったと思う。

 

7時半に天竜川、出発から11時間 予定から20分の貯金。

天竜川のバイパス回避は詳しく調べていなかったので少し動揺するも、Garminのルート通りに走ると問題なく抜けられた。

ここでも向かいから風を味方につけたロード乗りとすれ違い、ジェラシーを感じまくる。

 

まだまだ一向に風が味方に付かず、変な力のかけ方をしたのか膝も痛いので悲しくなってくる。

 

向かい風の悲しみを背負ったまま金谷峠に突入、一度走ったことがあり、そこそこ本格的な峠だったなと覚悟していたので、ヘタれることなくパス。

 

ラブホ峠に着いたのが9時、スタートから12時間半 貯金は20分。

休憩を取っていないにも関わらず貯金が増えないので、少し焦りながら静岡へ向かう。

 

島田の市街地を抜けると交通量も増えてくる。

 

宇津ノ谷峠は予習していた通り、道の駅からバイパスをくぐり、歩道橋の踊り場からバイパスの歩道へ進入。

トンネルを抜けた信号で2分ほど足止めされるも、下りはスムーズに抜け、静岡市内へ。

 

静岡駅に10時45分着、14時間15分経過、15分の貯金。

頑張ってるのにグロスが減っていく悲しみ。

平地区間なので休憩少なめで走ったと思う(記憶がない)

 

清水ではR1の信号を回避できる市街地ルートを使用し、いよいよお楽しみの富士由比バイパスへ。

 

イオンのある交差点を右折し、清水清見潟公園から静清バイパスをくぐり太平洋自転車道へ。

相変わらずの向かい風に耐えながら進む。

 

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↑いい天気(嘘)

 

健康ランドを11時40分に通過。

R1との合流点で信号を渡り、踏切に引っかかったのでアウターを脱ぎ、倉沢市街を抜ける。

倉沢市街を抜けてからはR1を使わず、旧道ルートで由比をパス。

 

蒲原は道のわかりやすい蒲原駅の高架をくぐるルートでパス、新富士川橋は上り側の歩道で越える。

 

12時ちょうど、この時点で貯金が消える。

 

新富士駅付近で左折する場所を間違え、コースアウト。

貯金はなくなったけれど、そもそも22時間30分で着く行程表を使用しているのでまた1.5時間の余裕はあると考えれば楽になってきた。

 

吉原駅近くの倉庫街を抜け、無駄に長い防砂林沿いの道を走り、沼津へ。

眠くなってきたので、このあたりで歩道に寝転がり、アラームを掛けずに仮眠。

15分ほどで目が覚めたのでまた走り出す。

日が昇り、道路は温かくなっていた。

 

箱根に入る前にコンビニで長めの休憩。

この休憩はおそらく6回目くらい?

 

多分静岡を抜ける間に2回ほどコンビニ休憩を取っていたが、どこで休んだか記憶にない。

持参したジェルでBCAAは取れていたので、ウィダーのビタミンと鉄分を1本ずつ飲んだ。固形物はカロリーメイト2本とおにぎり2、3個ほど。

ソフトフラスクに入れてきたジェルのカロリーがかなり高く、そこまで固形物を食べずにこれたのは大きかった。

 

内蔵系にダメージはなかったので、今回の休憩ではたらこスパゲティ、ローストチキン、おにぎりを食べ、2本目のレッドブルを飲む。

炭水化物・糖類とカフェインを同時に摂ると吸収が促進されるので、回復度合いが高い。

 

 

今回の作戦としては、前半で貯金を稼ぎ、静岡で力をなるべく使わずに堪え、箱根はスムーズに越える予定だった。静岡で貯金がなくなるも、計画通り進んできており、体力は温存できていた。仮眠もとって元気だったので、箱根は標高を見ながらペース配分をし、一気に登り切る。

 

三島市内を出たのが13時20分、登り切ったのが14時40分。

Stravaの箱根峠のタイムは1時間を切っていた。

 

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寒いので再度アウターを着て、コンビニで買ったアールグレイ味のパンケーキをコーラで流し込む。 

芦ノ湖を眺めながら少しのんびりする。

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さてダウンヒル

旧道を下るが、驚くほど路面がきれいで(六甲山の荒れた路面とは大違い)何もしなくてもスピードに乗るコントローラブルなダウンヒルを終えると小田原市内へ。

 

小田原からはしばらく1号線、ルートラボを引き間違えていて自らバイパスへ誘導されるも、R1へ戻って途中から海岸線沿いのR134へ。

スピードに乗るが信号に割と引っかかる。

 

茅ヶ崎から戸塚までは謎の坂を登らされたり、謎の渋滞に巻き込まれたりしながらも車の間をすり抜けてパス。

タイヤに高圧で空気を入れていることもあり、飛び石がメチャクチャなスピードで飛んでしまう。

 

その後も謎のアップダウンを軽めのダンシングでこなしていくと、見覚えのある横浜駅前に。

横浜駅を過ぎたらY字の分岐を左に曲がり、交差点を渡って、引き返してきてY字の右側のR15へ入る。

 

R15は品川あたりまではかなりスムーズに流れていたが、品川あたりから一気に信号の接続が悪くなり毎回信号に引っかかるように。

時間には余裕があったので、気長に漕いで銀座へ入ると、一気に都会感が増して楽しくなってくる。

ウーバーイーツのおっちゃんから信号で「平地速いね、何キロくらい出てるの?」と話しかけられるも「特にメーター見てないんでわからないです…」と返す。

実際、今回のキャノンボールはほとんどメーターを見ずに走っていた。

 

日本国道元標が銀座通り口にあると勘違いしていたので、その辺をうろうろして何も見つけられず、ググってから日本橋へ。

 

そして19時30分に日本橋到着。

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走行時間 19時間1分

走行距離 524㎞

走行中の平均速度 27.6km/h

消費カロリー 17,500kcal

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友達がビールを買って迎えに来てくれていたので、そのまま車に収納されて横浜の二郎へビール飲みながら移動しました。

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総括すると、今回の成功要因は…

・伊賀越えルートによる時間短縮

・ソフトフラスクによる補給の時間短縮、内臓へのダメージ低減

・曇っていたので水分をあまり消費せず、補給の時間が短かった

・大阪を夕方に出発することによる渋滞回避

・バイパスの予習で迷子にならなかったこと

・エアロロードの選択(ニールプライドはいいぞ)

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今回の秘密兵器

が挙げられる。

 

逆に今回のマイナス要因は

・眠気(仕方がない、今回は1時間近く仮眠を取った)

・風向き(仕方がない、物理で殴れ)

・ゴール地点を間違える(仕方がない、ググれ)

 

くらいかな?

 

同日にキャノンボールを予定されていた方が上げていた当日の風向きを後で見る。

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ほぼ向かい風、名古屋→豊橋と金谷峠→静岡が特に苦しかった理由は風向きか。

 

 

さて、

ずっとやりたいと思っていたキャノボは、やってみると意外とあっけなく、眠気と風向きさえ味方すれば達成できるのかなという感じでした。

(まあ伊賀越えルート使っているので何も言える立場ではないですが)

 

ぜひこれを参考に一度トライしてみてください。

ありがとうございました。

大阪→東京 キャノンボール 準備編

平成最後のゴールデンウイークを利用して、大阪→東京間のキャノンボールをやってきました。

 

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【使用ルート】

大阪→四日市は距離の短い伊賀ルートを使用。

静岡からは箱根を越え、横浜からR15を通るルートにて。

 

ルートラボのデータ

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Stravaの実走データ

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ルート作成は他の方のブログを参考にしました。

 

 

【準備編】

キャノンボールの成功は準備が5割、天気が3割、2割が実力だと思っているので、準備は念入りに。

 

 

今回は夕方スタート、夜中に大阪・四日市・名古屋の渋滞を回避し、走ったことのない静岡バイパス・箱根峠を日が昇っているうちに越える作戦。

 

・ルートの確認

夜中に走る大阪→名古屋の伊賀越えを走ったことがなかったので、一度昼間に試走をした。一か所道が荒れている箇所があったが、特に問題なし。

後はひたすら静岡のバイパスの予習。

天竜川」「宇津ノ谷峠」「富士由比バイパス」「富士大橋」の4つを初見でクリアするのはかなり難しい。

静岡バイパス攻略ブログ(そのためだけのブログがあることが驚き)で写真を見て予習しておいた。

 

・装備

自転車...Neilpryde Alize(2013) ホイールはのむらぼ5号

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サイコン…Garmin Edge 820

 

ライト…Cateye Volt400にVolt800のバッテリーを装備。

ライトをグレードダウンすると電池持ちがいいと誰かが言っていたので(未検証)あえてVolt800は使用せず。

リアはCateyeの安いやつ。

(↓画像のクリックでAmazonのリンクへ飛べます)

キャットアイ(CAT EYE) LEDヘッドライト VOLT400 HL-EL461RC USB充電式キャットアイ(CAT EYE) カートリッジバッテリー BA-3.4 VOLTシリーズ用 5342681キャットアイ(CAT EYE) テールライト OMNI5 TL-LD155-R 電池式

 

トップチューブバッグ…Topeakの安いやつ。スマホが入るサイズ。

行程表とスマホ、モバイルバッテリーを入れていた。

たまに足に当たるけど、大型スマホが入るので使い勝手がいい。

 

topeak(トピーク) トライバッグ オールウェザー L BAG17201

サドルバッグ...Deuterのサドルバッグ。ガタつかず、リアライトが付くので重宝している。たぶん防水じゃないけど、内容物は袋で包んでいるので大丈夫。

中身は修理工具のみ。

[ドイター] サイクル用アクセサリー バイクバック2 D3290917-7000 7000 ブラック

ボトル2本(中身はポカリスエット)

 

そして、今回の作戦の肝はSalomonのバックパックとソフトフラスク、ここに粉飴を高濃度で溶かしたドリンクを突っ込んで補給を減らす作戦。

 

バックパック…Salomon Agile 12

普通に買えば1本2,500円するソフトフラスクが2本ついて8,000円という高コスパ

 

このバックの前ポケットにソフトフラスクを2本入れて、ノーハンドで補給をする。

OSPREY(オスプレー) ハイドローリック ソフトフラスク 500ml OS56025

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粉飴をお湯で溶かし、BCAAを入れ、味付けにオロナミンCを入れれば完成。

1本で800kcalくらい摂取でき、同時にカフェイン・BCAAも摂れる。

消化で内臓にダメージが来ないのもメリット。

H+Bライフサイエンス 粉飴顆粒 1kg【海外直送品】Scivation Xtend BCAA 90杯分 (マンゴー)

 

また、バックパックを背負うことで反射ベストが見えなくなるので、カバンに反射テープを貼っておく。

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手書きのSalomonロゴが映える。

 

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よく光ります。

 

後は気持ち程度にパワーバー2本、クリフバー2本。

 

バックパックへは輪行袋、着替え、サンダル、鍵、防寒具(上下)も入れておく。

OSTRICH(オーストリッチ) 輪行袋 超軽量型 [L-100] ブラック(ルナサンダル)LUNA SANDALS Venado 2.0 US8(26.5cm)

 

 

 

ウェアは3シーズン用のサイクルジャージ上下にアームカバー。

汗冷えを防ぐためにインナーにモンベルのジオラインメッシュを着る。

防寒具にはいつものアークテリクス、レインパンツは非常用として、モンベルの軽量なやつ。

グローブはパッドが付いていないGIROのZERO。別に手は痛くならなかった。

 ARC'TERYX(アークテリクス) Zeta SL Jacket Men's ゼータ SL ジャケット メンズ 21776 Black ブラック S

 

また、自分の走行スタイルとしてはスマホSpotifyを流しっぱなしで走るので、大容量のスマホが必須。

最近購入したAsusのZenfone Maxは5,000㍉㌂の容量なのに安価で気に入っています。

今回も一度の充電だけで持ちました。

ZenFone Max M1 【日本正規代理店品】 5.5インチ / SIMフリースマートフォン / ディープシーブラック (3GB/32GB/4,000mAh) ZB555KL-BK32S3/A

 

実走編は次回へ

 

サイクルモード 大阪 2019年

サイクルモードに参加してきました。

 

会場は万博記念公園

12時に家を出て、13時に会場に到着。

万博記念公園へ来るのは初めてなので、自転車での入り口をしばらく探したが見つからず、近くの駐輪場に止めて歩いて会場へ。

 

入り口で当日券1,200円を購入し入場。

試乗のチケットは会場内で住所などの情報を書き込むことで、別でもらうことができる。

 

 

今回試乗したのは下記の5台

1.Pinarllo Dogma F10

2.Chapter2 TERE

3.Yonex Carbonex with GOKISO

4.Canyon ultimate SLX disc

5.Trek Emonda SLR disc

 

良かったのはYonexとTrekの2台でした。

順番にインプレを書いていきます。

 

1. Pinarello Dogma F10

 

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フラットペダルでの試乗。

レーシングゼロのせいなのか、非常にかっちりとした加速感。フレーム自体の硬さはあまり感じないが、力がほとんど逃げていないような感覚があった。

試乗距離はそこまでなく、距離を乗らないとわからない面もあるが、乗り心地自体はずば抜けたものではないかな、という感じだった。

 

2.Chapter2 TERE

写真撮り忘れました。

カンパのスーパーレコード組み、ホイールはプロジェクト167、タイヤはピレリ

 

Dogmaほどの反応性は感じないが、スイスイ進み、非常に軽い乗り心地。

振動吸収性も高いかな?

 

普段乗っているNeilprydeに比べるとちょっと剛性は低め、ただ省エネでもどんどん進んでいく感じ。

ロングライド向けかな~

 

3.Yonex Carbonex GOKISOホイール

今回一番良かったバイク。

なんてったって森本選手のバイクそのままに乗れますからね…

 

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ポジションが自分にぴったりでした。

ジオメトリ全部測って持って帰りたいくらい。

 

サドルの座り心地がいい。

シマノPROのグリフォンというサドルでした。

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スラムのレバーが非常に握りやすく、感動しました。

変速の仕方は慣れなかったけど…

 

フレームは程よい反発感があってよく進む感じがしました。

衝撃吸収性はそこそこ、ホイールの性能のせいかもしれません。

 

ヒルクライム時に抵抗なくぐいぐい進む感じは流石のゴキソ、タイヤのスーパーソニックもいい感じでした。

 

4台目 CANYON ultimate SLR disc

写真ありません。

 

今回試乗した中で一番重くてモッサリしたバイクでした。

乗るならキャリパーモデルに乗りたかったですね。

 

 

5台目 Trek Emonda SLR disc

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ボントレガーのホイールに幅広タイヤ。

乗り始め、電動かと思うほどに軽くびっくりしました。

これはチートですわ…

 

ディスクなのにそこまで重くなく、非常に軽やかな乗り心地でした。

振動吸収性も悪くない。

 

新型アルテグラの油圧Di2がついていましたが、ブラケットが握りやすかったです。

後これもサドルが座りやすかった。

 

 

以上5台のインプレをお送りしました。

自分が買うなら、Emondaにゴキソホイール入れるかな…?

香港旅行 3日目

前回の続き。

 

【2日目続き】

宿は重慶大廈(チョンキンマンション)。

手前からA棟→C棟(だったかな?)と3つの雑居ビルが連なって一つになっているような建物だった。

 

チェックインの時は香港の人について来てもらったのでさほど迷わずに宿の場所に着く。

しかし、チェックインのフロアと宿のフロアが違うため、一度エレベーターで上がったのに降りることに。

階数がかなり多く、1階で乗ってくる人数が多いのでエレベーターがなかなか上がってこない。

しびれを切らして階段で降り、受け付けへ。

 

受付で待ち受けていたのは陽気な黒人で、日本人と聞いて(なぜか)よろこんでいた。

韓国人は朝の2時頃に帰ってくるからうるさい…日本人は静かだから…とか話しながら部屋の案内をしてもらう。

 

部屋は非常に簡単な作りだった。

ドアを入ったら1歩で目の前にシャワーとトイレ、ドアから2歩左に歩けばベッドがある。他には何もない。

エアコンはついており(香港の夏は非常に暑い)、一泊3500円の割には充実した設備ということができるだろう。

 

シャワーの水量が少なかったが、気にせず就寝。3日目へ。

 

【3日目】

夕方まで仕事ごっこ

15時ごろから旺角(モンコック)→新世紀広場(ギンザシックスみたいなの)→一点心。

 

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なんとなく香港らしいから写真を撮りました。

特に見ようと思っていたのがなかったので、夜の市場をふらつく。

バレンシアガのパチもののキャップとか売ってた。

 

デパートの方へ行くと、結構にぎわっていて、フードコートをぶらついてみる。

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8番ラーメン

野菜ラーメンのバター風味がおススメですね

 

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もう普通に日本語の広告があったりする。

雰囲気で読むんでしょうね?

 

他にもいろいろ見て周りましたが、店の中で写真撮る度胸はなく…

値段は全体的に日本より高いような気がしました。

 

そのあとは適当に調べておいた点心へ。

 

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このナンバーは大丈夫なのか?

 

f:id:yskxt:20181224233654j:plain適当に頼みましたがまあまあ望んでいたものが出てきました。

粉モンが多いからすぐお腹いっぱいになるし、好き放題食べても2000円くらいで収まりました、

 

飯食った後は宿のある九龍へ戻る。

近くにあるヴィクトリアハーバーへ。

 

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今回の旅行で一番香港らしい観光スポットでした。

 

話は変わりますが、僕ニューロマンサーが好きなんですよね。

香港へ行かれる方は、ぜひ一度読んでから行ってみてください。

この景色を見られただけでも来た価値はありましたね。

 

 

そのあとはチョンキンマンションへ戻りましたが、1日目にはなかったゲロの臭いが。

換気扇なのかエアコンなのかわからないけれど、吸気口の方に問題があるらしい。

 

なるべく気にしないようにして就寝。

4日目はマカオへ。

香港旅行(3泊4日) 1-2日目

連休を利用して香港を旅行してきました。

 

今回香港へ行こうと思った理由が2つあって、一つは皆がそろって「東京よりも都会」という香港がどれほどの都会なのか確かめたかったから、二つ目は自分が仕事で関わっている国際色豊かな香港がどれほどのものか確かめたかったから。

 

【1日目】

昼過ぎに家を出て、18時頃のフライトで香港へ。

 

フライトの所要時間は4時間ほど。

航空会社は香港エクスプレスで、これまで使ってきたANAカタールエアラインと比べて不安になるほどちゃちな椅子に座り、頑張って寝て過ごした。

モニターはついていなくて、映画など見ることはできなかった。

また、機内食はなし、飲み物も有料で日本でいうところのLCCに当たるのだろうと想像した。

 

 

空港に着いたら22時で、この日は空港に泊まることにしていた。

 

予め調べておいた情報で、入国ゲートをくぐる前のターミナルに沐浴室がありそこでシャワーが浴びられるとのことだったので、しばらく歩いて探し、シャワーを浴びる。

荷物を預けていなかったので、受け取りを気にせず落ち着いて過ごすことができた。

 

そのままターミナルのセブンイレブンで豚の角煮が乗った弁当を買い、店員に温め時間を聞いて温めるもどう考えても1000Wで3分は長く、途中で取り出してベンチに座って食べる。骨が取り除かれずに入っていて、危うくかみ砕くところだった。

 

腹も膨れたところで寝場所を探すが、入国ゲートをくぐる前の場所だと清掃の人や検疫の人がおり、またベンチ2つごとに腕賭けがあって体を寝かすことができない。

 

なので一度出国ゲートをくぐり、外へ。

前回の旅行で使ったユーロを(手数料が勿体なかったので)日本円にせず持っていたのを香港ドルに換える。同じ店で3GB分使えるプリペイドのシムカードを買う。店員さんが親切な女性で、VPN設定などすべてしてくれた。

 

セブンイレブンで500mlのタイガービールを買い、グッと飲み干してから1階のベンチで寝る。時間は23時過ぎ。盗難が怖いので、貴重品はウエストポーチに入れて胸に抱き、鞄を枕代わりにして寝た。

意外と快適に寝ることができた。

 

 

【2日目】

朝起きると隣のベンチで日本人の女性が寝ていた。

度胸あるし知り合いかなと思って顔を覗くも知らない人で(失礼 )、とりあえず

持ってきていた顔拭きシートで自分の顔を拭いてから市街地へ。

 

空港から市街地まで特急みたいなのに載らなければならず、地下鉄乗り放題チケットの適用外だった。とりあえず九龍まで乗る。

市街地に着くも時間はまだ6時、しまった空港でもう少しのんびりしておくべきだったかなと思いながらぶらぶら。ほとんどの店が開いていない。

 有名な観光地のネイザンロードも夜がメインで、朝歩いても市場すらやっていない。

 

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↑不思議なビル

 

仕方ないので路上で時間をつぶし、検索して出てきた7時開店の適当なお粥屋に入る。

 メニューを見ても何となくしかわからないので、脂なんちゃらと書かれているお粥を頼む。

牛肉のお粥だったようだが、お粥に脂が合わないということを強く実感した…

 

11時に飲茶へ行く約束をしていたのでそれまで市街地をぶらぶら。

公園にはフラミンゴが

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K11という少し高級なショッピングモールでWifiを使いながら、Y-3やNorth Faceを覗いて時間をつぶす。

Y-3の品揃えは日本と比べて断然香港の方が良く、しかしながら値段は相変わらず高かった。North Faceも覗いてみるが、写真家の写真がプリントされたTシャツが15,000円程で、全く手が届かない…

 

そんなことをしている間に待ち合わせの時間になり、合流して飲茶へ。

 

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左側の銀のポットにお茶が入っている。

最初のお茶は薄いので、そのお湯で箸と器を洗うのだそうだ。

ちゃんと洗ったお湯を受ける器があるらしいのだが、こちらの机にはなく、店員に頼むも持ってきてくれなかった(ほかの机にはおいてある)。

仕方ないので余っている器を受け皿に、箸を洗う。なぜきれいなはずの箸をわざわざ洗う必要があるのか、日本人にはなかなか理解しがたい行動だが郷に入れば郷に従う。

 

写真に写っている左側手前のハチノス、 左奥の鳥の脚、右手前の軟骨の炒め物、全ておいしかった。一緒に食べていた友人曰く、香港は蒸すという調理方法が日本と比べてメジャーだという。確かに、ハチノスも鶏の脚も小籠包もすべて蒸してある。うまみが凝縮されておりゼラチ質の肉が美味い。

 

飲茶は二人でお腹一杯食べて3,000円程だった。安い。

 

昼からは香港島へ行こうとのことで、九龍島の南端にあるフェリー乗り場からフェリーに乗る。

 

香港なのになぜかそごうがあった。

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香港島の山へリフトで登るかどうか、という話をしていたが、この日は雨が降ったり止んだりの天気だった。

山頂は"The Peak"というらしく、安直すぎるネーミングが気に入った。

下の写真で奥にぼんやりと見える山の頂上がThe Peakだ。

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この写真は九龍島の南端(夜になるとライトアップがあってキレイだとどの観光サイトにも書いてあるが、実際は大したことない)から香港島を眺めた写真になる。

手前に見えるビルは金融関係の建物がほとんどで、外資系が多いという。

山の方に住んでいるのは金持ちで、取締役とかそういう身分の方々が土地を買っているという。

 

 

イギリス植民地時代の時計台。もともとは電車の終点駅だったそうだ。 

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さて、香港島へ渡ってきて一番に目に着いたのは建物の足場だ。

なんと竹でできている。

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こんな高さのビルでも足場は全て竹である。

香港の人間は何を考えているのか…

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 香港島には世界一長いエスカレーターがあり、港からThe Peakのリフト乗り場まで続いているという。

もちろん途中で何度か降りることになるが、そのエスカレーターで島を登っていく。

途中途中にパブや喫茶店オープンカフェを開いており、オシャレな雰囲気だった。

 

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途中まではThe Peakまで行こうと考えていたが、天気も悪いので、途中でやめて坂を下りながら刊行することにした。

 

どこの国のかわからないが寺に立ち寄ると、派手に線香を焚きまくっていて煙たかった。

上に大量の線香が吊ってあり燃え続けている。

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なんと、仏前には電飾でピカピカ光る飾りが回り続けている。

なんとも派手だが、アジア系のこういう雰囲気も悪くはない。

↓手前でも燃えているのも線香

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カメラを見返すとほとんど写真が残っていなかったのだが、骨董市を冷やかしながらブラブラし、坂を下って上環駅から地下鉄で九龍へ戻った。

そのあとは少し仕事に関係する店を見て回り、18時から別の人と約束をしていたのでそちらへ。

Mui Kee Cookfood Stallという店で青島麦酒を飲みながら青菜の炒め物や鶏の丸焼き、焼きそばを食べた。全て美味い。しかしながら写真が1枚も残っていない。

 

2軒目でドリアンのシャーベットを食べに行く。

ものすごく臭いが食べられないほどではなく、まあ味は美味いのだが、他の人がいうようにクセになるほどではない。何度か食べるうちにはまっていくのだろうか…?

 

ドリアンは甘い芋のような味だが、明らかに食べてはいけない何かの匂いがした。

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3軒目でシーバスを飲みながら水煙草を。

男同士で仕事の話とか恋愛の話を。

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この日はチョンキンマンション(重慶大廈)に入っているホテルに泊まった。

知らなかったのだが、香港人ですら近寄らないという胡散臭い建物だったようで…

 

 

続く