連休を利用して香港を旅行してきました。
今回香港へ行こうと思った理由が2つあって、一つは皆がそろって「東京よりも都会」という香港がどれほどの都会なのか確かめたかったから、二つ目は自分が仕事で関わっている国際色豊かな香港がどれほどのものか確かめたかったから。
【1日目】
昼過ぎに家を出て、18時頃のフライトで香港へ。
フライトの所要時間は4時間ほど。
航空会社は香港エクスプレスで、これまで使ってきたANAやカタールエアラインと比べて不安になるほどちゃちな椅子に座り、頑張って寝て過ごした。
モニターはついていなくて、映画など見ることはできなかった。
また、機内食はなし、飲み物も有料で日本でいうところのLCCに当たるのだろうと想像した。
空港に着いたら22時で、この日は空港に泊まることにしていた。
予め調べておいた情報で、入国ゲートをくぐる前のターミナルに沐浴室がありそこでシャワーが浴びられるとのことだったので、しばらく歩いて探し、シャワーを浴びる。
荷物を預けていなかったので、受け取りを気にせず落ち着いて過ごすことができた。
そのままターミナルのセブンイレブンで豚の角煮が乗った弁当を買い、店員に温め時間を聞いて温めるもどう考えても1000Wで3分は長く、途中で取り出してベンチに座って食べる。骨が取り除かれずに入っていて、危うくかみ砕くところだった。
腹も膨れたところで寝場所を探すが、入国ゲートをくぐる前の場所だと清掃の人や検疫の人がおり、またベンチ2つごとに腕賭けがあって体を寝かすことができない。
なので一度出国ゲートをくぐり、外へ。
前回の旅行で使ったユーロを(手数料が勿体なかったので)日本円にせず持っていたのを香港ドルに換える。同じ店で3GB分使えるプリペイドのシムカードを買う。店員さんが親切な女性で、VPN設定などすべてしてくれた。
セブンイレブンで500mlのタイガービールを買い、グッと飲み干してから1階のベンチで寝る。時間は23時過ぎ。盗難が怖いので、貴重品はウエストポーチに入れて胸に抱き、鞄を枕代わりにして寝た。
意外と快適に寝ることができた。
【2日目】
朝起きると隣のベンチで日本人の女性が寝ていた。
度胸あるし知り合いかなと思って顔を覗くも知らない人で(失礼 )、とりあえず
持ってきていた顔拭きシートで自分の顔を拭いてから市街地へ。
空港から市街地まで特急みたいなのに載らなければならず、地下鉄乗り放題チケットの適用外だった。とりあえず九龍まで乗る。
市街地に着くも時間はまだ6時、しまった空港でもう少しのんびりしておくべきだったかなと思いながらぶらぶら。ほとんどの店が開いていない。
有名な観光地のネイザンロードも夜がメインで、朝歩いても市場すらやっていない。
↑不思議なビル
仕方ないので路上で時間をつぶし、検索して出てきた7時開店の適当なお粥屋に入る。
メニューを見ても何となくしかわからないので、脂なんちゃらと書かれているお粥を頼む。
牛肉のお粥だったようだが、お粥に脂が合わないということを強く実感した…
11時に飲茶へ行く約束をしていたのでそれまで市街地をぶらぶら。
公園にはフラミンゴが
K11という少し高級なショッピングモールでWifiを使いながら、Y-3やNorth Faceを覗いて時間をつぶす。
Y-3の品揃えは日本と比べて断然香港の方が良く、しかしながら値段は相変わらず高かった。North Faceも覗いてみるが、写真家の写真がプリントされたTシャツが15,000円程で、全く手が届かない…
そんなことをしている間に待ち合わせの時間になり、合流して飲茶へ。
左側の銀のポットにお茶が入っている。
最初のお茶は薄いので、そのお湯で箸と器を洗うのだそうだ。
ちゃんと洗ったお湯を受ける器があるらしいのだが、こちらの机にはなく、店員に頼むも持ってきてくれなかった(ほかの机にはおいてある)。
仕方ないので余っている器を受け皿に、箸を洗う。なぜきれいなはずの箸をわざわざ洗う必要があるのか、日本人にはなかなか理解しがたい行動だが郷に入れば郷に従う。
写真に写っている左側手前のハチノス、 左奥の鳥の脚、右手前の軟骨の炒め物、全ておいしかった。一緒に食べていた友人曰く、香港は蒸すという調理方法が日本と比べてメジャーだという。確かに、ハチノスも鶏の脚も小籠包もすべて蒸してある。うまみが凝縮されておりゼラチ質の肉が美味い。
飲茶は二人でお腹一杯食べて3,000円程だった。安い。
昼からは香港島へ行こうとのことで、九龍島の南端にあるフェリー乗り場からフェリーに乗る。
香港なのになぜかそごうがあった。
香港島の山へリフトで登るかどうか、という話をしていたが、この日は雨が降ったり止んだりの天気だった。
山頂は"The Peak"というらしく、安直すぎるネーミングが気に入った。
下の写真で奥にぼんやりと見える山の頂上がThe Peakだ。
この写真は九龍島の南端(夜になるとライトアップがあってキレイだとどの観光サイトにも書いてあるが、実際は大したことない)から香港島を眺めた写真になる。
手前に見えるビルは金融関係の建物がほとんどで、外資系が多いという。
山の方に住んでいるのは金持ちで、取締役とかそういう身分の方々が土地を買っているという。
イギリス植民地時代の時計台。もともとは電車の終点駅だったそうだ。
さて、香港島へ渡ってきて一番に目に着いたのは建物の足場だ。
なんと竹でできている。
こんな高さのビルでも足場は全て竹である。
香港の人間は何を考えているのか…
香港島には世界一長いエスカレーターがあり、港からThe Peakのリフト乗り場まで続いているという。
もちろん途中で何度か降りることになるが、そのエスカレーターで島を登っていく。
途中途中にパブや喫茶店がオープンカフェを開いており、オシャレな雰囲気だった。
途中まではThe Peakまで行こうと考えていたが、天気も悪いので、途中でやめて坂を下りながら刊行することにした。
どこの国のかわからないが寺に立ち寄ると、派手に線香を焚きまくっていて煙たかった。
上に大量の線香が吊ってあり燃え続けている。
なんと、仏前には電飾でピカピカ光る飾りが回り続けている。
なんとも派手だが、アジア系のこういう雰囲気も悪くはない。
↓手前でも燃えているのも線香
カメラを見返すとほとんど写真が残っていなかったのだが、骨董市を冷やかしながらブラブラし、坂を下って上環駅から地下鉄で九龍へ戻った。
そのあとは少し仕事に関係する店を見て回り、18時から別の人と約束をしていたのでそちらへ。
Mui Kee Cookfood Stallという店で青島麦酒を飲みながら青菜の炒め物や鶏の丸焼き、焼きそばを食べた。全て美味い。しかしながら写真が1枚も残っていない。
2軒目でドリアンのシャーベットを食べに行く。
ものすごく臭いが食べられないほどではなく、まあ味は美味いのだが、他の人がいうようにクセになるほどではない。何度か食べるうちにはまっていくのだろうか…?
ドリアンは甘い芋のような味だが、明らかに食べてはいけない何かの匂いがした。
3軒目でシーバスを飲みながら水煙草を。
男同士で仕事の話とか恋愛の話を。
この日はチョンキンマンション(重慶大廈)に入っているホテルに泊まった。
知らなかったのだが、香港人ですら近寄らないという胡散臭い建物だったようで…
続く