大阪→東京 キャノンボール 実走編

準備編の続きです。

 

さて、キャノンボールの実走は休みの都合上GWの4/28→4/29へ決定。

出発時刻は夕方と決めていました。

 

夕方出発のメリットは下記:

・大阪-四日市-名古屋を深夜に抜けるため渋滞を回避できる

・未走行の静岡バイパス区間を明るいうちに抜けられる

・箱根峠を気温が高い昼過ぎに通過できる

 

逆に伊賀越えが深夜になり、横浜-東京で渋滞にはまるリスクはあるものの、伊賀越えは予め試走しておくことで解決、東京の渋滞はバテていても信号で休憩できるという発想で懸念事項から外した。

 

下記は今回の行程表とルートです。

NUCCの方のキャノンボール考察を参考に作成しました。

実際のスタートは20:30なのでこれより1.5時間遅いです。

f:id:yskxt:20190502004608j:plain

↓うまく表示されてくれないルートラボ

<script type="text/javascript" encoding="UTF-8" src="https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/paste?id=7663b8c8add67b840f0ece5f80d0551c&width=480&height=360&mapstyle=map&graph=true&maponly=false"></script>

 

 

 

前日の27日は仕事だったため、21時頃まで仕事をし、秋吉で焼き鳥を食べて帰宅。

じっくり昼過ぎまで寝るつもりが8時ごろには目が覚めてしまった。

部屋の掃除をして、書きかけだったルートラボのコースを仕上げて、行程表を作成していたらいい時間になってしまい、準備をして家を出た。

 

スタートの梅田新道まで家から30分ほど走る途中でたこ焼きを食べ、20時に梅田新道に到着。

写真を撮って、キリの良い20時半にスタート。

 

f:id:yskxt:20190428201843j:plain

大阪市内は路上駐車のために道路状況が悪いが、慣れてある程度スピードが出せるようになると走りやすい。

なるべく信号での待ち時間を減らせるよう、歩車分離信号の歩行者信号が変わっているのを見逃さずに走る。

 

清滝峠のふもとまでは、一ヶ所常時左折可能な交差点を直進するのが難しい程度で、特に問題なくパス。

清滝峠もあまり足を使わないように低めのギアでパス。

木津までは信号の接続がよく、スピードに乗ったまま緩急のある坂道をパスできた。

 

木津市内を通過、木津大橋を渡った次の信号で右折しなければならないが、この信号が非常に長い。

今回はスムーズにパスできた。

そこからは木津川に沿って東へ、大型トラックが多いが、バックパックに貼った反射テープの効果もあり大きく避けてくれた。

目立つ反射を貼っているだけで車がかなり大きく避けてくれるので、リアライトより効果が高い気がする。

 

伊賀市内でコンビニに寄り、1度目の休憩。

おにぎりとオロナミンCを買い、オロナミンCを一瞬で飲み干して出発。3分ほど。

 

伊賀ICで国道の側道に入り、採石場のある峠をパス。

登りは大したことないが、下りの路面が荒れているのでなるべくホイールをロックさせないようにブレーキングして下る。

対向車が来てもライトですぐわかる時間帯だったので、安心して下ることができた。

 

峠を下ってからは川沿いに走る。

ここで、スーパーの袋を持って川を見下ろしながら歩いている普段着の、自殺者か夢遊病者みたいな25歳くらいの男性がいて、ビビる。

深夜二時に突然照らさせる死んだ顔の男、めちゃくちゃ怖かった…

 

しばらくして1号線と合流。

関で0時5分、出発から3時間半ほど。

 

峠を下り、亀山のコンビニで2回目の休憩。

おにぎりを購入して即出発、3分ほど。

 

亀山から鈴鹿方面へバイパスのような国道を走り、四日市市内へ。

昼間は渋滞している道路も空いており、スムーズにパス。

通過したのが1時5分、出発から4時間半。

 

実はこの時点で1時間の貯金ができていた。

いきなり1時間の貯金ができているのは、京都→四日市六地蔵経由で走った人の行程表をそのまま使用しており、走行距離が伊賀越えの方が距離が短いため。

 

また、作成した行程表は日本橋に22時間30分で着くようにしてあるので、実質2時間30分の貯金があった。

 

 

四日市から名古屋までは信号が増え、1分1秒を削りたいと気が焦る。

この間に深夜にも関わらずパトカーを4台見かける。

 

名古屋の六番南ICに2時半ごろ到着、出発から6時間。1時間の貯金。

寒くなってきたのでアウターを着る。

少しだけ空気抵抗が増えた感じがした。

 

 

次の豊橋まで遠いなと思いながらも、日がのぼるまでに距離を稼ぎたかったので頑張る。

静岡は東向きの風が吹きやすいというので期待していたが、全くそんなことはなく、名古屋から豊橋まで向かい風に苦しめられる。スピードが乗らず、27km/hほどで我慢の時間が続く。

 

このあたりの記憶が曖昧だが、おそらく一度休憩を取ってポカリを補給、そこにリポDを薄めて入れて飲みながら豊橋まで走り切ったと思う、

4時半頃に強い眠気が襲ってきたので、豊橋で道路沿いの駐車場に寝転がり、30分のアラームを掛けて仮眠を取る。

眠気は取れたが、変な姿勢でアスファルトの上で寝たせいで膝と小指が痛くなる。

朝5時のアスファルトは冷たかった。

 

5時40分にキャノンボール前を通過、スタートから9時間。

貯金は30分ほどまで減っており、また向かい風がかなり強かった。

グロスが削られる苦しみを味わいながら走る。

 

f:id:yskxt:20190429053902j:plain

 

塩見坂バイパスはR1でパス、海沿いを走るも向かい風が厳しい。

一度止まって1分ほど立ったまま目を閉じていたら結構回復したので、頑張る。

 

弁天島をパス、反対側からキャノンボールっぽい雰囲気の人とすれ違う。

完全に風を味方につけた走り方でうらやましい。

 

弁天島を渡ったところにあるファミマで3度目の休憩。

カレーライスをレッドブルで流し込み、カロリーメイトを持って出発。

かなり早食いをして15分はかかっていなかったと思う。

 

7時半に天竜川、出発から11時間 予定から20分の貯金。

天竜川のバイパス回避は詳しく調べていなかったので少し動揺するも、Garminのルート通りに走ると問題なく抜けられた。

ここでも向かいから風を味方につけたロード乗りとすれ違い、ジェラシーを感じまくる。

 

まだまだ一向に風が味方に付かず、変な力のかけ方をしたのか膝も痛いので悲しくなってくる。

 

向かい風の悲しみを背負ったまま金谷峠に突入、一度走ったことがあり、そこそこ本格的な峠だったなと覚悟していたので、ヘタれることなくパス。

 

ラブホ峠に着いたのが9時、スタートから12時間半 貯金は20分。

休憩を取っていないにも関わらず貯金が増えないので、少し焦りながら静岡へ向かう。

 

島田の市街地を抜けると交通量も増えてくる。

 

宇津ノ谷峠は予習していた通り、道の駅からバイパスをくぐり、歩道橋の踊り場からバイパスの歩道へ進入。

トンネルを抜けた信号で2分ほど足止めされるも、下りはスムーズに抜け、静岡市内へ。

 

静岡駅に10時45分着、14時間15分経過、15分の貯金。

頑張ってるのにグロスが減っていく悲しみ。

平地区間なので休憩少なめで走ったと思う(記憶がない)

 

清水ではR1の信号を回避できる市街地ルートを使用し、いよいよお楽しみの富士由比バイパスへ。

 

イオンのある交差点を右折し、清水清見潟公園から静清バイパスをくぐり太平洋自転車道へ。

相変わらずの向かい風に耐えながら進む。

 

f:id:yskxt:20190429112045j:plain

↑いい天気(嘘)

 

健康ランドを11時40分に通過。

R1との合流点で信号を渡り、踏切に引っかかったのでアウターを脱ぎ、倉沢市街を抜ける。

倉沢市街を抜けてからはR1を使わず、旧道ルートで由比をパス。

 

蒲原は道のわかりやすい蒲原駅の高架をくぐるルートでパス、新富士川橋は上り側の歩道で越える。

 

12時ちょうど、この時点で貯金が消える。

 

新富士駅付近で左折する場所を間違え、コースアウト。

貯金はなくなったけれど、そもそも22時間30分で着く行程表を使用しているのでまた1.5時間の余裕はあると考えれば楽になってきた。

 

吉原駅近くの倉庫街を抜け、無駄に長い防砂林沿いの道を走り、沼津へ。

眠くなってきたので、このあたりで歩道に寝転がり、アラームを掛けずに仮眠。

15分ほどで目が覚めたのでまた走り出す。

日が昇り、道路は温かくなっていた。

 

箱根に入る前にコンビニで長めの休憩。

この休憩はおそらく6回目くらい?

 

多分静岡を抜ける間に2回ほどコンビニ休憩を取っていたが、どこで休んだか記憶にない。

持参したジェルでBCAAは取れていたので、ウィダーのビタミンと鉄分を1本ずつ飲んだ。固形物はカロリーメイト2本とおにぎり2、3個ほど。

ソフトフラスクに入れてきたジェルのカロリーがかなり高く、そこまで固形物を食べずにこれたのは大きかった。

 

内蔵系にダメージはなかったので、今回の休憩ではたらこスパゲティ、ローストチキン、おにぎりを食べ、2本目のレッドブルを飲む。

炭水化物・糖類とカフェインを同時に摂ると吸収が促進されるので、回復度合いが高い。

 

 

今回の作戦としては、前半で貯金を稼ぎ、静岡で力をなるべく使わずに堪え、箱根はスムーズに越える予定だった。静岡で貯金がなくなるも、計画通り進んできており、体力は温存できていた。仮眠もとって元気だったので、箱根は標高を見ながらペース配分をし、一気に登り切る。

 

三島市内を出たのが13時20分、登り切ったのが14時40分。

Stravaの箱根峠のタイムは1時間を切っていた。

 

f:id:yskxt:20190429141029j:plain

 

 



寒いので再度アウターを着て、コンビニで買ったアールグレイ味のパンケーキをコーラで流し込む。 

芦ノ湖を眺めながら少しのんびりする。

f:id:yskxt:20190429144851j:plain



 

さてダウンヒル

旧道を下るが、驚くほど路面がきれいで(六甲山の荒れた路面とは大違い)何もしなくてもスピードに乗るコントローラブルなダウンヒルを終えると小田原市内へ。

 

小田原からはしばらく1号線、ルートラボを引き間違えていて自らバイパスへ誘導されるも、R1へ戻って途中から海岸線沿いのR134へ。

スピードに乗るが信号に割と引っかかる。

 

茅ヶ崎から戸塚までは謎の坂を登らされたり、謎の渋滞に巻き込まれたりしながらも車の間をすり抜けてパス。

タイヤに高圧で空気を入れていることもあり、飛び石がメチャクチャなスピードで飛んでしまう。

 

その後も謎のアップダウンを軽めのダンシングでこなしていくと、見覚えのある横浜駅前に。

横浜駅を過ぎたらY字の分岐を左に曲がり、交差点を渡って、引き返してきてY字の右側のR15へ入る。

 

R15は品川あたりまではかなりスムーズに流れていたが、品川あたりから一気に信号の接続が悪くなり毎回信号に引っかかるように。

時間には余裕があったので、気長に漕いで銀座へ入ると、一気に都会感が増して楽しくなってくる。

ウーバーイーツのおっちゃんから信号で「平地速いね、何キロくらい出てるの?」と話しかけられるも「特にメーター見てないんでわからないです…」と返す。

実際、今回のキャノンボールはほとんどメーターを見ずに走っていた。

 

日本国道元標が銀座通り口にあると勘違いしていたので、その辺をうろうろして何も見つけられず、ググってから日本橋へ。

 

そして19時30分に日本橋到着。

f:id:yskxt:20190429192613j:plain



 

走行時間 19時間1分

走行距離 524㎞

走行中の平均速度 27.6km/h

消費カロリー 17,500kcal

<iframe height='405' width='590' frameborder='0' allowtransparency='true' scrolling='no' src='https://www.strava.com/activities/2327634931/embed/40a83317309e27beeccf0128f7c25565b175f9e3'>

 

友達がビールを買って迎えに来てくれていたので、そのまま車に収納されて横浜の二郎へビール飲みながら移動しました。

f:id:yskxt:20190429211126j:plain

 

総括すると、今回の成功要因は…

・伊賀越えルートによる時間短縮

・ソフトフラスクによる補給の時間短縮、内臓へのダメージ低減

・曇っていたので水分をあまり消費せず、補給の時間が短かった

・大阪を夕方に出発することによる渋滞回避

・バイパスの予習で迷子にならなかったこと

・エアロロードの選択(ニールプライドはいいぞ)

f:id:yskxt:20190428171908j:plain

今回の秘密兵器

が挙げられる。

 

逆に今回のマイナス要因は

・眠気(仕方がない、今回は1時間近く仮眠を取った)

・風向き(仕方がない、物理で殴れ)

・ゴール地点を間違える(仕方がない、ググれ)

 

くらいかな?

 

同日にキャノンボールを予定されていた方が上げていた当日の風向きを後で見る。

f:id:yskxt:20190502002700j:plain

f:id:yskxt:20190502002706j:plain


ほぼ向かい風、名古屋→豊橋と金谷峠→静岡が特に苦しかった理由は風向きか。

 

 

さて、

ずっとやりたいと思っていたキャノボは、やってみると意外とあっけなく、眠気と風向きさえ味方すれば達成できるのかなという感じでした。

(まあ伊賀越えルート使っているので何も言える立場ではないですが)

 

ぜひこれを参考に一度トライしてみてください。

ありがとうございました。

大阪→東京 キャノンボール 準備編

平成最後のゴールデンウイークを利用して、大阪→東京間のキャノンボールをやってきました。

 

f:id:yskxt:20190429053901j:plain

【使用ルート】

大阪→四日市は距離の短い伊賀ルートを使用。

静岡からは箱根を越え、横浜からR15を通るルートにて。

 

ルートラボのデータ

<script type="text/javascript" encoding="UTF-8" src="https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/paste?id=7663b8c8add67b840f0ece5f80d0551c&width=360&height=360&mapstyle=map&graph=false&maponly=false"></script>

Stravaの実走データ

<iframe height='405' width='590' frameborder='0' allowtransparency='true' scrolling='no' src='https://www.strava.com/activities/2327634931/embed/40a83317309e27beeccf0128f7c25565b175f9e3'>

 

ルート作成は他の方のブログを参考にしました。

 

 

【準備編】

キャノンボールの成功は準備が5割、天気が3割、2割が実力だと思っているので、準備は念入りに。

 

 

今回は夕方スタート、夜中に大阪・四日市・名古屋の渋滞を回避し、走ったことのない静岡バイパス・箱根峠を日が昇っているうちに越える作戦。

 

・ルートの確認

夜中に走る大阪→名古屋の伊賀越えを走ったことがなかったので、一度昼間に試走をした。一か所道が荒れている箇所があったが、特に問題なし。

後はひたすら静岡のバイパスの予習。

天竜川」「宇津ノ谷峠」「富士由比バイパス」「富士大橋」の4つを初見でクリアするのはかなり難しい。

静岡バイパス攻略ブログ(そのためだけのブログがあることが驚き)で写真を見て予習しておいた。

 

・装備

自転車...Neilpryde Alize(2013) ホイールはのむらぼ5号

f:id:yskxt:20190430154200j:plain


f:id:yskxt:20190430154226j:plainf:id:yskxt:20190430154245j:plainf:id:yskxt:20190430154311j:plain

サイコン…Garmin Edge 820

 

ライト…Cateye Volt400にVolt800のバッテリーを装備。

ライトをグレードダウンすると電池持ちがいいと誰かが言っていたので(未検証)あえてVolt800は使用せず。

リアはCateyeの安いやつ。

(↓画像のクリックでAmazonのリンクへ飛べます)

キャットアイ(CAT EYE) LEDヘッドライト VOLT400 HL-EL461RC USB充電式キャットアイ(CAT EYE) カートリッジバッテリー BA-3.4 VOLTシリーズ用 5342681キャットアイ(CAT EYE) テールライト OMNI5 TL-LD155-R 電池式

 

トップチューブバッグ…Topeakの安いやつ。スマホが入るサイズ。

行程表とスマホ、モバイルバッテリーを入れていた。

たまに足に当たるけど、大型スマホが入るので使い勝手がいい。

 

topeak(トピーク) トライバッグ オールウェザー L BAG17201

サドルバッグ...Deuterのサドルバッグ。ガタつかず、リアライトが付くので重宝している。たぶん防水じゃないけど、内容物は袋で包んでいるので大丈夫。

中身は修理工具のみ。

[ドイター] サイクル用アクセサリー バイクバック2 D3290917-7000 7000 ブラック

ボトル2本(中身はポカリスエット)

 

そして、今回の作戦の肝はSalomonのバックパックとソフトフラスク、ここに粉飴を高濃度で溶かしたドリンクを突っ込んで補給を減らす作戦。

 

バックパック…Salomon Agile 12

普通に買えば1本2,500円するソフトフラスクが2本ついて8,000円という高コスパ

 

このバックの前ポケットにソフトフラスクを2本入れて、ノーハンドで補給をする。

OSPREY(オスプレー) ハイドローリック ソフトフラスク 500ml OS56025

f:id:yskxt:20190428171907j:plain

粉飴をお湯で溶かし、BCAAを入れ、味付けにオロナミンCを入れれば完成。

1本で800kcalくらい摂取でき、同時にカフェイン・BCAAも摂れる。

消化で内臓にダメージが来ないのもメリット。

H+Bライフサイエンス 粉飴顆粒 1kg【海外直送品】Scivation Xtend BCAA 90杯分 (マンゴー)

 

また、バックパックを背負うことで反射ベストが見えなくなるので、カバンに反射テープを貼っておく。

f:id:yskxt:20190502092641j:plain

手書きのSalomonロゴが映える。

 

f:id:yskxt:20190502092647j:plain

よく光ります。

 

後は気持ち程度にパワーバー2本、クリフバー2本。

 

バックパックへは輪行袋、着替え、サンダル、鍵、防寒具(上下)も入れておく。

OSTRICH(オーストリッチ) 輪行袋 超軽量型 [L-100] ブラック(ルナサンダル)LUNA SANDALS Venado 2.0 US8(26.5cm)

 

 

 

ウェアは3シーズン用のサイクルジャージ上下にアームカバー。

汗冷えを防ぐためにインナーにモンベルのジオラインメッシュを着る。

防寒具にはいつものアークテリクス、レインパンツは非常用として、モンベルの軽量なやつ。

グローブはパッドが付いていないGIROのZERO。別に手は痛くならなかった。

 ARC'TERYX(アークテリクス) Zeta SL Jacket Men's ゼータ SL ジャケット メンズ 21776 Black ブラック S

 

また、自分の走行スタイルとしてはスマホSpotifyを流しっぱなしで走るので、大容量のスマホが必須。

最近購入したAsusのZenfone Maxは5,000㍉㌂の容量なのに安価で気に入っています。

今回も一度の充電だけで持ちました。

ZenFone Max M1 【日本正規代理店品】 5.5インチ / SIMフリースマートフォン / ディープシーブラック (3GB/32GB/4,000mAh) ZB555KL-BK32S3/A

 

実走編は次回へ

 

サイクルモード 大阪 2019年

サイクルモードに参加してきました。

 

会場は万博記念公園

12時に家を出て、13時に会場に到着。

万博記念公園へ来るのは初めてなので、自転車での入り口をしばらく探したが見つからず、近くの駐輪場に止めて歩いて会場へ。

 

入り口で当日券1,200円を購入し入場。

試乗のチケットは会場内で住所などの情報を書き込むことで、別でもらうことができる。

 

 

今回試乗したのは下記の5台

1.Pinarllo Dogma F10

2.Chapter2 TERE

3.Yonex Carbonex with GOKISO

4.Canyon ultimate SLX disc

5.Trek Emonda SLR disc

 

良かったのはYonexとTrekの2台でした。

順番にインプレを書いていきます。

 

1. Pinarello Dogma F10

 

f:id:yskxt:20190303141345j:plain

フラットペダルでの試乗。

レーシングゼロのせいなのか、非常にかっちりとした加速感。フレーム自体の硬さはあまり感じないが、力がほとんど逃げていないような感覚があった。

試乗距離はそこまでなく、距離を乗らないとわからない面もあるが、乗り心地自体はずば抜けたものではないかな、という感じだった。

 

2.Chapter2 TERE

写真撮り忘れました。

カンパのスーパーレコード組み、ホイールはプロジェクト167、タイヤはピレリ

 

Dogmaほどの反応性は感じないが、スイスイ進み、非常に軽い乗り心地。

振動吸収性も高いかな?

 

普段乗っているNeilprydeに比べるとちょっと剛性は低め、ただ省エネでもどんどん進んでいく感じ。

ロングライド向けかな~

 

3.Yonex Carbonex GOKISOホイール

今回一番良かったバイク。

なんてったって森本選手のバイクそのままに乗れますからね…

 

f:id:yskxt:20190303145145j:plain

ポジションが自分にぴったりでした。

ジオメトリ全部測って持って帰りたいくらい。

 

サドルの座り心地がいい。

シマノPROのグリフォンというサドルでした。

f:id:yskxt:20190303145155j:plain

スラムのレバーが非常に握りやすく、感動しました。

変速の仕方は慣れなかったけど…

 

フレームは程よい反発感があってよく進む感じがしました。

衝撃吸収性はそこそこ、ホイールの性能のせいかもしれません。

 

ヒルクライム時に抵抗なくぐいぐい進む感じは流石のゴキソ、タイヤのスーパーソニックもいい感じでした。

 

4台目 CANYON ultimate SLR disc

写真ありません。

 

今回試乗した中で一番重くてモッサリしたバイクでした。

乗るならキャリパーモデルに乗りたかったですね。

 

 

5台目 Trek Emonda SLR disc

f:id:yskxt:20190303160152j:plain

 

ボントレガーのホイールに幅広タイヤ。

乗り始め、電動かと思うほどに軽くびっくりしました。

これはチートですわ…

 

ディスクなのにそこまで重くなく、非常に軽やかな乗り心地でした。

振動吸収性も悪くない。

 

新型アルテグラの油圧Di2がついていましたが、ブラケットが握りやすかったです。

後これもサドルが座りやすかった。

 

 

以上5台のインプレをお送りしました。

自分が買うなら、Emondaにゴキソホイール入れるかな…?

香港旅行 3日目

前回の続き。

 

【2日目続き】

宿は重慶大廈(チョンキンマンション)。

手前からA棟→C棟(だったかな?)と3つの雑居ビルが連なって一つになっているような建物だった。

 

チェックインの時は香港の人について来てもらったのでさほど迷わずに宿の場所に着く。

しかし、チェックインのフロアと宿のフロアが違うため、一度エレベーターで上がったのに降りることに。

階数がかなり多く、1階で乗ってくる人数が多いのでエレベーターがなかなか上がってこない。

しびれを切らして階段で降り、受け付けへ。

 

受付で待ち受けていたのは陽気な黒人で、日本人と聞いて(なぜか)よろこんでいた。

韓国人は朝の2時頃に帰ってくるからうるさい…日本人は静かだから…とか話しながら部屋の案内をしてもらう。

 

部屋は非常に簡単な作りだった。

ドアを入ったら1歩で目の前にシャワーとトイレ、ドアから2歩左に歩けばベッドがある。他には何もない。

エアコンはついており(香港の夏は非常に暑い)、一泊3500円の割には充実した設備ということができるだろう。

 

シャワーの水量が少なかったが、気にせず就寝。3日目へ。

 

【3日目】

夕方まで仕事ごっこ

15時ごろから旺角(モンコック)→新世紀広場(ギンザシックスみたいなの)→一点心。

 

f:id:yskxt:20181224231230j:plain



f:id:yskxt:20181224231234j:plain


なんとなく香港らしいから写真を撮りました。

特に見ようと思っていたのがなかったので、夜の市場をふらつく。

バレンシアガのパチもののキャップとか売ってた。

 

デパートの方へ行くと、結構にぎわっていて、フードコートをぶらついてみる。

f:id:yskxt:20181224233238j:plain

8番ラーメン

野菜ラーメンのバター風味がおススメですね

 

f:id:yskxt:20181224231240j:plain

もう普通に日本語の広告があったりする。

雰囲気で読むんでしょうね?

 

他にもいろいろ見て周りましたが、店の中で写真撮る度胸はなく…

値段は全体的に日本より高いような気がしました。

 

そのあとは適当に調べておいた点心へ。

 

f:id:yskxt:20181224233525j:plain

このナンバーは大丈夫なのか?

 

f:id:yskxt:20181224233654j:plain適当に頼みましたがまあまあ望んでいたものが出てきました。

粉モンが多いからすぐお腹いっぱいになるし、好き放題食べても2000円くらいで収まりました、

 

飯食った後は宿のある九龍へ戻る。

近くにあるヴィクトリアハーバーへ。

 

f:id:yskxt:20181224233820j:plain

 

f:id:yskxt:20181224233927j:plain

f:id:yskxt:20181224234024j:plain

f:id:yskxt:20181224234039j:plain

今回の旅行で一番香港らしい観光スポットでした。

 

話は変わりますが、僕ニューロマンサーが好きなんですよね。

香港へ行かれる方は、ぜひ一度読んでから行ってみてください。

この景色を見られただけでも来た価値はありましたね。

 

 

そのあとはチョンキンマンションへ戻りましたが、1日目にはなかったゲロの臭いが。

換気扇なのかエアコンなのかわからないけれど、吸気口の方に問題があるらしい。

 

なるべく気にしないようにして就寝。

4日目はマカオへ。

香港旅行(3泊4日) 1-2日目

連休を利用して香港を旅行してきました。

 

今回香港へ行こうと思った理由が2つあって、一つは皆がそろって「東京よりも都会」という香港がどれほどの都会なのか確かめたかったから、二つ目は自分が仕事で関わっている国際色豊かな香港がどれほどのものか確かめたかったから。

 

【1日目】

昼過ぎに家を出て、18時頃のフライトで香港へ。

 

フライトの所要時間は4時間ほど。

航空会社は香港エクスプレスで、これまで使ってきたANAカタールエアラインと比べて不安になるほどちゃちな椅子に座り、頑張って寝て過ごした。

モニターはついていなくて、映画など見ることはできなかった。

また、機内食はなし、飲み物も有料で日本でいうところのLCCに当たるのだろうと想像した。

 

 

空港に着いたら22時で、この日は空港に泊まることにしていた。

 

予め調べておいた情報で、入国ゲートをくぐる前のターミナルに沐浴室がありそこでシャワーが浴びられるとのことだったので、しばらく歩いて探し、シャワーを浴びる。

荷物を預けていなかったので、受け取りを気にせず落ち着いて過ごすことができた。

 

そのままターミナルのセブンイレブンで豚の角煮が乗った弁当を買い、店員に温め時間を聞いて温めるもどう考えても1000Wで3分は長く、途中で取り出してベンチに座って食べる。骨が取り除かれずに入っていて、危うくかみ砕くところだった。

 

腹も膨れたところで寝場所を探すが、入国ゲートをくぐる前の場所だと清掃の人や検疫の人がおり、またベンチ2つごとに腕賭けがあって体を寝かすことができない。

 

なので一度出国ゲートをくぐり、外へ。

前回の旅行で使ったユーロを(手数料が勿体なかったので)日本円にせず持っていたのを香港ドルに換える。同じ店で3GB分使えるプリペイドのシムカードを買う。店員さんが親切な女性で、VPN設定などすべてしてくれた。

 

セブンイレブンで500mlのタイガービールを買い、グッと飲み干してから1階のベンチで寝る。時間は23時過ぎ。盗難が怖いので、貴重品はウエストポーチに入れて胸に抱き、鞄を枕代わりにして寝た。

意外と快適に寝ることができた。

 

 

【2日目】

朝起きると隣のベンチで日本人の女性が寝ていた。

度胸あるし知り合いかなと思って顔を覗くも知らない人で(失礼 )、とりあえず

持ってきていた顔拭きシートで自分の顔を拭いてから市街地へ。

 

空港から市街地まで特急みたいなのに載らなければならず、地下鉄乗り放題チケットの適用外だった。とりあえず九龍まで乗る。

市街地に着くも時間はまだ6時、しまった空港でもう少しのんびりしておくべきだったかなと思いながらぶらぶら。ほとんどの店が開いていない。

 有名な観光地のネイザンロードも夜がメインで、朝歩いても市場すらやっていない。

 

f:id:yskxt:20180917184939j:plain

↑不思議なビル

 

仕方ないので路上で時間をつぶし、検索して出てきた7時開店の適当なお粥屋に入る。

 メニューを見ても何となくしかわからないので、脂なんちゃらと書かれているお粥を頼む。

牛肉のお粥だったようだが、お粥に脂が合わないということを強く実感した…

 

11時に飲茶へ行く約束をしていたのでそれまで市街地をぶらぶら。

公園にはフラミンゴが

f:id:yskxt:20180917184416j:plain

 

K11という少し高級なショッピングモールでWifiを使いながら、Y-3やNorth Faceを覗いて時間をつぶす。

Y-3の品揃えは日本と比べて断然香港の方が良く、しかしながら値段は相変わらず高かった。North Faceも覗いてみるが、写真家の写真がプリントされたTシャツが15,000円程で、全く手が届かない…

 

そんなことをしている間に待ち合わせの時間になり、合流して飲茶へ。

 

f:id:yskxt:20180917184902j:plain

左側の銀のポットにお茶が入っている。

最初のお茶は薄いので、そのお湯で箸と器を洗うのだそうだ。

ちゃんと洗ったお湯を受ける器があるらしいのだが、こちらの机にはなく、店員に頼むも持ってきてくれなかった(ほかの机にはおいてある)。

仕方ないので余っている器を受け皿に、箸を洗う。なぜきれいなはずの箸をわざわざ洗う必要があるのか、日本人にはなかなか理解しがたい行動だが郷に入れば郷に従う。

 

写真に写っている左側手前のハチノス、 左奥の鳥の脚、右手前の軟骨の炒め物、全ておいしかった。一緒に食べていた友人曰く、香港は蒸すという調理方法が日本と比べてメジャーだという。確かに、ハチノスも鶏の脚も小籠包もすべて蒸してある。うまみが凝縮されておりゼラチ質の肉が美味い。

 

飲茶は二人でお腹一杯食べて3,000円程だった。安い。

 

昼からは香港島へ行こうとのことで、九龍島の南端にあるフェリー乗り場からフェリーに乗る。

 

香港なのになぜかそごうがあった。

f:id:yskxt:20180917185613j:plain

 

香港島の山へリフトで登るかどうか、という話をしていたが、この日は雨が降ったり止んだりの天気だった。

山頂は"The Peak"というらしく、安直すぎるネーミングが気に入った。

下の写真で奥にぼんやりと見える山の頂上がThe Peakだ。

f:id:yskxt:20180917185636j:plain

この写真は九龍島の南端(夜になるとライトアップがあってキレイだとどの観光サイトにも書いてあるが、実際は大したことない)から香港島を眺めた写真になる。

手前に見えるビルは金融関係の建物がほとんどで、外資系が多いという。

山の方に住んでいるのは金持ちで、取締役とかそういう身分の方々が土地を買っているという。

 

 

イギリス植民地時代の時計台。もともとは電車の終点駅だったそうだ。 

f:id:yskxt:20180917190355j:plain

 

 

さて、香港島へ渡ってきて一番に目に着いたのは建物の足場だ。

なんと竹でできている。

f:id:yskxt:20180917190454j:plain

 

こんな高さのビルでも足場は全て竹である。

香港の人間は何を考えているのか…

f:id:yskxt:20180917190408j:plain

 

 香港島には世界一長いエスカレーターがあり、港からThe Peakのリフト乗り場まで続いているという。

もちろん途中で何度か降りることになるが、そのエスカレーターで島を登っていく。

途中途中にパブや喫茶店オープンカフェを開いており、オシャレな雰囲気だった。

 

f:id:yskxt:20180917190827j:plain

 

 

途中まではThe Peakまで行こうと考えていたが、天気も悪いので、途中でやめて坂を下りながら刊行することにした。

 

どこの国のかわからないが寺に立ち寄ると、派手に線香を焚きまくっていて煙たかった。

上に大量の線香が吊ってあり燃え続けている。

f:id:yskxt:20180917190844j:plain

 

f:id:yskxt:20180917191031j:plain

なんと、仏前には電飾でピカピカ光る飾りが回り続けている。

なんとも派手だが、アジア系のこういう雰囲気も悪くはない。

↓手前でも燃えているのも線香

f:id:yskxt:20180917191133j:plain

 

カメラを見返すとほとんど写真が残っていなかったのだが、骨董市を冷やかしながらブラブラし、坂を下って上環駅から地下鉄で九龍へ戻った。

そのあとは少し仕事に関係する店を見て回り、18時から別の人と約束をしていたのでそちらへ。

Mui Kee Cookfood Stallという店で青島麦酒を飲みながら青菜の炒め物や鶏の丸焼き、焼きそばを食べた。全て美味い。しかしながら写真が1枚も残っていない。

 

2軒目でドリアンのシャーベットを食べに行く。

ものすごく臭いが食べられないほどではなく、まあ味は美味いのだが、他の人がいうようにクセになるほどではない。何度か食べるうちにはまっていくのだろうか…?

 

ドリアンは甘い芋のような味だが、明らかに食べてはいけない何かの匂いがした。

f:id:yskxt:20180917191859j:plain

 

3軒目でシーバスを飲みながら水煙草を。

男同士で仕事の話とか恋愛の話を。

f:id:yskxt:20180917192411j:plain

 

 

この日はチョンキンマンション(重慶大廈)に入っているホテルに泊まった。

知らなかったのだが、香港人ですら近寄らないという胡散臭い建物だったようで…

 

 

続く

 

 

存在の耐えられない軽さ

『存在の耐えられない軽さ』はチェコスロバキアの作家クンデラの著作である。

本の内容について説明されている記事は他のウェブサイトにいくらでもあるし、何ならこの本を直接読んでもらった方がいいだろう。

 

しかし、この本はいくつかのテーマが恋愛小説という形式の中に閉じ込められており、その中から何を重要だと思うかは読者次第である。

そうなると、私がこの本を読んで重要だと感じたこと、それを抜き出して書いてみることにはきっと意味がある。

 

私が読み始めて最初に衝撃を受けたのはその章構成である。

 

第一部 軽さと重さ

第二部 心と身体

第三部 理解されなかったことば

第四部 心と身体

第五部 軽さと重さ

第六部 大行進

第七部 カレーニンの微笑

 

見てみると、第一部と第二部のタイトルが第四部と第五部に改めて登場する。

結局、登場人物のトマーシュに軽さと重さ、テレザに心と身体という章が振り分けられているだけなのだが、この整った体裁を見た瞬間に、作者の美意識が感じ取れた。

 

本の全体的な構成としては、トマーシュとテレザの恋愛に対する心情を描いたメインのストーリーに、トマーシュの浮気相手であるサビナのストーリーを加えた形になっている。

Einmal ist Keinmalという言葉を呟きながら様々な女性と浮気を続けるトマーシュと、初心なテレザの恋愛。両名に割り当てられた章ごとに各々の心情を描くというのは、とても新鮮な試みに思えた。

(Einmal ist Keinmalが何を表しているのかはぜひ自分で読んで確かめてほしい)

 

『高い城の男』のあとがきでディックが語っていた、普通の何ともない登場人物が勇気を奮い起した行動に小説の良さがある、その言葉に私は深く共感する。しかし、その行動のために小説一冊を使うのは、いささかか冗長になりがちだとも思う。

 

存在の耐えられない軽さの中では、トマーシュとテレザがそれぞれ葛藤しながらも自問しながら自分の気持ちを確認し、勇気を出して行動するシーンがある。それだけで小説は成り立つのだ。しかし、それで終わらないのがこの本の名作たる所以がある。

 

トマーシュの浮気相手、サビナの章で展開されるのは、全体主義に対する抵抗である。第六部の章タイトルになっている大行進とは、現行政治に反対する市民のパレードのことだ。サビナは大行進をキッチュなものとして定義する。

 

キッチュという言葉自体、あまり普段の生活では耳にしないものだが、調べてみるとケバケバしさを取り入れたファッションの記事が出てくる。本書で語られるキッチュとは俗悪さとしていくらか例が挙げられている。

 

私なりに解釈するならば、生成りの服を派手な色の服と一緒に洗濯したときに色移りするような、わかりやすいイデオロギーに影響されやすい人間の本質というか、勧善懲悪というわかりやすいテーマに落とし込まれやすい物語というか、そういう俗っぽさに影響されることだと思う。

 

ウクライナの不正選挙に市民が反対し再選挙が行われたオレンジ革命を、裏でロシアとアメリカがどちらの立てた候補者を当選させるかの戦いだったという意見もあるが(調べてみると一連の政権交代の行動を色革命というらしい)、そこには個人の意見なんてものはほとんど存在せず、全体主義的なイデオロギーと大行進だけがある。

 

キッチュなもの、大行進、全体主義、、、人間はそういうものに染まりやすいものだという。ただし、キッチュなものに染まるということは、存在の耐えられない軽さを引き起こす。

伊藤計劃の著作『ハーモニー』を読んだ方ならわかるだろうが、最後に訪れるユートピアに人間個々の重さなんてものはない。キッチュに染まり切った人間の軽さは、空気と何ら変わりがない。

 

そういう軽さへの抵抗が、流行・サブカルに表れるのだと思う。今ではサブカルキッチュなものに堕ちてきているよにうに感じるが…

流行それ自体はキッチュさの表れのようにも見えるが、私は逆だと思う。むしろキッチュさというのは、ユニクロを着る人間はファッショナブルじゃないとか、流行に乗る人間は何もわかっていないとか、そういう俗な思考に何も考えずに乗っかっている人間の方だと思う(何も考えずに乗っかっている場合だけがキッチュで、自分なりの意見としてそれに共感するのはキッチュではない)。

 

キッチュさに抵抗する手がかりとして私が大切にしたいと思うのは、自分なりの感性と自分なりの思考である。

 

感性の面に関しては、一般的に美しいと言われるものを自分で見てどう感じるかを常に自分に問いかけること、また一般に醜いと思われているものを見た場合も同様に、初めて見るものに対しては先入観を持たないこと。

自分の中で評価したものに対してこだわること、それを人に強要しない限り自由であるし、ある意味神の視点を持って生きることでもある。

(芸術など、見る人によって価値の変わるものに、誰も評価や値付けをしていなければ、それは自分の感性によって評価されても何ら不当ではないし、その世界においては自分が絶対である、という意味での神の視点)

 

さて、そんなキッチュさへの抵抗を徹底したサビナの人生は幸福なものだったのかというと、本書を読む限りそうは描かれていない。しかし、私はたとえ不幸だったとしても、自分の考えにある程度こだわり、その結果後悔したとしても、幸福だと思う。

なぜなら、それが生きるということだし、自分が自分でいるという証明であるからだ。

寺山修二的な、幸福を追い求める気持ちを持ち、それを自分の意思で推し進めていくこと自体が幸福の在り方だと私は考えている。

 

 

存在の耐えられない軽さ (集英社文庫)

存在の耐えられない軽さ (集英社文庫)

 

 

 

ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

 

 

 

幸福論 (角川文庫)

幸福論 (角川文庫)

 

 

 

高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)

高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)

 

 

シェア論-1

人はもっと多くの物をシェアすべきなのではないか。

僕がそう思ったきっかけは梅田のルクアにある蔦屋書店で本を読んでいた時だった、

ここの蔦屋書店は開店時間の遅い店の多い梅田で早朝から開いており、スターバックスが併設され、たくさんの椅子やソファが間接照明で優しく照らされる空間に並んでいる。ここでは書店に並んでいる本をカフェスペースに持ち込んで自由に読むことができるのだ。まだ新しく、やわらかい絨毯を踏む感覚が心地よい。

昨日、僕は福井県にある家から220㎞程自転車に乗り、大阪へ来ていた。それは充実した休日を過ごすためであり、その目的の半分ほどは早起きしててスターバックスの深煎りで苦みの強めなコーヒーで眠気を覚ましながら本を読むことにあった。バカらしい話だが、僕は家を出て遠く離れた大阪で室内に引きこもっていたのである。

僕が家の中で引きこもらない理由はよりリラックスできる空間で過ごしたいからである。これでも一応、家の中で快適に過ごせるようにソファを買ってみたり、プジョーのコーヒーミルを買ってみたり、家の証明を暖色に替えたりした。だがそれでもルクアの蔦屋書店には適わないのである。やはり、金のかかった空間は過ごしやすいのだ。

 

人口は減少傾向にあるが、戸建ての家は増加傾向にあるという。僕は家を建てることを悪手だと考えている。理由は3つある。一つは今後ドーナツ化現象が起きるにつれ、一部の都心部を除き地価は下がるだろうから。2つ目は転勤の際にすぐ手放すことができないから。3つ目は天災へのリスクだ。所有物を増やすと失うリスクが高くなる。車が欲しいと思っていた時期もあったが、いきなり転勤で東京へ行くことになるかもしれないし、保険は年に10万円、税金は年3万円かかるし、ガソリン代は高いし、僕は車を維持するためにはたらいているのではないのだ。なくても生活できるならば持たない方がいい。郊外に部屋を借り、会社へは電車か自転車で通勤し、休日に都心へ出かけて喫茶店でのんびりと過ごす生活が僕にとっての理想なのだ。

 

少子高齢化を防ぐ手段はシェアだと思う。というのも、人ひとりが暮らすためにかかる費用が高くなりすぎたのだ。子供を何人持つかと考えたとき一番に頭に浮かぶのは家のローンや古くなった車、子供の教育費、学費などだろう。核家族化が進んでしまってこれらの費用が当たり前のように受け入れられるようになっているが、親と暮らしていれば家はリフォームすれば建てずに済むし、車も必要な時に借りればいい、あとは子供が私立大学へ進学することだけを防げばいいだけである。高校の無償化なんて言っている場合ではない。それどころではないのだ。

 

何がシェアできるだろうか。

まず、家を持つ必要はない。僕なら代わりに、キャンプ用品をそろえるだろう。休日はそれをもって出かけ、木洩れ日の差す川辺でヘリノックスの椅子に座りながら本を読むのだ。浮いたお金で何ができるかを考えれば幸せな気分になれる。

どこに住むのか。家族と暮らしても家族と一緒に住むのが嫌ならば、ゲストハウスのようなシェアハウスに住めばいい。家具はなるべく共有してしまい、持ち物は最低限にする。一番こういった形の住み方を導入できそうだと個人的に思っているのが老人ホームだ。ホテルのような部屋で、お金を払えば安く料理を頼めるような。昼間はスポーツや読書、麻雀をして楽しく暮らす。引きこもって孤独死するよりはだいぶましな過ごし方だと思う。

 

家をシェアすれば家具を持たなくて良い。特に一時的に一人暮らしをするならば、いろいろ揃える手間とお金も、一人暮らしが終わってから家具を処分する手間もなくなる。電気ガス水道も一括にしてしまえば、高い基本料金を払わなくて済む。家全体にWiFiを飛ばせば、毎月5,000円近い大金を払わなくて済む。特に通信費なんてバカらしいと思うし、毎月携帯に8,000円+光回線に5,000円なんてどうして払わなければいけないんだ?僕はもう5年も、携帯を2台持ちして月2,000円で運用している。WiFiはスタバかコンビニで借りる。

共同のリビングには広い窓があり、その手前にはスタンドのような少し高めの机とシンプルな椅子が並んでいる。僕は隣のキッチンでコーヒーを淹れ、それを飲みながら書き物をしているところだ。後ろには畳のスペースがあり、オーディオ好き買ってきた

スピーカーから静かな音楽が流れている。右側には本棚が並んでいて、これまで暮らしていた人が好きに置いていった本がたくさん並んでいる。僕もたまにそこから漫画を持ち出して読む。

 

こうした生活を提案すると、家電が売れなくなる、消費が落ち込む、と考える人もいるかもしれない。だが、一人暮らしのその場しのぎの家具なんて、買ってもハイアールかリサイクルショップのリユース品である。国産のバカ高い電化製品が売れるわけがない。そんなことよりも、浮いたお金をもっと趣味や旅行に使った方が有意義だし、国内の消費も盛り上がるのではないだろうか?

ご飯の出る寮みたいなシェアハウスならば、料理の時間を他のことに使えるし、掃除するのが自分の部屋だけで済めばその時間も浮くし、安いシェアハウスならばその分外食すればいい。その方が余暇にお金を使う傾向になるのではないか。

 

そんなわけで、僕の理想の生活はシェアハウスに月3万円(光熱費・WiFi付)に住み、家具を買わず、趣味の自転車や服にお金を使い、週末はどこかへ出かけて喫茶店で本でも読むような暮らし方だ。別に全てを所有しなくてもいい。どこかにリラックスして過ごせる空間があればいい。こういう暮らしを試みる人が増えれば、街にはもっと過ごしやすい空間が増えて、僕も過ごしやすくなるだろう。

アウトドアウェアミックスのススメ

春が来ても寒い日が続き、あっという間に夏になる。

秋が来ても過ごしやすい間はあっという間で、すぐに寒くなる。

 

日本には四季があると言え、春と秋の存在感は薄く、二季しかないのでは?と思うことも少なくない。

 

そんな暑さと寒さが極端な土地で、快適な服を着るというのは生活の質を上げるのにプラスにはたらく。

 

少し前からスポーツミックスやアウトドアミックスなスタイル(スポーツウェアやアウトドアウェアの要素を取り入れた服を着ること) は、そんな気候で暮らす私たちにピッタリなのではないだろうか。

 

そういう流れを汲んで、最近のアウトドアウェアではいくらかカジュアルに寄せたような服も出てきている。

今回はそういうアウトドアミックスな服の着こなしについて紹介したい。

 

 

気温の変わりやすい山で行動するための服は、重ね着が基本である。

普段の日常生活でも、昼と夜、建物の中か外化でだいぶ気温は変わってくる。

そういった気温の変化に対応するための重ね着である。

 

重ね着の基本は ①ベースレイヤー(下着)②ミドルレイヤー③アウターだ。

一つずつ見ていこう。

 

①ベースレイヤー

要するに下着である。

汗冷えしないため、汗の乾きやすい化学繊維を使ったものが基本となる。

 

有名どころでいうとユニクロヒートテック、Mont-Bellのジオラインがある。

 

 

(モンベル)mont-bell ジオラインL.W.ラウンドネックシャツ Men's 1107486 BK ブラック S

 

繊維は身体から出た水蒸気を吸うことで発熱する。

水を吸いやすいレーヨンを混ぜることで発熱性能を上げたのがユニクロヒートテックだ。

 

一方、特殊な化学繊維を糸を使うことで吸湿速乾性を高め、保温性の高い編み方をしたものがジオラインになる。 

化学繊維は(油が水をはじくように)吸水性を持たないので、乾きやすい。

一方で、発熱性は高いが吸湿性も高いヒートテックは一度濡れると乾きにくい。

 

 汗冷えのリスクがあるため、山へいく人にヒートテックは評判が悪い。

実際ヒートテックを着て運動をすると暑すぎて汗をかく。

ただ街着で使うのには全く問題ない。

 

最近ではメリノウールを使った高機能インナーも出てきている。

(モンベル)mont-bell スーパーメリノウールM.W.ラウンドネックシャツ Men's 1107235 BK ブラック XL

 

ウールは発熱する繊維だ。

なおかつ、乾燥しているときには繊維が吸湿し、湿潤な時には吸湿しないという特性を持つため、汗を一定以上に吸わない。

なおかつ、繊維事態に嵩があり、暖かい空気を逃がさない。

このように、発熱性+透湿性を持つウールはヒートテックと化繊インナーのいいとこどりができるというわけだ。

 

 

(ちなみに、衣類に使われるのはすべてメリノ種なので、メリノウール=高級なウールという認識は誤っている)

 

上記の通り、ウールを使ったインナーは高機能だが、一つデメリットがある。

他のインナーと比べると高く、耐久性が低いのだ。

 

洗ったセーターが縮むように、ウールは使っていくうちに目が詰まってしまい、縮んでしまう。

また、他の繊維と混ぜたものは毛玉が起きやすい。

高価なウールのインナーを常用するのは避けて、ここぞという時だけにしておこう。

 

 

私はヒートテックを普段着、ジオラインを自転車用に、それに加えてPatagoniaの高級インナー、キャプリーンをここぞという時だけに使う。

(パタゴニア)patagonia M's Cap MW Zip Neck 44445  BLK XS

 

 

②ミッドレイヤー

一番の悩みどころで、センスが試されるポイントである。

 

・スウェットジャージ

フードがついているとアウターと干渉するので、上に何か着るならフードがついていない方がいい。

 

ヘビーウェイトな生地が好みならCamber

個人的にはCampionより断然生地感が好み。

 

キャンバー【CAMBER】Tシャツ 長袖 8oz Max T-Shirt Lサイズ

 

ちょっと高いけど高品質な、ColdwinのMXP

(エムエックスピー)MXP MENS LUXCELL WARM 光電子 ロングスリーブクルーネックシャツ(BK-ブラック、XL)

 

お手頃価格で米軍御用達、Hemingway Apparelのサーマル。

(ヘミングウェイ アパレル) HEMINGWAY APPAREL『ECW THERMAL SHIRTS』 (Natural, M)

 

 

・シャツ

キレイ目に着るならシャツを。

ただ、インナー+シャツだと少し寒く、インナー+セーターだと少し暑いような…

 

最近よく目にするようになったIndivisualized shirts 

(インディビジュアライズドシャツ) INDIVIDUALIZED SHIRTS『VINTAGE DENIM』(BLUE) (15h, BLUE)

Northface standardのシャツ

(ザ・ノース・フェイス)THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ロングスリーブインヨーシャツ NR61702 CM コズミックブルー L

 

アークテリクスのシャツ

ARC`TERYX(アークテリクス) グライソン シャツ LS Gryson LS Shirt Mens 16898 Autobahn Aspen M

 

Taylor Stitch

Taylor Stitch Shop | Huckberry

 

 

 ・ベスト

体幹を冷やさないために、シャツの上からどうぞ。

 

定番のレトロシリーズ

 

 

(パタゴニア)patagonia M's Better Sweater Vest 25881  CNY M

 

スマートなナノエア

 

patagonia(パタゴニア) メンズ・ナノ・パフ・ベスト Ms Nano Puff Vest 84242 NPTR S

 

 Mont-Bell

(モンベル)mont-bell シャミースベスト Men's 1104985 NV ネイビー M

・フリース

水を吸わず保温性があるのでアウトドアの定番ですね。

 

PatagoniaのR2

 

(パタゴニア)patagonia M's R2 Jkt 25138  BLK S

 

安価で厚すぎない、North Faceマウンテンバーサ

(ノースフェイス)THE NORTH FACE マウンテン バーサ マイクロ ジャケット(メンズ/フリース) Mountain Versa Micro Jacket NL21404 ジャケット S K nl21404-K-S

 

 

 

 ③アウター

 

 

・マウンテンパーカー

山へ行くなら防水のウェア一択ですね。

 

アークテリクスの定番モデルBeta SL

ミドル丈で軽量なので秋から春まで3シーズン使えます。

 

ARCTERYX(アークテリクス) ベータSLジャケットメンズ ノクターン S

アークテリクス ARC'TERYX ベータ エス エル ジャケットメンズ BETA SL Jacket arc-5806-cinnabar-l [並行輸入品]

 

Gore-Tex Proを使用したアークテリクスの高級モデルBeta AR

(アークテリクス) Arc'teryx Beta AR Jacket - Men'sメンズ バックパック リュック Midnighthawk [並行輸入品]

 

どのブランドの物を買っても3万円くらいするので、吟味していいものを買いたいですね。

 

 

安いのならPatagoniaのトレントシェル

(パタゴニア)patagonia メンズ トレントシェル ジャケット 83802 Glades Green GLDG M

 

若しくはMont-Bellのサンダーパス

(モンベル)mont-bell サンダーパス ジャケット Men's 1128344 EG/PG エバーグリーン/プライムグリーン XL

 

 

 

 

 

・シャカシャカ

防水とまではいかないけれど、撥水加工のされた防風ジャケット。

防風ってだけでだいぶ暖かく、防水シェルより生地が柔らかいので自然に着られます。

 

Milletのビオナセジャケットが一押しです。

 

(ミレー)Millet ビオナセ ストレッチ ジャケット MIV01537 0247 BLACK - NOIR, U M

 

North Faceも似たのを出してますが、Milletの方が安いです。

(ザ・ノース・フェイス)THE NORTH FACE エボリューションジャケット NP21740 K ブラック M

 

高価格帯の揃うアークテリクスで比較的お手頃なスコーミッシュ

ARCTERYX(アークテリクス) スコーミッシュフーディ男性用 13647 ブラック M

 

 

・ダウン

水には弱いので山ではフリースが主力ですが、保温性は最強です。

 

デサントの高級ライン、オルテラインの水沢ダウン

水沢ダウン(ミズサワダウン) / TRANSFORM 2 in 1 JACKET / (水沢 ミズサワダウン トランスフォーム ジャケット) S ブラック

 

North Face×Supreme

SUPREME シュプリーム ×THE NORTH FACE 17AW Mountain Baltoro Jacket バルトロジャケット 白青 L 並行輸入品

 

大人気、Patagoniaのナノエアシリーズ 

(パタゴニア)patagonia M's Hi-Loft Down Hoody 84902  BLK S

 

シュラフメーカーNangaのダウン。

着る毛布みたいなものですね

(アーバンリサーチ ドアーズ)URBAN RESEARCH DOORS NANGA×DOORS Aurora DR77-17N001 36 Khaki

 

 

・フリース

厚手なフリースはアウターにしてしまいましょう。

 

Milletのグリズリー

(ミレー)MILLET GRIZZLY JKT MIV4026 0505 NOIR/NOIR M

 

ヘリーハンセン

HELLY HANSEN ヘリーハンセン ファイバーパイルジャケット メンズ ネイビー XL【HE51758N】

 

以上、ご参考になれば幸いです。