香港旅行 3日目

前回の続き。

 

【2日目続き】

宿は重慶大廈(チョンキンマンション)。

手前からA棟→C棟(だったかな?)と3つの雑居ビルが連なって一つになっているような建物だった。

 

チェックインの時は香港の人について来てもらったのでさほど迷わずに宿の場所に着く。

しかし、チェックインのフロアと宿のフロアが違うため、一度エレベーターで上がったのに降りることに。

階数がかなり多く、1階で乗ってくる人数が多いのでエレベーターがなかなか上がってこない。

しびれを切らして階段で降り、受け付けへ。

 

受付で待ち受けていたのは陽気な黒人で、日本人と聞いて(なぜか)よろこんでいた。

韓国人は朝の2時頃に帰ってくるからうるさい…日本人は静かだから…とか話しながら部屋の案内をしてもらう。

 

部屋は非常に簡単な作りだった。

ドアを入ったら1歩で目の前にシャワーとトイレ、ドアから2歩左に歩けばベッドがある。他には何もない。

エアコンはついており(香港の夏は非常に暑い)、一泊3500円の割には充実した設備ということができるだろう。

 

シャワーの水量が少なかったが、気にせず就寝。3日目へ。

 

【3日目】

夕方まで仕事ごっこ

15時ごろから旺角(モンコック)→新世紀広場(ギンザシックスみたいなの)→一点心。

 

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なんとなく香港らしいから写真を撮りました。

特に見ようと思っていたのがなかったので、夜の市場をふらつく。

バレンシアガのパチもののキャップとか売ってた。

 

デパートの方へ行くと、結構にぎわっていて、フードコートをぶらついてみる。

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8番ラーメン

野菜ラーメンのバター風味がおススメですね

 

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もう普通に日本語の広告があったりする。

雰囲気で読むんでしょうね?

 

他にもいろいろ見て周りましたが、店の中で写真撮る度胸はなく…

値段は全体的に日本より高いような気がしました。

 

そのあとは適当に調べておいた点心へ。

 

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このナンバーは大丈夫なのか?

 

f:id:yskxt:20181224233654j:plain適当に頼みましたがまあまあ望んでいたものが出てきました。

粉モンが多いからすぐお腹いっぱいになるし、好き放題食べても2000円くらいで収まりました、

 

飯食った後は宿のある九龍へ戻る。

近くにあるヴィクトリアハーバーへ。

 

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今回の旅行で一番香港らしい観光スポットでした。

 

話は変わりますが、僕ニューロマンサーが好きなんですよね。

香港へ行かれる方は、ぜひ一度読んでから行ってみてください。

この景色を見られただけでも来た価値はありましたね。

 

 

そのあとはチョンキンマンションへ戻りましたが、1日目にはなかったゲロの臭いが。

換気扇なのかエアコンなのかわからないけれど、吸気口の方に問題があるらしい。

 

なるべく気にしないようにして就寝。

4日目はマカオへ。

香港旅行(3泊4日) 1-2日目

連休を利用して香港を旅行してきました。

 

今回香港へ行こうと思った理由が2つあって、一つは皆がそろって「東京よりも都会」という香港がどれほどの都会なのか確かめたかったから、二つ目は自分が仕事で関わっている国際色豊かな香港がどれほどのものか確かめたかったから。

 

【1日目】

昼過ぎに家を出て、18時頃のフライトで香港へ。

 

フライトの所要時間は4時間ほど。

航空会社は香港エクスプレスで、これまで使ってきたANAカタールエアラインと比べて不安になるほどちゃちな椅子に座り、頑張って寝て過ごした。

モニターはついていなくて、映画など見ることはできなかった。

また、機内食はなし、飲み物も有料で日本でいうところのLCCに当たるのだろうと想像した。

 

 

空港に着いたら22時で、この日は空港に泊まることにしていた。

 

予め調べておいた情報で、入国ゲートをくぐる前のターミナルに沐浴室がありそこでシャワーが浴びられるとのことだったので、しばらく歩いて探し、シャワーを浴びる。

荷物を預けていなかったので、受け取りを気にせず落ち着いて過ごすことができた。

 

そのままターミナルのセブンイレブンで豚の角煮が乗った弁当を買い、店員に温め時間を聞いて温めるもどう考えても1000Wで3分は長く、途中で取り出してベンチに座って食べる。骨が取り除かれずに入っていて、危うくかみ砕くところだった。

 

腹も膨れたところで寝場所を探すが、入国ゲートをくぐる前の場所だと清掃の人や検疫の人がおり、またベンチ2つごとに腕賭けがあって体を寝かすことができない。

 

なので一度出国ゲートをくぐり、外へ。

前回の旅行で使ったユーロを(手数料が勿体なかったので)日本円にせず持っていたのを香港ドルに換える。同じ店で3GB分使えるプリペイドのシムカードを買う。店員さんが親切な女性で、VPN設定などすべてしてくれた。

 

セブンイレブンで500mlのタイガービールを買い、グッと飲み干してから1階のベンチで寝る。時間は23時過ぎ。盗難が怖いので、貴重品はウエストポーチに入れて胸に抱き、鞄を枕代わりにして寝た。

意外と快適に寝ることができた。

 

 

【2日目】

朝起きると隣のベンチで日本人の女性が寝ていた。

度胸あるし知り合いかなと思って顔を覗くも知らない人で(失礼 )、とりあえず

持ってきていた顔拭きシートで自分の顔を拭いてから市街地へ。

 

空港から市街地まで特急みたいなのに載らなければならず、地下鉄乗り放題チケットの適用外だった。とりあえず九龍まで乗る。

市街地に着くも時間はまだ6時、しまった空港でもう少しのんびりしておくべきだったかなと思いながらぶらぶら。ほとんどの店が開いていない。

 有名な観光地のネイザンロードも夜がメインで、朝歩いても市場すらやっていない。

 

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↑不思議なビル

 

仕方ないので路上で時間をつぶし、検索して出てきた7時開店の適当なお粥屋に入る。

 メニューを見ても何となくしかわからないので、脂なんちゃらと書かれているお粥を頼む。

牛肉のお粥だったようだが、お粥に脂が合わないということを強く実感した…

 

11時に飲茶へ行く約束をしていたのでそれまで市街地をぶらぶら。

公園にはフラミンゴが

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K11という少し高級なショッピングモールでWifiを使いながら、Y-3やNorth Faceを覗いて時間をつぶす。

Y-3の品揃えは日本と比べて断然香港の方が良く、しかしながら値段は相変わらず高かった。North Faceも覗いてみるが、写真家の写真がプリントされたTシャツが15,000円程で、全く手が届かない…

 

そんなことをしている間に待ち合わせの時間になり、合流して飲茶へ。

 

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左側の銀のポットにお茶が入っている。

最初のお茶は薄いので、そのお湯で箸と器を洗うのだそうだ。

ちゃんと洗ったお湯を受ける器があるらしいのだが、こちらの机にはなく、店員に頼むも持ってきてくれなかった(ほかの机にはおいてある)。

仕方ないので余っている器を受け皿に、箸を洗う。なぜきれいなはずの箸をわざわざ洗う必要があるのか、日本人にはなかなか理解しがたい行動だが郷に入れば郷に従う。

 

写真に写っている左側手前のハチノス、 左奥の鳥の脚、右手前の軟骨の炒め物、全ておいしかった。一緒に食べていた友人曰く、香港は蒸すという調理方法が日本と比べてメジャーだという。確かに、ハチノスも鶏の脚も小籠包もすべて蒸してある。うまみが凝縮されておりゼラチ質の肉が美味い。

 

飲茶は二人でお腹一杯食べて3,000円程だった。安い。

 

昼からは香港島へ行こうとのことで、九龍島の南端にあるフェリー乗り場からフェリーに乗る。

 

香港なのになぜかそごうがあった。

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香港島の山へリフトで登るかどうか、という話をしていたが、この日は雨が降ったり止んだりの天気だった。

山頂は"The Peak"というらしく、安直すぎるネーミングが気に入った。

下の写真で奥にぼんやりと見える山の頂上がThe Peakだ。

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この写真は九龍島の南端(夜になるとライトアップがあってキレイだとどの観光サイトにも書いてあるが、実際は大したことない)から香港島を眺めた写真になる。

手前に見えるビルは金融関係の建物がほとんどで、外資系が多いという。

山の方に住んでいるのは金持ちで、取締役とかそういう身分の方々が土地を買っているという。

 

 

イギリス植民地時代の時計台。もともとは電車の終点駅だったそうだ。 

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さて、香港島へ渡ってきて一番に目に着いたのは建物の足場だ。

なんと竹でできている。

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こんな高さのビルでも足場は全て竹である。

香港の人間は何を考えているのか…

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 香港島には世界一長いエスカレーターがあり、港からThe Peakのリフト乗り場まで続いているという。

もちろん途中で何度か降りることになるが、そのエスカレーターで島を登っていく。

途中途中にパブや喫茶店オープンカフェを開いており、オシャレな雰囲気だった。

 

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途中まではThe Peakまで行こうと考えていたが、天気も悪いので、途中でやめて坂を下りながら刊行することにした。

 

どこの国のかわからないが寺に立ち寄ると、派手に線香を焚きまくっていて煙たかった。

上に大量の線香が吊ってあり燃え続けている。

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なんと、仏前には電飾でピカピカ光る飾りが回り続けている。

なんとも派手だが、アジア系のこういう雰囲気も悪くはない。

↓手前でも燃えているのも線香

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カメラを見返すとほとんど写真が残っていなかったのだが、骨董市を冷やかしながらブラブラし、坂を下って上環駅から地下鉄で九龍へ戻った。

そのあとは少し仕事に関係する店を見て回り、18時から別の人と約束をしていたのでそちらへ。

Mui Kee Cookfood Stallという店で青島麦酒を飲みながら青菜の炒め物や鶏の丸焼き、焼きそばを食べた。全て美味い。しかしながら写真が1枚も残っていない。

 

2軒目でドリアンのシャーベットを食べに行く。

ものすごく臭いが食べられないほどではなく、まあ味は美味いのだが、他の人がいうようにクセになるほどではない。何度か食べるうちにはまっていくのだろうか…?

 

ドリアンは甘い芋のような味だが、明らかに食べてはいけない何かの匂いがした。

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3軒目でシーバスを飲みながら水煙草を。

男同士で仕事の話とか恋愛の話を。

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この日はチョンキンマンション(重慶大廈)に入っているホテルに泊まった。

知らなかったのだが、香港人ですら近寄らないという胡散臭い建物だったようで…

 

 

続く

 

 

存在の耐えられない軽さ

『存在の耐えられない軽さ』はチェコスロバキアの作家クンデラの著作である。

本の内容について説明されている記事は他のウェブサイトにいくらでもあるし、何ならこの本を直接読んでもらった方がいいだろう。

 

しかし、この本はいくつかのテーマが恋愛小説という形式の中に閉じ込められており、その中から何を重要だと思うかは読者次第である。

そうなると、私がこの本を読んで重要だと感じたこと、それを抜き出して書いてみることにはきっと意味がある。

 

私が読み始めて最初に衝撃を受けたのはその章構成である。

 

第一部 軽さと重さ

第二部 心と身体

第三部 理解されなかったことば

第四部 心と身体

第五部 軽さと重さ

第六部 大行進

第七部 カレーニンの微笑

 

見てみると、第一部と第二部のタイトルが第四部と第五部に改めて登場する。

結局、登場人物のトマーシュに軽さと重さ、テレザに心と身体という章が振り分けられているだけなのだが、この整った体裁を見た瞬間に、作者の美意識が感じ取れた。

 

本の全体的な構成としては、トマーシュとテレザの恋愛に対する心情を描いたメインのストーリーに、トマーシュの浮気相手であるサビナのストーリーを加えた形になっている。

Einmal ist Keinmalという言葉を呟きながら様々な女性と浮気を続けるトマーシュと、初心なテレザの恋愛。両名に割り当てられた章ごとに各々の心情を描くというのは、とても新鮮な試みに思えた。

(Einmal ist Keinmalが何を表しているのかはぜひ自分で読んで確かめてほしい)

 

『高い城の男』のあとがきでディックが語っていた、普通の何ともない登場人物が勇気を奮い起した行動に小説の良さがある、その言葉に私は深く共感する。しかし、その行動のために小説一冊を使うのは、いささかか冗長になりがちだとも思う。

 

存在の耐えられない軽さの中では、トマーシュとテレザがそれぞれ葛藤しながらも自問しながら自分の気持ちを確認し、勇気を出して行動するシーンがある。それだけで小説は成り立つのだ。しかし、それで終わらないのがこの本の名作たる所以がある。

 

トマーシュの浮気相手、サビナの章で展開されるのは、全体主義に対する抵抗である。第六部の章タイトルになっている大行進とは、現行政治に反対する市民のパレードのことだ。サビナは大行進をキッチュなものとして定義する。

 

キッチュという言葉自体、あまり普段の生活では耳にしないものだが、調べてみるとケバケバしさを取り入れたファッションの記事が出てくる。本書で語られるキッチュとは俗悪さとしていくらか例が挙げられている。

 

私なりに解釈するならば、生成りの服を派手な色の服と一緒に洗濯したときに色移りするような、わかりやすいイデオロギーに影響されやすい人間の本質というか、勧善懲悪というわかりやすいテーマに落とし込まれやすい物語というか、そういう俗っぽさに影響されることだと思う。

 

ウクライナの不正選挙に市民が反対し再選挙が行われたオレンジ革命を、裏でロシアとアメリカがどちらの立てた候補者を当選させるかの戦いだったという意見もあるが(調べてみると一連の政権交代の行動を色革命というらしい)、そこには個人の意見なんてものはほとんど存在せず、全体主義的なイデオロギーと大行進だけがある。

 

キッチュなもの、大行進、全体主義、、、人間はそういうものに染まりやすいものだという。ただし、キッチュなものに染まるということは、存在の耐えられない軽さを引き起こす。

伊藤計劃の著作『ハーモニー』を読んだ方ならわかるだろうが、最後に訪れるユートピアに人間個々の重さなんてものはない。キッチュに染まり切った人間の軽さは、空気と何ら変わりがない。

 

そういう軽さへの抵抗が、流行・サブカルに表れるのだと思う。今ではサブカルキッチュなものに堕ちてきているよにうに感じるが…

流行それ自体はキッチュさの表れのようにも見えるが、私は逆だと思う。むしろキッチュさというのは、ユニクロを着る人間はファッショナブルじゃないとか、流行に乗る人間は何もわかっていないとか、そういう俗な思考に何も考えずに乗っかっている人間の方だと思う(何も考えずに乗っかっている場合だけがキッチュで、自分なりの意見としてそれに共感するのはキッチュではない)。

 

キッチュさに抵抗する手がかりとして私が大切にしたいと思うのは、自分なりの感性と自分なりの思考である。

 

感性の面に関しては、一般的に美しいと言われるものを自分で見てどう感じるかを常に自分に問いかけること、また一般に醜いと思われているものを見た場合も同様に、初めて見るものに対しては先入観を持たないこと。

自分の中で評価したものに対してこだわること、それを人に強要しない限り自由であるし、ある意味神の視点を持って生きることでもある。

(芸術など、見る人によって価値の変わるものに、誰も評価や値付けをしていなければ、それは自分の感性によって評価されても何ら不当ではないし、その世界においては自分が絶対である、という意味での神の視点)

 

さて、そんなキッチュさへの抵抗を徹底したサビナの人生は幸福なものだったのかというと、本書を読む限りそうは描かれていない。しかし、私はたとえ不幸だったとしても、自分の考えにある程度こだわり、その結果後悔したとしても、幸福だと思う。

なぜなら、それが生きるということだし、自分が自分でいるという証明であるからだ。

寺山修二的な、幸福を追い求める気持ちを持ち、それを自分の意思で推し進めていくこと自体が幸福の在り方だと私は考えている。

 

 

存在の耐えられない軽さ (集英社文庫)

存在の耐えられない軽さ (集英社文庫)

 

 

 

ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

 

 

 

幸福論 (角川文庫)

幸福論 (角川文庫)

 

 

 

高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)

高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)

 

 

シェア論-1

人はもっと多くの物をシェアすべきなのではないか。

僕がそう思ったきっかけは梅田のルクアにある蔦屋書店で本を読んでいた時だった、

ここの蔦屋書店は開店時間の遅い店の多い梅田で早朝から開いており、スターバックスが併設され、たくさんの椅子やソファが間接照明で優しく照らされる空間に並んでいる。ここでは書店に並んでいる本をカフェスペースに持ち込んで自由に読むことができるのだ。まだ新しく、やわらかい絨毯を踏む感覚が心地よい。

昨日、僕は福井県にある家から220㎞程自転車に乗り、大阪へ来ていた。それは充実した休日を過ごすためであり、その目的の半分ほどは早起きしててスターバックスの深煎りで苦みの強めなコーヒーで眠気を覚ましながら本を読むことにあった。バカらしい話だが、僕は家を出て遠く離れた大阪で室内に引きこもっていたのである。

僕が家の中で引きこもらない理由はよりリラックスできる空間で過ごしたいからである。これでも一応、家の中で快適に過ごせるようにソファを買ってみたり、プジョーのコーヒーミルを買ってみたり、家の証明を暖色に替えたりした。だがそれでもルクアの蔦屋書店には適わないのである。やはり、金のかかった空間は過ごしやすいのだ。

 

人口は減少傾向にあるが、戸建ての家は増加傾向にあるという。僕は家を建てることを悪手だと考えている。理由は3つある。一つは今後ドーナツ化現象が起きるにつれ、一部の都心部を除き地価は下がるだろうから。2つ目は転勤の際にすぐ手放すことができないから。3つ目は天災へのリスクだ。所有物を増やすと失うリスクが高くなる。車が欲しいと思っていた時期もあったが、いきなり転勤で東京へ行くことになるかもしれないし、保険は年に10万円、税金は年3万円かかるし、ガソリン代は高いし、僕は車を維持するためにはたらいているのではないのだ。なくても生活できるならば持たない方がいい。郊外に部屋を借り、会社へは電車か自転車で通勤し、休日に都心へ出かけて喫茶店でのんびりと過ごす生活が僕にとっての理想なのだ。

 

少子高齢化を防ぐ手段はシェアだと思う。というのも、人ひとりが暮らすためにかかる費用が高くなりすぎたのだ。子供を何人持つかと考えたとき一番に頭に浮かぶのは家のローンや古くなった車、子供の教育費、学費などだろう。核家族化が進んでしまってこれらの費用が当たり前のように受け入れられるようになっているが、親と暮らしていれば家はリフォームすれば建てずに済むし、車も必要な時に借りればいい、あとは子供が私立大学へ進学することだけを防げばいいだけである。高校の無償化なんて言っている場合ではない。それどころではないのだ。

 

何がシェアできるだろうか。

まず、家を持つ必要はない。僕なら代わりに、キャンプ用品をそろえるだろう。休日はそれをもって出かけ、木洩れ日の差す川辺でヘリノックスの椅子に座りながら本を読むのだ。浮いたお金で何ができるかを考えれば幸せな気分になれる。

どこに住むのか。家族と暮らしても家族と一緒に住むのが嫌ならば、ゲストハウスのようなシェアハウスに住めばいい。家具はなるべく共有してしまい、持ち物は最低限にする。一番こういった形の住み方を導入できそうだと個人的に思っているのが老人ホームだ。ホテルのような部屋で、お金を払えば安く料理を頼めるような。昼間はスポーツや読書、麻雀をして楽しく暮らす。引きこもって孤独死するよりはだいぶましな過ごし方だと思う。

 

家をシェアすれば家具を持たなくて良い。特に一時的に一人暮らしをするならば、いろいろ揃える手間とお金も、一人暮らしが終わってから家具を処分する手間もなくなる。電気ガス水道も一括にしてしまえば、高い基本料金を払わなくて済む。家全体にWiFiを飛ばせば、毎月5,000円近い大金を払わなくて済む。特に通信費なんてバカらしいと思うし、毎月携帯に8,000円+光回線に5,000円なんてどうして払わなければいけないんだ?僕はもう5年も、携帯を2台持ちして月2,000円で運用している。WiFiはスタバかコンビニで借りる。

共同のリビングには広い窓があり、その手前にはスタンドのような少し高めの机とシンプルな椅子が並んでいる。僕は隣のキッチンでコーヒーを淹れ、それを飲みながら書き物をしているところだ。後ろには畳のスペースがあり、オーディオ好き買ってきた

スピーカーから静かな音楽が流れている。右側には本棚が並んでいて、これまで暮らしていた人が好きに置いていった本がたくさん並んでいる。僕もたまにそこから漫画を持ち出して読む。

 

こうした生活を提案すると、家電が売れなくなる、消費が落ち込む、と考える人もいるかもしれない。だが、一人暮らしのその場しのぎの家具なんて、買ってもハイアールかリサイクルショップのリユース品である。国産のバカ高い電化製品が売れるわけがない。そんなことよりも、浮いたお金をもっと趣味や旅行に使った方が有意義だし、国内の消費も盛り上がるのではないだろうか?

ご飯の出る寮みたいなシェアハウスならば、料理の時間を他のことに使えるし、掃除するのが自分の部屋だけで済めばその時間も浮くし、安いシェアハウスならばその分外食すればいい。その方が余暇にお金を使う傾向になるのではないか。

 

そんなわけで、僕の理想の生活はシェアハウスに月3万円(光熱費・WiFi付)に住み、家具を買わず、趣味の自転車や服にお金を使い、週末はどこかへ出かけて喫茶店で本でも読むような暮らし方だ。別に全てを所有しなくてもいい。どこかにリラックスして過ごせる空間があればいい。こういう暮らしを試みる人が増えれば、街にはもっと過ごしやすい空間が増えて、僕も過ごしやすくなるだろう。

アウトドアウェアミックスのススメ

春が来ても寒い日が続き、あっという間に夏になる。

秋が来ても過ごしやすい間はあっという間で、すぐに寒くなる。

 

日本には四季があると言え、春と秋の存在感は薄く、二季しかないのでは?と思うことも少なくない。

 

そんな暑さと寒さが極端な土地で、快適な服を着るというのは生活の質を上げるのにプラスにはたらく。

 

少し前からスポーツミックスやアウトドアミックスなスタイル(スポーツウェアやアウトドアウェアの要素を取り入れた服を着ること) は、そんな気候で暮らす私たちにピッタリなのではないだろうか。

 

そういう流れを汲んで、最近のアウトドアウェアではいくらかカジュアルに寄せたような服も出てきている。

今回はそういうアウトドアミックスな服の着こなしについて紹介したい。

 

 

気温の変わりやすい山で行動するための服は、重ね着が基本である。

普段の日常生活でも、昼と夜、建物の中か外化でだいぶ気温は変わってくる。

そういった気温の変化に対応するための重ね着である。

 

重ね着の基本は ①ベースレイヤー(下着)②ミドルレイヤー③アウターだ。

一つずつ見ていこう。

 

①ベースレイヤー

要するに下着である。

汗冷えしないため、汗の乾きやすい化学繊維を使ったものが基本となる。

 

有名どころでいうとユニクロヒートテック、Mont-Bellのジオラインがある。

 

 

(モンベル)mont-bell ジオラインL.W.ラウンドネックシャツ Men's 1107486 BK ブラック S

 

繊維は身体から出た水蒸気を吸うことで発熱する。

水を吸いやすいレーヨンを混ぜることで発熱性能を上げたのがユニクロヒートテックだ。

 

一方、特殊な化学繊維を糸を使うことで吸湿速乾性を高め、保温性の高い編み方をしたものがジオラインになる。 

化学繊維は(油が水をはじくように)吸水性を持たないので、乾きやすい。

一方で、発熱性は高いが吸湿性も高いヒートテックは一度濡れると乾きにくい。

 

 汗冷えのリスクがあるため、山へいく人にヒートテックは評判が悪い。

実際ヒートテックを着て運動をすると暑すぎて汗をかく。

ただ街着で使うのには全く問題ない。

 

最近ではメリノウールを使った高機能インナーも出てきている。

(モンベル)mont-bell スーパーメリノウールM.W.ラウンドネックシャツ Men's 1107235 BK ブラック XL

 

ウールは発熱する繊維だ。

なおかつ、乾燥しているときには繊維が吸湿し、湿潤な時には吸湿しないという特性を持つため、汗を一定以上に吸わない。

なおかつ、繊維事態に嵩があり、暖かい空気を逃がさない。

このように、発熱性+透湿性を持つウールはヒートテックと化繊インナーのいいとこどりができるというわけだ。

 

 

(ちなみに、衣類に使われるのはすべてメリノ種なので、メリノウール=高級なウールという認識は誤っている)

 

上記の通り、ウールを使ったインナーは高機能だが、一つデメリットがある。

他のインナーと比べると高く、耐久性が低いのだ。

 

洗ったセーターが縮むように、ウールは使っていくうちに目が詰まってしまい、縮んでしまう。

また、他の繊維と混ぜたものは毛玉が起きやすい。

高価なウールのインナーを常用するのは避けて、ここぞという時だけにしておこう。

 

 

私はヒートテックを普段着、ジオラインを自転車用に、それに加えてPatagoniaの高級インナー、キャプリーンをここぞという時だけに使う。

(パタゴニア)patagonia M's Cap MW Zip Neck 44445  BLK XS

 

 

②ミッドレイヤー

一番の悩みどころで、センスが試されるポイントである。

 

・スウェットジャージ

フードがついているとアウターと干渉するので、上に何か着るならフードがついていない方がいい。

 

ヘビーウェイトな生地が好みならCamber

個人的にはCampionより断然生地感が好み。

 

キャンバー【CAMBER】Tシャツ 長袖 8oz Max T-Shirt Lサイズ

 

ちょっと高いけど高品質な、ColdwinのMXP

(エムエックスピー)MXP MENS LUXCELL WARM 光電子 ロングスリーブクルーネックシャツ(BK-ブラック、XL)

 

お手頃価格で米軍御用達、Hemingway Apparelのサーマル。

(ヘミングウェイ アパレル) HEMINGWAY APPAREL『ECW THERMAL SHIRTS』 (Natural, M)

 

 

・シャツ

キレイ目に着るならシャツを。

ただ、インナー+シャツだと少し寒く、インナー+セーターだと少し暑いような…

 

最近よく目にするようになったIndivisualized shirts 

(インディビジュアライズドシャツ) INDIVIDUALIZED SHIRTS『VINTAGE DENIM』(BLUE) (15h, BLUE)

Northface standardのシャツ

(ザ・ノース・フェイス)THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ロングスリーブインヨーシャツ NR61702 CM コズミックブルー L

 

アークテリクスのシャツ

ARC`TERYX(アークテリクス) グライソン シャツ LS Gryson LS Shirt Mens 16898 Autobahn Aspen M

 

Taylor Stitch

Taylor Stitch Shop | Huckberry

 

 

 ・ベスト

体幹を冷やさないために、シャツの上からどうぞ。

 

定番のレトロシリーズ

 

 

(パタゴニア)patagonia M's Better Sweater Vest 25881  CNY M

 

スマートなナノエア

 

patagonia(パタゴニア) メンズ・ナノ・パフ・ベスト Ms Nano Puff Vest 84242 NPTR S

 

 Mont-Bell

(モンベル)mont-bell シャミースベスト Men's 1104985 NV ネイビー M

・フリース

水を吸わず保温性があるのでアウトドアの定番ですね。

 

PatagoniaのR2

 

(パタゴニア)patagonia M's R2 Jkt 25138  BLK S

 

安価で厚すぎない、North Faceマウンテンバーサ

(ノースフェイス)THE NORTH FACE マウンテン バーサ マイクロ ジャケット(メンズ/フリース) Mountain Versa Micro Jacket NL21404 ジャケット S K nl21404-K-S

 

 

 

 ③アウター

 

 

・マウンテンパーカー

山へ行くなら防水のウェア一択ですね。

 

アークテリクスの定番モデルBeta SL

ミドル丈で軽量なので秋から春まで3シーズン使えます。

 

ARCTERYX(アークテリクス) ベータSLジャケットメンズ ノクターン S

アークテリクス ARC'TERYX ベータ エス エル ジャケットメンズ BETA SL Jacket arc-5806-cinnabar-l [並行輸入品]

 

Gore-Tex Proを使用したアークテリクスの高級モデルBeta AR

(アークテリクス) Arc'teryx Beta AR Jacket - Men'sメンズ バックパック リュック Midnighthawk [並行輸入品]

 

どのブランドの物を買っても3万円くらいするので、吟味していいものを買いたいですね。

 

 

安いのならPatagoniaのトレントシェル

(パタゴニア)patagonia メンズ トレントシェル ジャケット 83802 Glades Green GLDG M

 

若しくはMont-Bellのサンダーパス

(モンベル)mont-bell サンダーパス ジャケット Men's 1128344 EG/PG エバーグリーン/プライムグリーン XL

 

 

 

 

 

・シャカシャカ

防水とまではいかないけれど、撥水加工のされた防風ジャケット。

防風ってだけでだいぶ暖かく、防水シェルより生地が柔らかいので自然に着られます。

 

Milletのビオナセジャケットが一押しです。

 

(ミレー)Millet ビオナセ ストレッチ ジャケット MIV01537 0247 BLACK - NOIR, U M

 

North Faceも似たのを出してますが、Milletの方が安いです。

(ザ・ノース・フェイス)THE NORTH FACE エボリューションジャケット NP21740 K ブラック M

 

高価格帯の揃うアークテリクスで比較的お手頃なスコーミッシュ

ARCTERYX(アークテリクス) スコーミッシュフーディ男性用 13647 ブラック M

 

 

・ダウン

水には弱いので山ではフリースが主力ですが、保温性は最強です。

 

デサントの高級ライン、オルテラインの水沢ダウン

水沢ダウン(ミズサワダウン) / TRANSFORM 2 in 1 JACKET / (水沢 ミズサワダウン トランスフォーム ジャケット) S ブラック

 

North Face×Supreme

SUPREME シュプリーム ×THE NORTH FACE 17AW Mountain Baltoro Jacket バルトロジャケット 白青 L 並行輸入品

 

大人気、Patagoniaのナノエアシリーズ 

(パタゴニア)patagonia M's Hi-Loft Down Hoody 84902  BLK S

 

シュラフメーカーNangaのダウン。

着る毛布みたいなものですね

(アーバンリサーチ ドアーズ)URBAN RESEARCH DOORS NANGA×DOORS Aurora DR77-17N001 36 Khaki

 

 

・フリース

厚手なフリースはアウターにしてしまいましょう。

 

Milletのグリズリー

(ミレー)MILLET GRIZZLY JKT MIV4026 0505 NOIR/NOIR M

 

ヘリーハンセン

HELLY HANSEN ヘリーハンセン ファイバーパイルジャケット メンズ ネイビー XL【HE51758N】

 

以上、ご参考になれば幸いです。

高山ライド

三連休、紅葉が見頃の時期にチャリに乗らない手はないということで、白川郷の近くにある天生峠へ行ってきました。

スケジュールとしては一日目に高山へ行き、二日目に天生峠を越えて金沢へ抜けるルート。

一日目は九頭竜川沿いで九頭竜へ抜けるが、交通量が多く、カーブが多いのでそこそこのスピードが出ないと危ない(カーブの陰に隠れているときにスピードを出してる車に追い抜かれると危ないので)コース。ハイペースで大野から九頭竜駅まで抜け、そこからはさっと油峠を越えて郡上のバローで昼食、軽いヒルクライムでひるがの高原へ着いたらソフトクリームを食べ、そこから峠を二つ越えたら高山市

今回は天照寺のユースホステルに泊まりました。ここは夕食・朝食なしでアメニティもないので持参が必須です。大部屋で10人くらい、布団を敷いて雑魚寝しました。

大野の御清水

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油坂を越えて

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ひるがの高原の次の峠

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最後の峠

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二日目は6時頃から外人さんがみんなごそごそしだして目が覚める。6時半に起きる予定だったのでもう少し寝よう。。。と二度寝してたら8時。マジすか。

朝食は日清のカレーメシとパン、それに1Lのヤスダヨーグルト。このヨーグルト、100ml当たりのカロリーが96kcalって書いてる。200mlの間違いではなくて?とにかくカロリーが高いのはいいことだ。

9時に出発。宮川の朝市を覗いて、41号線を遣わず裏道で飛騨古川へ抜ける。聖地巡りは3回くらいしているので今回はなしで。飛騨古川にある渡辺酒造の日本酒はおいしいのでおススメ。

途中から41号線に入り、しばらくすると左への分岐がある。そこからしばらく川沿いに走るとあたりの山々は一面紅葉している。すばらしい…

 

高山市街地

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「君の名は」で三葉の実家とされている場所

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3つほどの集落を抜ける。おそらく鮎だろうが川魚の養殖や、飛騨牛の繁殖など、高山市で売っているようなものはこういう田舎で育てているんだなってことが分かる。

途中で湧き水があったので1L汲んだが、結局飲まずに峠を登りきることになり、完全に重りだった。

 

天生峠は40分かからないくらいの峠で、斜度は少し急なくらい、Stravaでデータを取っていたので一度本気で登り、そのあとまた降りてきて写真を撮りながら登った。

ヘアピンを過ぎたあたりからが絶景だった。

 

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湧き水。コップが置いてあれば飲める説を提唱中。

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いいヘアピン…

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山頂は紅葉のピーク、見ての通り最高の景色でした。

ここから一気に下ると白川郷に抜けます。今回は金沢へ抜けるのでそこから下り、五鹿山トンネルを抜けて南砺へ行きます。南砺からは医王山トンネルを通って金沢市街へ。駅に着いたのは16時過ぎでした。

 

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美女と時間に関する考察

なぜおじさんが若い女性に声を掛けたがるのか。

若い兄ちゃんが女性に声をかける理由は単純だろう。それは声をかければ相手が振り向くだろうと勝算があるからで、目的は一つである。
しかし、見向きもされないことは明らかなオッサンが若い女性と話したがるのか。自分も若い頃はモテたし今も行けるのではないかと考えている?そんなことはない。きっと彼らは「自分より時間の価値が高い人間の時間を自分に割かせたい」のではないか。

例えばクレーマー、もしかしたら単純に人に文句を言うのが好きな人間かも知れない。だが、クレーマーが自分よりバカな人間を相手にして文句を言っている様子が想像できるだろうか?彼らは自分よりも時間あたりの価値が大きな人間に時間を割かせることに快感を覚えているのかもしれない。

それ同様に、可愛くて若い女子に時間を割かせることはある種の快感を与えるのかもしれない。金払っても美人と話す価値はあるかもしれないが、金を払ってブスと話す気にはならない。ブスは年取ってもブスである。

可愛いことそれ自体に価値があるのだと考えることもできるが、考えてみてほしい。美人であること自体に価値があるのならば話しかけなくてもいいのだ。部屋に彼女のポスターでも貼って一生眺めていればいい。美術館で絵に話しかける人はイないだろう。可愛くて若い女子に話しかけること自体に価値があるのだ。

そう考えたあと、自分が彼女を作るならと考えてみる。例えば女子に休日の過ごし方を聞いてみると、何もせずに過ごすという意見が多い。僕は何もせずに休日を過ごすなんて考えられない。必ず外出して、新しい何かを探している。

何が言いたいのかというと、付き合うなら自分が時間を割く価値のある相手がいいなと感じているということだ。休日をずっと家で過ごすようなつまらない人間や、仕事終わりをすべてテレビを見て過ごすようなつまらない人間に時間を割く価値を感じない。

若くて可愛い女子に魅力を感じるのは、休日を家で過ごす怠惰な姿にではなく、あちらこちらから引手数多で休む時間もないような姿になのである。若い時間だけでなく、人生すべての時間を勿体なく思えるような過ごし方をしている人間にこそ魅力がある

ジョブスは明日死ぬ気持ちで生きろと言ったが、そこまでする必要はない。私は今日のためだけに生きているのではなく、明日以降の自分のために生きているからである。だが、時間の価値を高めるような生き方をしろという意味では大変共感できる。


まあ、好きな人に「あなたに割く時間がもったいない」という理由で振られた人間が言うような内容ではないのだが。

能登半島をぐるりしました(一日目)

おつかれさまです。

能登半島ぐるりしました。

 

-一日目-

 

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金沢駅を出発、時計回りで宿泊地のユースホステル漁火へ向かいます。

自転車はKOGA KIMERA、装備はフロントバックとバックパック(Mission workshop)

 

金沢駅を出て、まずは内灘を目指します。

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朝もやがかかっています。

ここからは少し細い生活道路を通り、かほくへ。

 

高松周辺から一気に木造家屋が増える。

繊維関係の工場もちらほら。

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紐屋さん。

 

そのまましばらく走ると左側に千里浜ドライブウェイの看板が。

ここは車や自転車で走れる海岸になっています。

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なぜかずっと後向きで歩いている人がいた。

冬も終わり朗らかな気候、カモメが海岸で寝ている。

 

ここからしばらく写真がないが、スーパーで買い物した後は輪島までノンストップ。

輪島で適当に入ったうどん屋さんがミシュラン掲載店で、得した気分。

「まる陣」ってお店です。

 

輪島のスーパーで食料を買い込む。

ここから珠洲までコンビニはない。

 

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千枚田

そこらじゅうがこんな感じなのかと思ったら、走った道沿いではここだけだった。

 

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恋人の聖地らしい、せっぷんトンネル。

正直、クリートつけた靴で歩く場所ではなかった。

 

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でも地形マニアだからこういう隊道好き。

 

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地震で閉鎖された道。

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そして能登半島最北端の地へ。

さいはてって感じ。

 

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灯台

 

f:id:yskxt:20170325204615j:plainあまり参考にならない看板

 

 

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レース屋さん。

 

17時過ぎに宿に到着。

ユースホステル漁火は朝夕食付きで6000円です。

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ここで知り合った漁師さんに魚を送ってもらえることになり、さっそく送られてきたカサゴとアジとハチメ計12匹は仕事終わりの私の手で2時間かけて調理されました。

やっぱ、スーパーで売ってる腐りかけの魚とは全く味が違います。

ついでに石川県のおすすめの魚屋や飯屋も教えてもらいました。

 

一日目はそんな感じ。

能登半島は車が大きく避けてくれるので非常に走りやすく、アップダウンも少ないのでロングライドにはおススメです。

暑くならないうちにどうぞ。

 

 

シティウォーク in FUKUI

街を歩くのが好きです。

趣味は街歩きと自転車、超芸術トマソン探しです。

今日は福井駅前の写真を撮ったので載せてみます。

 

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竜王国福井って書かれてます。

 

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いうて福井も東京みたいなとこあるからな。

 

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福井のダウンタウンは治安が悪い。

何とも言えない駐車の仕方に田舎らしさを感じられます。

 

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90'sらしさ

 

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2000年→2100年、というようなことが書かれていました。

未来の街、福井。

 

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ここだけ見るとパリに見えなくもない。

芸術の街、福井。

 

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福井市の街並み。

 

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元気な鳩が数羽、こちらに見せつけるかのように集団飛行を繰り返していた。

その様子は戦闘機の航空ショーの様。

地べたを這い回る鳩とは違いました。

 

 

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昼食は新そば。

福井のシティボーイはそばを好む。

 

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手動の水道口。

初めて見ました。

未来的ですね。

 

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福井は車社会。

人口も多いので駐車場は混雑しています。

 

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快晴です。

 

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ぬくもりあふれる自動改札です。

日本ではもはや自動改札じゃないところを見つける方が難しいでしょう。

 

 

 

この日は西武で琺瑯の鍋とオールドグラス、山岳地図と小説を買いました。

おしまい。

アスペルガー症候群の原因

アスペルガー症候群の原因について考えました。

これは自分なりの推論です。

 

 

アスペルガー症候群高機能自閉症)の原因は感覚の鋭さだと思います。

大きな音がしたら耳を塞ぎ、眩しい光に目を細めるように、感覚が鋭すぎる人が心をふさいだ結果が自閉症なのだと思います。

 

こう考えるとアスペルガー症候群の原因はほとんど説明がつきます。

 

アスペは人の気持ちが理解できないわけではなく、ノイズを拾いすぎてしまうため人の気持ちが推測できなくなってしまっています。

また、感覚の鋭さゆえに過集中に陥りやすく、しかも過集中は精神的にキツイので長く続きません。

 

アスペが人の気持ちを理解しないのは、集中しているとノイズを拾いすぎてしまって人の気持ちが察せず、集中が切れると人の気持ちを察せなくなるからだと思います。

 

一方で、偉業を成し遂げた人にアスペルガー気質の人が多いのも、その鋭い感性やセンスを生かせているからでしょう。

 

繊細な感性で自分を追い詰めてしまわないように。

一人でも高機能自閉症で悩んでいる人の手助けになれば幸いです。